ウェスティン天津（天津君隆威斯汀酒店）の宿泊記。
結論から先にお伝えしますと…
コロナ禍でサービスの一部が縮小されていたという事情もあるのかもしれませんが、今まで泊まってきたウェスティンの中では最もパッとしない残念なホテルというのが率直な感想です。
立地は良いです。
日本人も多く住むエリアにあり、目の前にセブンイレブン。周囲には日本食屋含む多数の飲食店があるし、伊勢丹や五大道まで徒歩10分圏内。
ただし町の中心があるがゆえに時間帯によってはホテルに通ずる幹線道路が大渋滞で死ぬというのが逆にネック。
ロビーは植物も上手に使って華やかに見せてます。
ただ、部屋数に対して狭めなので常に込み合いがち。チェックイン・チェックアウトが重なる時間帯などはカオスな状態になることも。フロントの順番待ちの列などはもう少し上手くさばいてくれても良いですかね。
プラチナ会員専用ルートが一般客に解放されていて機能不全に陥っているだけじゃなく、列があいまいになっているので順番の割り込みも状態化。たまたま込み合ってたカオスな状態の時に出くわせてしまっただけかもしれませんが、目の前のカオスに対してスタッフの皆さんあまりに無策すぎました。
部屋：エグゼクティブルーム
部屋が少し古めかしいのと照明が暗いのとで、全体的にどんよりとした雰囲気。枕もウェスティンにしては薄っぺらい安物といった印象を受けたし、ベッドのマットレスもヘタレ始めてる。少なくともエグゼクティブ感は皆無で、全体的な印象としては「一昔前の高級風ホテル」。
すぐ隣に建物があるのは仕方ないとして、窓も汚くてカーテンを開けようと思えない。カーテンも長らく洗っていないようで悪臭が漂ってたし、あまり窓際には近寄りたくなかったですw
立地的にある程度は仕方のないことなのでしょうが、水の匂いと色が少し気になるところではありました。タオルもウェスティンにしてはフカフカ感が足りないかな。ウェスティンがブランドコンセプトに掲げているような健康的でフレッシュな日々を過ごせる感じはちょっとしないかなー。
朝起きてシャワー浴びてシャキッとした気分になりませんから。
クラブラウンジ
クラブラウンジは20階。ホテルの横を通る幹線道路（南京路）側に位置しているので、見晴らしは◎。
ドリンク周り。お願いすれば新しいボトルを入れてくれるは思うのですが、空のまま放置されてるボトルも多かった。グラスも安っぽいし、カウンター周りのゴミは散乱したまま放置だし、テーブルも食べ散らかされた食器が片されないまま放置されていたり。
イブニングカクテルの時間が終わってから一斉に片づける体制なのかな？
コロナ禍でスタッフも削ってやってるので仕方のない部分もあるのでしょうが、やはり印象としては宜しくありません。そこら辺の独立系ホテルならまだしも、ウェスティンの看板を背負って営業しているわけですからね。
セルフサービスのサンドイッチの具材と、食べ残しのサラダとチーズにパスタが散らかってるくらい。こちらもコロナ禍でサービスを縮小しているため仕方のない部分もあるのかもしれませんが…
朝食
T’ oBerayのアイスがあるのが個人的にポイント高かったのと、紫芋＋ドラゴンフルーツ＋ミルク＋ハチミツ＋緒野菜のスムージーは絶品でした。
他は本当に美味しそうに見えない料理ばかりだし実際に美味しくない。ヌードルステーションの和風うどんも至極残念でした。客に出す前に味見しないのか、それともこれを美味しいと思ってgoかけてるのか。
どうでしょうかね。
ホテル概要に記載されている「広々として日当たりの良いゲストルームで過ごすゆったりとしたひとときが活力を呼び覚まします。街並みの美しい景色を一望するお部屋に、最先端のテクノロジーを完備しました。」
という文章も全然ピンと来なかったっすねw
10数年前の開業時からこの文章変えてないんでしょうねw
ロビー周りは綺麗にしてるんですけど、客室もそろそろ大規模なリノベが必要なタイミングなのかもしれません。
10年で経験を積んで貫禄ある立派なホテルに成長を遂げるところもあれば、こうやって落ちぶれるところもある。差がでますね。人間も同じで、同期とか同級生に10年ぶりにあってびっくりすることも多い。日々の鍛錬の積み重ねって大事なんだなと改めて気付かせてもらえたことに感謝しましょうかw
【Westin Tianjin】
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