愛国教育基地となった長閑な榴花公園

中国の広東省では至る所で数千年の歴史を有する歴史的建造物を目にすることができます。

東莞市石碣にある榴花公園の塔もその一つ。前々から出張移動中に塔がチラチラと見えて私に向かって無言のアピールをしてきてたので、いつかは行ってみたいと思っておりましたが、先週末にようやく訪問の夢、叶えることができました。

榴花公園の最寄りのバスターミナルである石龍ターミナルまでは中距離バスで移動し、そこからタクシーで10分。石龍のタクシーはメーター制じゃないようで一悶着ありましたが何とか到着することができました。

公園の入り口。東莞市の重要文化保護対象になっているそうです。一体どのような重要文化が保存されているのか楽しみです。
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がっしりとした重厚な佇まいの門。流石は東莞の重要文化地区だけあり、雰囲気があります。

門を抜けると、高台の向こうに塔が姿を現します。
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風情満点!!!中国には侘・寂の概念が無く、若者が大声で喚いているのが残念。

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湖を漕ぎまわるためのボートも用意されているみたいです。

近寄ってみると…
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大惨事!全くの手つかずの状態。この姿を見て公園の管理人は何とも思わないのだろうか。

ボートを利用する客は救命防具の着用が義務付けられていますが…
ひだり みぎ
救命防具貸出場所も強盗にでも入られたかのような有様になっています。やるならきちんとする!やらないなら片付ける!中国のお人の細かい管理能力不足がこんなところに悪い意味で露呈しちゃってる。事業に失敗して夜逃げした工場の跡地みたいな感じで、何もかもがほったらかしの状態のままになっています。

ボートは諦めて塔を目指すことに。

すると…
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左手に『恐怖城』と題したお化け屋敷を発見!

『この活鬼城では外国の著名な心理学者の実験結果を基に設計され、老若男女、みな同レベルの驚きと恐怖、そして恐怖の後の快楽と喜びを味わうことができます。10人以上の演出員が活鬼を演じます。心臓病患者や精神病患者は参加者としては適しません。』

以上、看板にあった説明書きからの抜粋。しかし、残念ながらボート同様に営業は打ち切られておりました。

更に塔を目指して奥へ進むこと3分…
ひだり みぎ
今度は前方に白馬を発見!15元を払えば写真撮影をしてくれるそうですが、この馬、そこらじゅうに脱糞をまき散らしており、近づきたくても近づけないほどの異臭を放っていた為に断念。

ボート駄目、お化け屋敷駄目、馬臭い、この公園、すごい残念な感じです。

悪臭漂うお馬さんエリアから逃げるように、塔が立つ山の頂きを目指します。公園とは言え度中国は大きさの規模が違うので、軽いハイキングになってしまう。
ひだり みぎ

ひだり みぎ

山火事注意。
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草木には感情があります!民主運動家や少数民族の感情は蔑ろにされていますが、草木の気持ちは尊重されているようです。

登り続けること10分…
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ようやく到着しました!榴花の塔!8面7段造りで、28.75メートルのこの塔、明朝時代に水害被害の大作の一環で、川の氾濫を観察する為に建てられたそうです。で、メインのこの塔も改修中(?)で中に入ることができず…なんなんだよこの公園~。重要文化を全く保護できてないじゃないか!!!

塔の内部に入れずしぶしぶ山を下りきり、31.5万平方メートルある公園の反対側を目指して歩いていると、山肌に何やら刻まれているものが見えてきます。
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何かの芸術でしょうか。

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軍人!!!!!

ひだり みぎ
軍人が庶民と一緒になって戦ってる画です。何だかきな臭い感じがしてきましたよ~。

今度は…
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ひゃ~~。『浴血抗日』と深く刻まれた石碑の上に日本兵と戦う骨筋逞しい方々の銅像が。。。そうです、どうやら『英雄広場』という場所に出てしまったらしく、半日感情を湧き立てるような文字や建築物ばかりに囲まれてしまいました。心なしか周りからの視線を感じるような…

『義勇軍進行曲』…
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中華人民共和国国歌が愛国心を煽りたてます。

『いざ行こう!奴隷生活を望まない我ら!我々の血肉を以て新たな長城を築くのだ!!』彼らが婉曲表現を好まないことは知っているが、余りに直接的すぎる歌詞に驚愕!

『没有共産党就没有新中国』
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タイトルに何の捻りもありません!

更には抗日記念亭なる仰々しい名前の建物まで…
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曲りなりにも一行政区が指定する重要文化財である公園内にこのような愛国主義啓発施設が建てられているとは…

普段の生活では全く中国が半日的だと感じる場面には出くわさないのですが、やっぱりあるんですね、こういう施設が。愛国教育基地とか書かれていて鳥肌が立っちゃいました。

この公園、ご近所の方が散歩がてら来るのは良いですが、わざわざ遠方から訪問する価値のある場所ではないかと思います。

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