昨日は上海で半日ほど時間があった為、『芸術の倉庫』『上海のソーホー』とも称され、今や新天地に並ぶ一大ショッピングスポットとして注目されている田子坊に足を運んでみました。
地下鉄9号線の『打浦橋路』が最寄駅で、同駅1番出口から徒歩1分。
田子坊への入口。この路地裏に買物街が拡がっています。
エリアマップ。まさに『路地裏買物街』石庫門スタイルと呼ばれる上海の伝統的な集合住宅地区内の、迷路のように張り巡らされた弄堂と呼ばれる狭い路地中に現代的店舗群が密集している。
超近代的な新天地とは対照的で、田子坊は旧市街地の雰囲気がそのまま保存されています。レトロな中国情緒溢れる通りに所狭しと現代アーティストのアトリエや雑貨・衣類の店舗が出店されている。古今融合、面白いコンセプトである。
旧市街地の雰囲気そのままというか、まだ実際に人が住んでますね(笑)建物の上階を見上げると洗濯物が干してあります。下着まで・・・生活感出過ぎです。
商店やアトリエの他、小規模なオープンテラスのカフェやバーも数多く出店しています。
レトロな雰囲気を醸し出す紅衛兵。赤い腕章が目印です。紅衛兵とは文革を敢行した毛さんの実働部隊。学者や知識人の他に芸術家も弾圧されましたので、アートスポットである田子坊にこのような像があるのは毛さん賛美を目的としたものではないのは明らかだ。
田子坊の面積自体はそこまで大きくないので20分程度で端から端まで見終わってしまいましたが、その後もウロウロと探索を続けていたら…
一般民家に彷徨い入ってしまった(苦笑)観光ショッピングスポットと大衆の生活拠点が同居した田子坊。路地は狭いがベトナムの各市場と違って変にゴミゴミしているわけでもないので快適に探索を楽しむことができます。
元MBAプレイヤー姚明をキャラに用いたボッタクリ撲滅キャンペーンのポスター。さすがに『文明国家』中国です。
●本日の戦利品
お土産用にと中国のプロパガンダグッズを購入。
上の画像は共産党をモチーフにしたノートにシオリ、下はレトロな『喜喜』『福』のスーツケースタグと巾着袋。全て1点15元でした。
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