インドネシアの魅力(関連記事はページ最下部から)

面積も人口もASEAN最大の超大国であるインドネシアは、3つのタイムゾーンに跨る1万8千以上の島より構成される島嶼国家である。群島国家で各地域が海に隔てられている故、それぞれの地域によって 民族独特の言語・文化が発達。世界最大のイスラム人口を抱える一方で、約300もの民族が共存し、実に500以上もの言語が話されるというトンデモ多様性が魅力。島の数だけ、民族の数だけ食文化や習慣があるので、インドネシア一国で何百ヶ国も旅した気分にさえさせてくれる、旅人からすると何ともお得な国なんです。そんなインドネシアは、ジャワ島でのジャワ原人の進化から始まり、古代ヒンドゥー教国家や大乗仏教国家の興亡を経て、マラッカ王国によるイスラム化、そしてオランダ海上帝国による植民地支配、戦時中の日本占領から独立戦争によるインドネシア共和国の成立まで、西洋と東洋の狭間で~非常に濃い歴史を歩んできただけに、歴史に因んだ遺構も多く、観光地としての見所にも恵まれています。

【地図】

・各島とも見所に溢れるが、主な観光地は首都ジャカルタや古都ジョグジャカルタのあるジャワ島と、ジャワ島のすぐ東にあるバリ島である。

【主な見どころ】

●ジャワ島:

ジャワ島は古くから東南アジアに於いて人口分布の核心地として栄え、現インドネシアでもジャワ島のジャカルタは政治経済の中枢として機能。各島からの出稼ぎ労働者が凝集し、今やインドネシアの全体人口の6割にあたる1億2500万人が居住、世界一の人口を誇る島となっています。

▼ジャカルタ:
インドネシアの首都ジャカルタは、1000万人都市!人々の活気漲るアジア随一の巨大都市である。オランダ統治時代に栄えたジャカルタ北端にある港町コタから南部、日本人駐在員のオアシスであるブロックM中心部を貫く大通を走ると、両際に立ち並ぶ近代的な高層ビル群の迫力に目を奪われる。

⇒主な見どころ:
・最大3万人を収容!東南アジア最大のモスク:国立イスティクラル・モスク
・35Kgの純金が輝く独立記念塔:モナス
・オランダ統治時代の中心地:コタ地区・バタヴィア広場
・バッタ物市場が並ぶ中華街:マンガドゥア

ひだり みぎ
モスク内部にも入場可能(左)
これでもか!という圧縮陳列が特徴のマンガドゥア偽物市場(右)

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ジャカルタの高層ビル群と醜い渋滞の様子。

▼ジョグジャカルタ:
ジャワ島中部、ジャカルタの南東440Kmに位置する古都ジョグジャカルタは、肥沃な土地柄から古代よりいくつもの王朝が栄え、今でも特別州として旧王家の王の存続が正式に認められている。実際に王が住んでいる王宮は、その一部が一般開放されていて観光地としての人気も高い。近隣の世界遺産のボロブドゥール遺跡や、プランバナン寺院群などの遺跡巡りも人気。

【移動】
ジャカルタから飛行機で1時間、鉄道で最速8時間。

⇒主な見どころ
・建立は8~9世紀。世界最大級の石造仏教寺院跡:ボロブドゥール遺跡。レリーフに刻まれた摩耶夫人のブッダ受胎の霊夢から誕生、出家、悟り、そして伝道活動 へと続くブッダの生涯は一見の価値有り!
・インドネシア最大のヒンドゥー教寺院跡:プランバナン寺院遺跡
・1795年に完成。今も第10代スルタンが住む王宮(クラトン)

ひだり みぎ
仏塔も世界最大で、世界遺産にも登録をされているボロブドゥール遺跡(左)
最大高さ47メートルの堂宇が聳え立つ神秘的なプランバナン寺院跡(右)

●バリ島:

ジャワ島のすぐ東に浮かぶ東京都の2.5倍程の小さな菱形状の島。インドネシアの中で唯一、イスラムの影響外にある島で、ヒンドゥー教と土着宗教が混じりあった独特の信仰が根付いていいる。宗教が一般市民の生活の基盤に置かれていて、島中にスピリチュアルな雰囲気が漂っている為、『神々の島』と称されます。また、年間平均気温が約28℃と温かく、純白の白浜とクリアブルーの海が広がる美しいビーチは『地上最後の楽園』 と形容され、世界中からの観光客をひきつけています。

【移動】
ジャカルタから飛行機で1時間30分だが、時差によりバリはジャカルタより1時間早いので要注意。

⇒主な見どころ
・マリンスポーツのメッカであり、地上の楽園:クタビーチ
・バリヒンドゥー教の総本山:ブサキ寺院
・バリ島のパノラマビューが見下ろせる景勝地:キンタマーニ高原

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・地上の楽園との異名を取るクタビーチ(左)
・聖なる山の麓に佇むバリヒンドゥー教の総本山:ブサキ寺院

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