政治臭の強い歴史博物館&革命博物館

ホアンキエム湖から南東へ少しいったところにある歴史博物館。フランス領事館の跡地で、1874年にハノイで初めてフランスに割譲されたとされる屈辱の地に建っています。建物自体はフランス極東研究所の博物館として1932年に完成されたそうで、大変な歴史を誇る建築物のようです。

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インドシナ建築様式と呼ばれる東洋と西洋の様式が混じり合った独特の建物で、外装や窓枠はアールデコ調の装飾が施されいる。一見、パステルカラーが印象的で西洋色が強い印象を受けるが、メインホールや窓は東洋の宇宙観「八卦」を表す八角形になっている他、軒下の何層もの梁と桁も日本やベトナムによく見られる寺院の木造建築を鉄筋コンクリートで再現することで東洋的な雰囲気も多分に醸し出されている。勿論、実用面でも一流の造りになっているようで、暑く湿気の多いハノイの気候に耐え抜けるよう工夫が施されていて、窓を多く設置し、庇を二重にしてその間に空気孔を作ることで、暑い日差しを遮りつつ採光と風通しの問題をクリアしている。

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建物の中に入ると、広々とした吹き抜けのエントランスが広がり、一階部分には旧石器時代から1400年頃までの展示品が、二階部分には1400~1945年までの展示物が収められています。それぞれの時代の物が順路に沿って年代順に展示されてるので分かりやすい。

ひだり みぎ

ひだり みぎ

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儀式などに用いられたドンソン銅鑼やベトナム最古といわれる阿弥陀像仏像、チャンパ朝時代の遺産である造られたビシュヌ神像・シヴァ神像・ガルーダ像、グエン朝時代の螺鈿細工や宮廷用に造られた七宝焼きの調度品などの文化財が並ぶ。

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こちらは見事な造りの千手千眼観音像。恵まれた手と目の数と平凡すぎるほどのギャップがシュールで見ていて何だかニヤけてしまう。

続いて歴史博物館から道を挟んだ隣にある革命博物館へと移動。2012年4月より歴史博物館別館と改名されたそうで、歴史博物館は先史時代から近世まで、歴史博物館別館は革命闘争が繰り広げられた近現代史に関連した展示をするという棲み分けになっています。
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ベトナム人民の革命と闘争の歴史が詰まった歴史博物館別館も歴史博物館同様のクリーム色をした建物で、フランス統治時代には税務署として使われていたそうです。木々の緑と建物の黄色のコントラストが鮮やかで、内部の展示物の重苦しい内容とは違った落ち着いた雰囲気の建物だ。

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見学は2階⇒1階の順序で見て回る造りになっていて、2階は19世紀後半のフランスの侵略抗争から始まり、1945年の八月革命を経てフランス撤退に至るまでの抗仏レジスタンス活動を、1階では1950年代後半からの抗米戦争~南北統一独立運動~近代の発展までに関する資料や写真、武器や勲章などが誇らしげに展示されています。革命家たちに関する資料も多く、指名手配書や逮捕状、彼らの愛用した武器、生前の写真や処刑時の様子なども詳しく紹介されていて、結構生々しい展示内容も豊富である。

ひだり みぎ

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全体的には革命のために戦った末端の兵士や一般の人びとの勇気や行動を讃え、ベトナム万歳!!的な内容になっていて、社会主義国家の強烈な政治臭のする展示内容に違和感を覚えてしまうかもしれないが、これはこれで見応えがある。願わくばもっとじっくりと見学をしたかったのだが、時間が圧しているので足早に次の目的地へと移動することに。


歴史博物館
住所:1 Trang Tien, Hoan Kiem District
電話: (+84-4) 38253518
時間:08:00-11:30/ 13:30-16:30
定休日:月、テト休み
料金:VND 20,000
革命博物館(歴史博物館別館)
住所:216 Tran Quang Khai, Hoan Kiem District
電話: (+84-4) 38254151
時間:08:00-11:30/ 13:30-16:30
定休日:月、テト休み
料金:VND 10,000

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