上海航空 A330 広州ー上海虹橋 ビジネスクラス搭乗記

今年からJALに傾斜したこともあり、中国国内移動はJALマイルが貯まる中国東方航空を偏重してきたのだが、この日はちょっとした出来心から上海航空に浮気することに。

上海航空は2010年に中国東方航空に買収されて東方航空の完全子会社なんだけど、残念ながらJALマイルはMU便じゃなきゃ貯まらんので、仕方なく同じくスカイチームに属する中国南方航空にマイルを付ける。完全子会社化されてるのに上海航空の名で飛ばしてるのはイオンに完全子会社化されたダイエーのブランドが未だに存続してるみたいなもんなんだろうか。

空港のチェックインカウンターは東方航空と同じデスクを使っているので混雑しているが、ビジネスクラスは絨毯の敷かれた優先カウンターでパパッと搭乗手続きを終われせられる。担当者の愛想はクソですがね。愛想のアの字も無いような調子だし、中国の雑魚役人みたいな上から目線ですっごいぞんざいな対応。


搭乗券を入手してから出発ゲートへ。国内線なのに身分証明証の確認と荷物検査があり時間がかかる。ただ、以前は非対象者も優先レーンに流れ込んでいて無秩序だったのが、この日は列のケツに搭乗券を確認する係員が配員されていたことから、優先レーンの混雑が幾分かは緩和されていた。


ラウンジは東方航空との共用ラウンジ、その名も東方休息室を使わせて頂く。


休息室なんて安っぽい響きなんで期待はしていなかったけど、箱自体はアウェイ(東方航空は上海ベース)の国内線ラウンジとは思えん程に立派。ミールも不味そうな中華料理が揃ってます。


上海航空もロゴは鶴を意識してるのだと。


ルフトハンザじゃん!と思ったけど、角度が微妙に違う。ルフトハンザは上昇中っぽいのに対し、上海航空は水平飛行してるw


今回は時間が無かったことからラウンジの観察だけして出発ゲートへ。VIPと書かれたビジネスクラスパッセンジャー専用のミニバンにて機体へと運ばれる。バスにVIP感は無いけど、沖止めでも優先搭乗のメリットを活かせるようC席専用バスを運行してくれるのは評価する。キャセイなんてファーストクラス(誕生日インボラだったけど)でもエコノミーと一緒に満員バスでの集団輸送だったからな。

良かったー。ラウンジからナローボディーの上海航空機が見えたので機材詐欺に遭ったと思ったけど、予定通りA330-300が待機してくれてた。

上海航空は他にもB737-800を49機を保有する等、規模としてはまぁまぁデカい。ロングも飛ばせる767-300ERも持ってるし。


機内へと乗り込むと、添乗員の皆さんはまさかのウェルカムドリンク準備中w。ウェルカムーなんて準備中でも気にする素振りを見せずにせっせと準備に勤しんでた。

ビジネスクラスは2×2×2が6列、中央の2席は7列目もあるので合計38席という構成。8割方は埋まっているかなー。この路線はB737-800メインでたまーにA330を飛ばすくらいのものなので、皆さんA330狙いで発券されてるのだろうか。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
座席はシェルタイプで、ピッチは58インチ(≒147センチ)・幅は20インチ(≒51センチ)となっている。シートコンディションはまずまず。枕の柄も洒落てて良いじゃないですか。


シートを倒してみる。シートのクッション性も問題無いし、期待していたより中々どうして悪くない。

ひだり みぎ
座席周り。エンタメシステムのコントローラーは左手センターコンソールの側面に、シートのコントローラーは右手肘掛けにある。


漸く出発前サービスの準備が整ったようで、ドアクローズする前に大慌てでおしぼりとドリンクが配られる。

ひだり みぎ
そして流れ出す大根役者によるコメディタッチなセーフティビデオ。

で、チンケな構成のビデオが終わると大慌てでグラスが回収され、すっごい慌ただしい感じで出発した。

国内線ですが機内食も用意されている。市内で20元ほどで食べれそうな貧相な内容だけど、一応3種類ほどの選択肢があった。「牛肉河粉」「鶏飯(今回選んだやつ)」「海鮮飯」だったかな。に時間程度のフライトなのに、「離陸後すぐに配膳してもよろしいですか?寝ている場合は起こしますか?」とまで聞かれたのには驚いた。地上のお役人スタッフとは異なり客室乗務員は愛想も良かったし、皆さん若くて見た目が可愛いらしかったw

エンタメシステムには映画が30本以上入ってるけど、モニターの質が前時代的でショボすぎるので見る気になれん。

代わりに幼少時代にハマった上海をプレイ。時間の浪費でしかないと分かってても、地味にハマれるんだよ、このゲーム。

ゲームしたり昼寝したりとダラダラしてたら直ぐに降下開始。乗客側も荒れ狂った土人のような輩もいなかったし、何の波乱も無い平穏フライトだった。
ひだり みぎ
地面に隙間なくびっしりとビルが生えた上海に向けてランディング。


定刻通りのナイスフライト!


Cクラス専用バスが用意されているものの、灼熱地獄の上海だとタラップを乗り降りするだけで汗まみれになるのが辛いところ。汗かいたと思ったら今度は極寒のターミナルが待ってるし。

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