サイゴンスクエアー

ホーチミンでの買い物場所と言えばベンタイン市場が定番である。いつ足を運んでも日本人・白人の観光客を中心に賑わっている。確かにベンタイン市場ではベトナム土産から日用品・雑貨・衣類など何から何まで揃い便利ではあるのだが、観光地故に各商人が外国人慣れしていて値段を高く吹っ掛けてくる。なので、低予算型の旅程を組んでいる方々の土産調達先としては適当ではないと言えよう。

土産物も節約したい方々にはタックスデパートか、本日ご案内するサイゴンスクエアがまだマシかなと思われる。タックスデパートは骨董品や工芸品などの取り扱いが多く、サイゴンスクエアは衣料系が多く出店されている。

サイゴンスクエアは市内2ヵ所に展開しています。

●サイゴンスクエアⅠ

サイゴンセンターの裏手、Le Loi通りを折れたところに位置します。


衣類・革製品の小物を中心としたお店が所狭しと並んでいます。


見渡す限り、服・服・服!!ベトナムならではの圧縮陳列です。


お値段はシャツ1枚VND50,000 ~100,000(≒200~400円)程度からが相場みたいである。値切り交渉無しにも元の価格設定がベンタインより安い。どうしても価格交渉が必要な場合は各店舗で電卓を用意しているので、電卓を借りて交渉することになる。

気に入ったものが見つかったら店員を呼び…

先端にフックがついた竿を使って取ってもらう。


オシャレなアジアンテイストなデザインの洋服と、欧米ブランドのアウトレット品(パチ物?)が主流である。男物はnorthwestやPoloのシャツ、モンブラン、バリーの鞄、ボスのベルトなどを多く見かけた。その他、海賊版DVDや偽ブランド腕時計の店も有り。


『SUPERDRY 連合仕事の供給』??何のこっちゃ。


山積みとなった衣類。これ全部商品ですよ!リサイクル回収待ちの古着ではありません。


常夏のホーチミンですが、冬服もバリバリ販売されています。ごみ袋の中身も商品ですよ!

●サイゴンスクエアⅡ

こちらは動植物園エリアの方。Ton Duc Thang通りにあります。位置的には市内中心部から外れている為、サイゴンスクエアⅠと比べると閑古鳥が鳴いてしまっている印象。


内装は頑張っています。


二階から一回の店舗を見下ろすと、店員の皆さま見事に手持無沙汰のようで、携帯弄ってサボっています。


豪快に居眠りかます店員も。堂々とした職務放棄っぷりに、恐れ多くて声をかけることができません。それにしてもここは店員のオネム率が高い。


グッチやディオールのサングラス。レンズ上の文字はシールでないので、化学薬品で消してもらう必要があります。購入される方は御注意あれ。


Tommy Hilfiger やアバクロのシャツもVND 60,000(≒24o円)~。アウトレット品ではなく、純粋なパチ物製品だと思います。生地が薄すぎる!


これまたアジアンな雑貨・小物類。基本的にはサイゴンスクエアⅠと同じような形態のお店が多いようです。サイゴン発、全世界へベトナムトレンディーファッションを発信しております。

●本日の戦利品

臙脂色と深緑色のTシャツ2枚。計VND150,000(≒600円)。ベトナムの典型的なTシャツよりは生地も分厚くしっかりしている。


一目惚れしたビジネスシューズ。質VND 500,000 (≒2,000円)。これ以上は値切れませんでした。果たしてどれくらいで履き潰れるか。1年持てば御の字である。

まぁ色々な店が出ていて面白いですわ。冷やかすだけでも面白いショッピングセンターです。土産物屋の偵察で行ったものの、すっかり自分の為の買い物ばかりしてしまいました。

●住所
サイゴンスクエアⅠ:77-89 Nam Ky Khoi Nghia, Dist.1
サイゴンスクエアⅡ:7 Ton Duc Thang St., Dist.1

Related posts(関連記事):

ロマンの塊・タンロン遺跡
ベトナム北部に位置する同国の首都・ハノイ。その歴史は古く、7世紀には唐(中国)によるベトナム支配の為の機関・安南都護府が置かれた街・羅城として栄え始めます。唐は新たに都城を整備し、高さ6mの城壁に囲われた堅牢な都城を今のハノイに築いたとのことだ。その後、ベトナムは中国の支配から独立を果たす。1010年には李朝の李太祖が昇り竜を意味するタンロンという王城を築き、それ以来ハノイは歴代の王城の地、行政中...
ホーチミン市で食べるインド料理 ガネーシャ(Ganesh)
この日は無性にインドパワーを注入してもらいたくなり、本格インドカレーが楽しめるハイバーチュン通りのガネーシャへ。ホーチミン市は必要以上に日本食屋が乱立してて、週の殆どは会社の人間と日本食を食べることになるので、ぼっちでのディナー機会はエキゾチックにキメたいのである。 バックパッカー街のBaba's KitchenやMumtaz Indian Restaurant 、Ngo Duc Ke ...
ベトナムの魅力
2013年度版WEF国際観光競争力ランキングではルワンダやヨルダンといった僻地の小国をも下回る評価を獲得し、観光リピーター率アジアワースト1位の実力を世にまざまざと見せつけた。ドイモイ政策の下で経済発展著しく、エネルギッシュな商都でありベトナム南部の雄・ホーチミン市と政治面の中枢都市であり北部の雄・首都ハノイという2つの国際的大都市の他、ベトナム最後の王朝でるグエン朝の帝都として栄え、その建造物群...
ほのぼのとしたホイアン民俗博物館
続いて、南国風の椰子の木が立ち並ぶ川辺のバクダン通りにやってきた。ライトアップされた光が川面に見事に反射される夜も幻想的で美しかったが、日中は日中で切り絵の中の世界のようなノスタルジックな雰囲気が漂い、散歩をしていてワクワクする。きっと、江戸時代の朱印船商人も遠くホイアンの地で同じような感想を持ったに違いない。 木彫りの工芸村・キムボン行きの船乗り場。地元民がバイクもろとも乗船...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。