今年の端午節はハノイを経由してラオカイ、バックハー、サパなどベトナム北部への観光に出ると決めていたのだが、ここにきて南シナ海を巡って中越間の関係がきなくさくなってきた。ラオカイは中国は雲南省河口市と国境を接する要衝。中越間での領土帰属問題がある南シナ海の西沙諸島近海において中国海洋石油が大規模な石油掘削を発表したのを契機に中越対立が先鋭化、今なお両国の緊張関係が続いているとの報道が連日紙面を賑わしているが、ラオカイ-河口の国境は大丈夫なのだろうか。ベトナム人が中国からベトナムに戻る際に、西沙諸島が中国領であることを示す地図への署名を強制されているとか、ボーダーによっては第三国人の受け入れが禁じられているなんていうおどろおどろしい噂も飛び交っているが…
既に旅程を組んでしまっている以上キャンセルはしたくないので、とりあえず行ってみることに。まさか『西沙諸島が中国領である』と記された書類への署名など求められたり、熱烈愛国者集団による暴動に巻き込まれたりしたら…さぁ果たしてどうなることか。
6月31日(土):17:30香港発-18:35ハノイ着⇒ハノイB鉄道駅へ移動⇒21:10寝台特急でラオカイへ
7月1日(日):06:00ラオカイ着⇒バックハー日曜市場⇒中国へと陸路国境越え⇒雲南省河口市探索⇒戻り⇒ラオカイThien Hai Hotel泊
7月2日(月):06:00サパへ移動⇒トレッキング サパPanorama Hotel泊
7月3日(火):トレッキング⇒18:00発バスでハノイへ
7月4日(水):06:00ハノイ着⇒午後客先との打ち合わせ
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6月1日追記
1979年には中越戦争の戦場となったラオカイだが、ラオカイ⇔河口のイミグレは至って正常。イミグレ周辺にもピリピリムードはなく、すんなりと出国・入国できました。デモなども行われておらず、変な書類に署名を求められると言ったこともなかったです。
ただ、ラオカイも河口も寂びれた小都市なので、予想以上にやることが無い…折角なのでとラオカイで一泊する計画を組んでみたのだが、街は活気も無く見ごたえも無いので、20:00にして既に手持無沙汰。ホテル横の食堂で飯食ってビール飲んで大人しく帰ってきました。ラオカイはサパへの経由地だけあって物売りが観光客擦れしているというか、態度がいけ好かない。道端で声をかけられてNo Thank youと返すと舌打ちしてベトナム語で文句言うわ、買ったら買ったで高確率で釣り銭をごまかそうとするし…明日は朝一のバスでこの街から抜け出してサパへと向かいます。
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バイクでの勧誘もあるんですね(笑)
やはり鉄道駅からバスが出ているんですね。
実際に行った方から聞けて安心しました。
ありがとうございます!
匿名様(you様?)
参考になれば幸いです。サパはベトナムらしからぬ良いところですよー。どうぞお気を付けて行ってらっしゃいませ!