チェンラーイの街をぶらぶら→時計塔にナイトマーケットに

チェンラーイの街は交通量は意外と多いが、街の規模は普通の一地方都市程度でごくごく狭い。旧バスターミナルを中心に旅行者が動く範囲はせいぜい500m程度のものであり、今日一日で街の殆どの場所を網羅した感がある。なんせ、昼に到着してからというもの、ほぼ歩きっぱなし。代償として足が棒になりつつあるので、旧時計塔近辺の市場でスナックでも買ってホテルで小休憩を挟み、陽が落ち涼しくなってからナイトマーケットにでも冷かすことにしよう。規模の小さい街ながら観光客は多いので、マーケットまで行きゃあ何かしら楽しみが見つかるだろう。

ひだり みぎ
こちらの妖し光を放つ寺院は旧時計塔近くの市場横にあるワット・ムーンムアン。本日5か所目の寺院だけあって流石に寺院には飽き飽きし始めているが、本堂の入口に飾られた蛇の頭を持つ神様・ナーガの目の玉が真っ赤に光るなどの細工が面白い。

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ムーンムアン寺の敷地はお隣の市場に直結していて、気付いたら生臭いローカル市場へと入っていた。恐らく朝昼に賑わうタイプの生鮮市場とみられ、既に日暮れとなった本日はほとんどの店が店終いしていて薄暗い。


市場を抜けると旧時計塔にぶちあたる。2008年に新時計塔が建てられたのを機に街の中心から200m北のこの場所に強制移動させられたそうだ。今までは街のシンボルとしてチヤホヤされてきたのに、新しい時計塔がたったばっかりに一等地から引っ越しまでさせれれて、どことなく寂しそうに時を告げている。スカイツリーに対抗できた東京タワー並の実力…存在感があれば良かったのだろうが、新時計塔は奇抜なデザインで通りがかる人を感嘆させているのに対し、こちらなんて誰もその存在にすら気づいていないというくらい気にも留められていない。この寂しげな様子を眺めていると、数年後には時計が止まってお役御免の廃棄処分とならないか我が事のように心配になってくる。


ただ、そんな廃れた旧時計塔の周辺には屋台街が形成されていて、地元民で大変賑わっている。驚かされるのは食べ物の値段!やはりバンコク・チェンマイと比べれば1割2割安いといった印象を受ける。冬物の古着が20Bだったし、やはり定年退職後のロングステイ先に人気とだけあって大都市よりも物価が安いようだ。

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特に果物類の価格は安く、バンコクで一個40-50バーツはしそうなココナッツがこちらでは20-30バーツで売られている。

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カットフルーツもバンコクやチェンマイではこれより量が少なくて20バーツはするが、こちらでは10バーツ。ウハウハ顔で飛びついてメロンとパイナップルを頂くことに。これが、しっかりと氷の上で売られているので冷えていて堪らない!メコンの塩魚も芳ばしい匂いに釣られそうになったが、一人で食べるにはどうも大きすぎる。今晩はどちらかといえば色々な物を少しづつツツキタイので却下。


こちらのタイ風粽をお一つ頂戴。何種類かあるようだがタイ語は全く読めない聞けないので、中身を見せてもらって辛くなさそうなのを適当に選択。これが想像していた味とはかけ離れて、辛いの何のって。辛さの中にも海鮮系の甘みや酸味が加えられているのだが、とにかく唐辛子の味が破壊力抜群で、全部を台無しにしてしまっている。買う前にNot spicy?と事前確認を取ったのに、英語が駄目だったかタイ人の「辛い」の基準が高すぎたのか、一口食べただけで無念のギブアップ。

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市場を街中方面に進んでいくと、チェットヨート通りとパホンヨーティン通りの交差点に立つチェンラーイのシンボル・新時計塔が見えてくる。ワット・ローン・クンをデザインしたチャラムチャイ氏の設計だ。黄金に輝くランナータイ様式の塔堂スタイルで、日中は全身をこれでもかというほど金色に輝かせ、夜はカラフルなライトアップでとにかく自己アピールが激しく、旧時計塔を廃業の危機に追いやっている。


