バックパッカーの聖地・カオサン通り周辺そぞろ歩き

数々の旅行本にて『バックパッカーの聖地』と喧伝されているカオサン通り。実際にこの目で確かめるべく、チャオプラヤー・エクスプレスで向かってみることに。

先ずはBTSに乗り、サパーンタクシン駅を目指す。駅の2番の出口を降りた先がサトーンピアという船着場。そこからチャオプラヤー・エクスプレスに乗ってPhra Artit Pier(プラ・アーティット・ピアー)で下船し、約5分歩くとカオサンに到着です。
ひだり みぎ
プラ・アーティット船着き場で下船すると、世界各国の国旗が吊らされた細道を抜ける。只でさえ極狭な道の両サイドは土産物で覆い尽くされ、道往く旅行客は肩をぶつけながら歩く。バックパッカーの聖地というよりも観光地臭が強く漂う。

ひだり みぎ
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少し広い大通りに出ると、白人観光客で賑わうオープンエアーのバーや青空マッサージ店、各種ゲストハウスや旅行代理店等が所狭しと並んでいる。ここら界隈ではバックパッカー向けの中長期滞在型ゲストハウスから中級ホテルまで100軒以上の宿泊施設が密集し、バジェット旅行者向けの一大ドヤ街を形成している。宿泊費は最安値でエアコン無しシングル100バーツ~、エアコン有りシングル250バーツ~だそうだ。ドミトリーであればもっと安いだろう。

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流石、世界各国のバックパッカーが旅の拠点として住み着くだけあって、タイ国内外への観光手配やビザサービスの店が目立ちます。

プーケットまで800バーツ(18:00発11:00着)、チャンマイまで600バーツ(18:00発06:00着)、パタヤまで350バーツ(1日4便)、シェムリアップまで250バーツ(07:30発18:00着)、プノンペンまで950バーツ(07:30発20:00着)などなど。放浪の旅への意欲が駆り立てられます。


逞しいオバサンの二の腕で炒められるタイ風焼きそばのパッタイは20バーツから。

注文すると炒めあげの麺をプラスチックケースに詰めてもらい、最後に香辛料とザボン(?)を載せて完成。コスパが良いから人気なのだろうが、正直コスパなら中国の蘭州ラーメンに軍配が上がると思う。ただ飢えをしのぐだけの代物。

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飲み物は生フルーツ絞りのジュース(20バーツ)やシェーク(30バーツ)がおススメ。オレンジやグァバ、パイナップル、マンゴー、ココナッツ、ライチなど、バリエーション豊富。滝のように汗をかいた後のエナジー補給・水分補給としてタイの観光には欠かせません。

そうこうしているうちにカオサン通りに到着。通りの両サイドの店舗はお互いに主張合戦でもしているかの如く袖看板が前に突き出していて、まるで香港のネイザンロードのよう。

『バックパッカーの聖地』『安宿の密集する無国籍地帯』などとの評価から、香港の重慶マンションのような場末的・退廃的なものを想像していたが、実際には喧騒と活気で溢れながらも開放的で小奇麗な印象すら受けました。カオサン通り自体は300メートル程の短い通りで、バックパッカー向けのホテルやゲストハウス、旅行代理店、土産物店、パッタイやケバブ、食用の虫に生絞りフルーツジュースの屋台、オープンテラスのバー、レストランなどのお店がずらりと並んでいます。

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水着やタイの民族風時計、面白Tシャツなどの土産者屋や、奇抜ヘアーを専門とした(?床屋の看板。iphoneで写真を撮りながら歩いていると、インド系か、肌の浅黒いひょろっとした男に『君のi phone気に入った!売ってくれ!金なら出す!2000バーツ(≒6000円強)!』と言われてしつこく迫られた。安く仕入れて高く売りつける横流し業者であろう、こっちが歩いていると、ついてくる。暫くするとこちらに携帯を売る気が無いことを察したのか、今度はツアーガイドをしてやると申し出てくるではないか。生活の為に必死なのだろうか、粘り腰の営業活動だ。ちょっと強めに携帯を売る気もツアーに行く気も無い旨伝えると、『mmm it’s a shame, god bless you!』とか言って爽やかに笑顔で去って行った。優柔不断な対応は向こうに『もうひと押しすれば行けるかも』というあらぬ期待を抱かせて付け込まれるだけなので、要らない物はきっぱりと要らないと最初から伝えた方が良い。



この界隈を歩く白人の間では男女共にドレッドヘアー率が高く、全身タトゥーを施した野郎などアウトローな不良白人が多く歩いています。


とりあえず、ばら撒き土産を調達する為にTシャツ1枚の値段を聞いてから値切り交渉を開始。ちょっと安くなる。タイ語は分からない。身振り手振りと電卓のみが店員と分かりあえる共通言語だ。ボディーランゲージでまとめ買い条件での価格見直し依頼を出すと更に安くなり、電卓を店員と交互に叩きあう。最後は握手を交わして交渉成立。最初はめんどくさかった値段交渉だが、中国でもまれるうちに、今や交渉無しには買い物できなくなってしまった。元々の値が安いので、大した額を値切るわけじゃないんですけどね。

土産物を確保した後は、オープンテラスバーでシンハビールを二杯いき、隣に座ったアジア旅行の達人を自称するカナダ人と談笑に耽る。炎天下のタイで飲むビールは格別だ。そうしているうちに夕方になり、路上は外国人、露店、屋台のリヤカーで埋め尽くされ、歩く隙間もないほどに賑わってきました。まるで縁日のような雰囲気の中でアルコールが回ってきて、体中が熱っぽく感じくる。


露店もタイ料理専門店もあれば、串焼き、ぶっかけご飯、お粥などのオーソドックスなものから芋虫やバッタの揚げ物などのゲテモノ料理が出てきたり…



偽物の国際運転免許証や国際学生証、卒業証明書、プレスカードなどを発行する店も並び始め、徐々に徐々に混沌とした雰囲気になってきました。FBIのIDなんてのもありました(笑)

また、屋台料理だけではなく、セブンイレブンやファミリマなどのコンビニや、バーガーキング、サブウェイ、マックなどのファーストフード店、オシャレなパブやレストランも出展していて、安宿街というよりは一つの観光地区のような印象を受けた。オープンエアーのバーで昼間っからビールを浴びて談笑に興じてみると、現実逃避の旅への欲求が駆り立てられた。談笑相手となったカナダ人のWillは御年30。カナダはオンタリオ出身で、SEの仕事を放棄して一身東南アジアへやってきて既に1年になると言う。貯蓄に底が見え始め、今年になって物価の比較的高い香港からタイに逃れ着いたらしい。別に彼の行き方が羨ましいとは思わないが、1ヵ月くらい、現実から離れてリフレッシュをしたい。そんな気持ちにさせられました。どうせそんな自由は無いですがね!

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