『知は力なり』
昨日は本屋に立ち寄る機会がありました。中国の方はあまり本を読んでいるイメージが無いと思うのは私の偏見でしょうか。みんな新聞は読んでるみたいだけど…
さて、本屋到着。入店しようとすると、先ず鞄を入口手前にあるロッカーに預けるように命ぜられる。万引き防止であろうが、店内には堂々と肩鞄を下げている客もいた。基準がよう分からん。私の身形が怪しかったのか??
いざ入店してみると、日本の本屋とさほど違いはありません。本棚がならび、レジがある。ごく一般のシンプルな店内レイアウトです。
本屋の中央に面陳されているのは
心理学・心理テスト系統の本ばかり。やたらとFBIが祭り奉られています。
書籍類の値段は日本に比べると格段に安く、このFBIの本も38元(約500円)。質の悪い再生紙を使っている本になると、新冊でもCD付きで10元代からあったりします。それでいて普通の白紙のメモ帳が10元くらいしてしまう謎。中国は分からないことだらけです。
店内地図を確認して、歴史コーナーに足を運んでみると…
!!!!!
なんじゃこりゃ!立ち読みならぬ、座り読み!!堂々と地べたに腰を下ろして読書に勤しむ客が、歴史コーナーのスペースを埋め尽くしています!みな、興味のある本数冊を横に置いて、黙々と読書に励んでいます。長く居座る気です、数冊を書店内で読破する気です!!!!買う気は更々ありません!!
本棚の周りは座り読みする人で賑わっておりましたが、レジの周りは閑古鳥が鳴く状態…
こんなの本屋の商売あがったりじゃないかと思うも、本屋が座り読み客を注意する気配はありません。御咎め無しです。万引き防止はしてるくせに何だよ。店内で全部読まれて買われないんだったら売上機会損失という観点からは万引きと一緒じゃないのか。この国のエチケットやらルールやら文化は本当に解せないことが多い。著作者の利益保護なんてありません。そして、皮肉にもこの本屋の名前が文化書店というのも何だか笑えてくる。
イートインスペースでも設けて座り読み客に消費でもさせれば良いのだが、そういったこともされていない。お金が落ちる仕組みになっていない中国の書店は一体全体どこで利益を出しているのでしょうか。この書店も国営企業で、利益度外視で運営されてるとか?じゃあ図書館にしろって話だし。分からない。この国の謎は深まるばかりです。
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