買物公園駅でのウィンドウショッピングも終えて、深センの羅湖に戻ってきました。
ここは香港とのイミグレがあるだけでなく、中国各地への鉄道や中長距離バスの発着地点となっており、人混みでごった返しています。
中・長距離バスターミナル。上が偽物市として有名な羅湖商業城になっています。
商業城の中の様子。バッグ、ベルト、時計、オーディオ関連の偽ブランド品のお店ばかり。歩いていると『社長さん社長さん』と客引きが盛んに寄ってきます。
中の様子。インドネシアのマンガドゥアと似ています。というかこういった怪しげな市場は新興国ならどこにでも目にする。
広い市場を歩き回った末に意を決して鞄屋に入ると、モンブランやTumiなどのスーツケースがズラリ。一つ目を引いたスーツケースがあるが、サイズが大きすぎる。『このデザインで機内持ち込みサイズは無いか?』と伝える。
すると。。。その大きいスーツケースをおもむろに開け、中から小さいサイズで同じデザインのスーツケースが出てきた!更にその中にはもう一つ同じデザインで小さめのスーツケースが!一つのスーツケースの中に何個もの鞄が隠されているとは…これぞ中国マジック。
『いくら?』
『800元です』
『高いよ!他の店に行って比較してくる!』これを言うと値段が一気に下がる魔法のフレーズだ。お店としても客を離して他店で購入されたくないのです。
すると一気に半値の400元になりました。『他の店に行っても同じだ。時間の無駄だけ。既にお友達価格ですよ』と言うお店のお姉さん。確かに事前にネットで調べた同種のスーツケース価格は概ね300元~400元ほどだ。分かりやすく一気に相場価格まで落としてくる。
『あっちのバッグとセットだったら?』とTumiのビジネスバッグを指さす。
これは単品だと300元らしい。こっちは複数まとめ買いをすると一気にお得感のある値段になるケースが多い。(そもそも仕入れ値管理とか徹底してないだろうし)
『2つ現金で買うから400元にしてくれ!』と世間話で彼女の機嫌を伺いながら大胆な交渉にでる。
すると『OK! 420元!!あー安くし過ぎたー』と一人で言って一人で後悔しだすお姉さん。
結局420元でTumiのスーツケースとビジネスバッグを購入。初めはスーツケース800元とビジネスバッグ300元の計1100元であったし、相場的にもまあこんなもんだろう。
こちらでは外国人(特に日本人・白人)に対して結構な値段を吹っ掛けてくるところが多いので、相場を知らない弱者は高値で掴まされることになる。騙され損失を被らないためにも、自己防衛として予めネットか何かで市場調査をすることをおススメする。
今回購入したビジネスバッグと機内持ち込みスーツケース。〆て420元。偽物の中でも『造りの精巧さ』『頑丈さ』『本物のデザインとの合致具合』でランク付けされているのだが、これはA+品。結構土産物として喜ばれるんだな、これが。
そんなこんなで深センへの日帰り旅行が終わりました。暫く先進文明から離れた生活を余儀なくされていたので、久しぶりに都会の空気が吸えて心機一転できました。
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