いきなりですが、皆様ラマダンという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
断食がイスラム教徒の義務である六信五行の一つであることをご存じの方は多いと思いますが、表題のラマダンとは、その断食を行う月のことであります。イスラム暦では1年は354日と太陽暦より11日早く動くので毎年ラマダンの時期も11日づつ早まっていき、2012年度は7月20日から8月18日までがラマダンにあたります。
1ヶ月弱も飲み食いしないのか!っていうと実はそうでもないようで、『日の出から日の入りまでの飲食が禁止』とされており、日が沈んでいる間は飲み食いし放題。じゃあ白夜地域在住のムスリムはどうすんだ!と思ったら、日照時間が極端なケースは他所の日の出・日の入り時刻が適用されたりするなど柔軟に対応するらしい。他にも合理的な事情がある場合には断食を免除されるケースがあるらしい。どうしても過激派や原理イスラム主義者のイメージが強くてイスラム教に対してストイックなイメージを抱いていましだが、結構ルーズな面もあるようだwww 因みにジャカルタの日照時間はと言いますと、8月9日の日の出・日の入り時間は06:02日の入り、17:55日の出となっているので、17:56~06:01迄は飲み食い自由となります(weather.com)
何故ムスリムの人々はこのような苦行をするのか?目的はヒジュラ(ムハンマドご一行のメッカからメディナへの移住)の道中での苦行をムスリム一人一人が追体験すること、飢えを体験する事で食物への感謝の念を強める為らしい。健康指導の観点から言えば不摂政の極みである。私だったら確実に昼夜逆転して仕事がおぼつかなくなる。まぁそれを考慮してか、やはりラマダン休暇中は半日休暇とする企業も少なくない。インドネシアにある私どものお得意様の一つも7月21日から8月15日は14:30退社としている。
こんな苦行を1ヶ月も続けると、解放された時の反動も当然大きいものになりますね。ラマダンから解放される日には皆、飲めや歌えや食らえや騒げやの騒ぎ、レバランと呼ばれるラマダン明け大祝祭が始まります。前述の私のお客様は8月16日~同26日迄をレバラン休みとし、その間は全休!!!羨ましか~~。
で、このレバラン祝日祭の前に是非一度とお客様にお呼ばれされた為、来週ジャカルタ近辺の顧客回りをすることになりました。ジャカルタは一度も観光したことがないので、航空券の空席状況次第では土曜日出勤後にジャカルタ入りして自費でジャカルタに一泊、日曜日観光で月曜朝から客先周りといったパターンにできればと思う。
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>ぼれかさん
アドバイス有難うございます^^確かにお客様でも長期休暇を利用して日本に戻られる方が多いようです。ラマダン期間中もイスラム国家として特徴ある一面が見られれば良いのですが、ヤギの首事件など残酷なのは勘弁被りたいです;^^具体的な観光計画は何も立てていないのでどんなレポートになるか…私自身も楽しみです(笑)