シンボルだけあって時計塔の近くにはこんなおしゃれなバーなんかもあったりする。テラス席はライトアップされた時計台ビューとなっていて、ビール片手にライトアップショーを楽しむことが出来る。

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旧時計塔君はこんなパフォーマンスが出来るかね?見給え、このわが美しきカラフルボディーを!というナルシストで意地悪な時計塔の声が声が聞こえてきそうである。


こちらは夜のチェンラーイ繁華街。やっぱりタイ北部の村々への観光拠点だけあって街の規模にしては観光客がやたらに多く、何組かのご年配の日本人の方々にもお会いした。日本も正月休みですからね。


チェンラーイ・ナイトマーケットは繁華街の中心地、パホンヨーティン通りのバスターミナル近くに毎日19時頃から開かれる。


う、う~ん…正直しょぼい…チェンマイのナイトマーケットと比べても10分の1程度であり華やかさ賑やかさに欠ける。品揃えとしてもチェンマイで見つけられないものは無いような感じであるが、もしかしたら来るのが早すぎてこれから本番が待っているのかもしれん。

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出店の商品は少数民族の意匠を施したアクセサリー、ポーチ織物などの民芸品が中心だが、昨晩にチェンマイのマーケットで買ったような物ばかり。山岳民族の格好をした人はチェンマイよりは多く、雰囲気的にはこちらもこちらの良さがあるが、活気を楽しむよりはゆっくりじっくり買い物を楽しむタイプのナイトマーケットマーケットのようである。

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中央広場には常設のステージも設けられおり、生演奏や踊りを鑑賞しながら飲み食いが出来るようになっている。ここでお会いした白髪の男性はチェンマイもしくはチェンライへの移住を考えて下見を兼ねて旅行に来ているらしい。良からぬタイ人女性に財産持ち逃げされるのが心配のよう…


観衆も余りいないので演者も余り気合が入っていない。哀愁漂わせ何だかシミジミするような音色の曲ばかりだし。

適当に冷かしていたら、真夜中の空に突如として花火が打ち上げられたではないですか。
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駆け足で現場へと向かってみると、そこにはナイトマーケットの規模をはるかに凌駕するほどの大きなフェスティバルが!今日は人をこっちに引っ張られてたからナイトマーケットがしょぼかったのかと納得する。すっごい大音量のマイクパフォーマンスが行われているが、凄い人ごみでステージに近づくのもままならないし、タイ語オンリーなので内容が分からない。せっかく来ては見たものの、完全に地元民の地元民による地元民の為の大衆イベントで、観光客はお呼びでないようだ。

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祭り会場から程近い、お客で賑わうレストランへと入る。満員のレストランなら味も価格も間違いないだろう、今日は疲れたのでここで夕食を撮ってお開きだ。

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プー・レー(Phu Lae)というレストランで、地元タイ北部の料理が楽しめるらしい。これはアタリの予感。

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有名人や著名なお坊さん(!?)も数多く来訪しているようで、記念写真や記念トロフィーの数々が展示されている。こりゃあますます期待できそうだ。

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メニューは写真と英語表記もあり。スープものから炒め物、カレーや麺類まで、タイ料理の定番どころは大体揃っている。ビールはチャーンビールが最安値で大瓶90B。シンハーやラオビールは100Bとなっている。一料理大体100B~250B前後で税・サービス料込みなのでまぁ有名店としては手軽な料金設定になっている。

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シンハービールにおススメメニューのランナー王朝風ソーセージ(100B)、定番どころのトムヤンクン(180B)を注文。ランナー風ソーセージはちょいピリ辛程度でビールが進むし、ボリュームがあってコスパ満点。トムヤンクンも具沢山で、辛さを抑えてもらいココナッツの風味が効いて食べやすく、万人受けするお味かと。粽の失敗を取り戻して胃袋は完全に満たされました。

明日はチェンセーン経由でゴールデントライアングルへと向かい、あわよくばラオス側にあるカジノにまで小舟で足を運びたいという計画だ。

【プー・レー(Phu Lae)】
住所:673/1 Thanalai Rd., Chiang Rai.
電話:0-5360-0500
営業時間:10:00-23:00

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