丹東にある万里の長城・虎山長城の続き。
万里の長城の山頂から北朝鮮側に山を下ると、一歩跨という観光スポットに辿り着きました。
案の定、北朝鮮との国境になっている川幅が一番狭い場所で、一歩跨げば北朝鮮!という場所でした。 そのまんまw
走り高跳びで思いっきりジャンプすれば対岸に着地できちゃいそうな距離感。自分史上最も北朝鮮に近づいた記念すべき瞬間です。長白山の山頂や琿春の防川展望台なんかよりも距離だけでいったら断然近い。
咫尺(しせき)。言葉のチョイスが良いですよね。まさに一寸先は北朝鮮。
そんな特殊な場所にあるもんなので、小銃を構えた軍人がウロチョロしててピリピリムード…といった空気感を想像していたのですが、全然全然。ここら一帯では活き活きとした農夫たちが推し農作物を売り合う田舎の産直市場的な、実にのほほんとした場所でした。
本日採れたてという北朝鮮産焼きもろこし。甘みも無くスッカスカな食感でこれはハズレ。
対岸の農夫と繋がりのあるという露天商が松の実を仕入れてきて朝鮮野生松として売ってました。これはアタリ。同じく北朝鮮の名産であるブルーベリーのドライフルーツと合わせて食べるとアホみたいに美味しく、無限に食べられます。
そこらへん中で桃、西瓜、トウモロコシ、ブルーベリー、ブドウなどなどが実る豊かな国境沿い。なお北朝鮮側… pic.twitter.com/fkwYtHV5TU
— ポンズ (@Worldtravelog) August 16, 2020
燕紅桃という品種の桃の産地としても有名。これも5個10元とくっそ安いしくっそ美味いっす。地上の楽園かな、ここは。
他にも1本2元の胡瓜狩りがあったり…
ブルーベリーの摘み放題なんかも。壊滅的な飢饉に苦しむ北朝鮮への当てこすりかのように豊かさを見せびらかしてますねw
そんなこんなで中朝国境沿いの農産物を堪能していると、観光の客引きが寄ってきました。マシンガントークで色々と売り込んできて、おもむろに携帯電話の画面を見せてくる。なんだと思って目をやると彼が喋った内容が日本語訳されていて、最後に「あなたを北朝鮮に連れていきます」とw すっごいニコニコした彼の表情とこの拉致宣言の内容のギャップwww
もうここまで来たら最後はノリっすね。結局、彼に言われるまま北朝鮮の国境を巡る遊覧船ツアーに参加することになりましたw 北朝鮮側で下船することになったらどうしようw
コメント