宿泊記 ウェスティン 広州でシティライフを満喫

今回は広州に1か月程滞在。宿泊レートも手頃で、長期滞在でもスイートへのアップグレード率が高いウェスティン(広州海航威斯汀酒店)に泊まることに。

近くに似たような価格帯のシェラトンとマリオットもありますが、スイートにアップグレードしてくれるのはウェスティンだけかと思います。SPG時代はシェラトンもアップグレードに寛容だったんですけど、マリオットの傘下に入って渋ちんになってしまいました。

さて、ホテルへの移動ですが、ウェスティンのある天河は市街地ど真ん中で一番交通量の多い場所なので、今回は地下鉄で向かうことにします。

HDDのメモリ不足w

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地下鉄の最寄り駅はAPM線と3号線の林和西駅で、最寄り出口から歩いて4-5分の距離にあります。Westinの文字がデカデカと書かれた高層ビルに入っているので、迷うことはないでしょう。

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宿泊者向けの飲食割引も長期滞在には助かります。今回は2階の中華レストランでの点心食べ放題が税サ込みでRMB148というオファーを出していました。ホテルの外に出ることなく本格点心をこの価格で楽しめるのはありがたい限りっす。

部屋:Exective Suite

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今回も安定のアップグレードで、一人での滞在にはもったいないくらいの部屋に通して頂けました。謎の中国系メーカーのものですが、希望すれば空気清浄機なんかも持ってきてもらえます。


オフィスビルのワーカーに見せつけるタイプのビューバス。

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リビングからは天河体育中心体育場とフットサルコートも見えます。都心ど真ん中にありながら運動施設が近いのもポイント高いです。

クラブラウンジ

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ラウンジは結構な広さですが、特に週末の夜は混みあって、何度か他人との相席を余儀なくされました。1泊600元程度~と他都市のウェスティンと比べると宿泊レートもお手頃ですし、長期滞在の出張者も結構多いのかもしれません。

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ミールは麵や粥のライブキッチンもありますし、そこそこの種類のメニューでローテーションしてるので、数週間滞在しても飽きることはありません。


デザートも凝ったケーキや楊枝甘露なんかが出てきたりとレベル高め。個人的なお勧めは亀ゼリーですw

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大量に作り置かれたカクテルなんかもあったり。かなりの量の氷を入れているので、早めに飲まないと水っぽくなっちゃうけどw

朝食

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ホットミールはコロナ禍でクオリティが落ちる一方ですが、麺のオプションやサラダメニューは相変わらず豊富。


健康志向なウェスティンだけあってスイカやパッションフルーツの生絞りジュースも用意されてますし、内容的にはまぁ特に不満はないレベル。
ただ、近くの証券会社なんかが数十人単位で押し寄せてくることがあったりして、ラウンジと同じで混んでしまうことも多いっす。

周辺環境


フットサル!中国人とのカンフーサッカーだけでなく、普通に日本人も利用しています。日系企業も多いエリアですからね。

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摩天楼。

賑やかな新市街地にあるホテルなので、飲む食べるには事欠きません。
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お勧めはBeer Hardcore(精酿啤酒屋)。輸入物のビールの種類も多いですし、何より自家製生ビールが美味しいこと。


輸入物ビールに関しては、出前appの美団で注文してホテルまで届けてくれるお店も多いです。ちょっと前まではビールと言えば青島、バドワイザー、ハイネケン、朝日、タイガーくらいしかみかけなかったのが、最近では中国でもハードコアなバーが増えてきましたね。

所感

コスパ良し!シティライフを満喫するにはもってこいのホテルです。

【Westin Hotel Guangzhou】

所在地:広東省広州市林和中路6号
電話:+86 20 2886 6868
ホームページ:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/cangw-the-westin-guangzhou/

ウェスティンナゴヤキャッスル(現ホテルナゴヤキャッスル) 宿泊記

この日は2018年2月をもってSPGからの脱退が決まったウェスティンナゴヤキャッスルで泊まり納めをすることに。

ナゴヤキャッスルといえば1969年開業の老舗中の老舗だが、名古屋マリオットアソシアホテルに対する対抗策として2000年からはSPGと手を組みウェスティンナゴヤキャッスルとして運営されてきた。でも元々独自で運営したいという気持ちが経営層の間で強く持たれてるんですかね、今回のフランチャイズ契約満了を機にウェスティンの冠を外して独自のブランディングでやっていく決断をしたんだと。建物自体の古臭さから積極的に泊まりたいと思えるホテルというわけではなかったが、1泊1万円そこらで泊まれることを考えれるとSPG(マリオット)のホテルリストから無くなってしまうには惜しいと思えるホテルである。

ということで…でもなんだかんだで名古屋だと名古屋駅併設のマリオットが最強だよなーと思いつつ、ホテルの無料シャトルバスでウェスティンへと向かう。

ホテルまでは毎時00分に名古屋駅広小路口の成城石井前から出る無料シャトルバスで約20分。栄などの繁華街へ行くにも基本タクシー移動が必要となるので、観光の拠点として使うには若干不便な場所にある。

*SPGを離れホテルナゴヤキャッスルとなってもシャトルバスサービスは引き継がれているみたい。
⇒ホテルナゴヤキャッスル公式サイト:https://www.castle.co.jp/hnc/access/


この日は残念ながらバスの出発時間まで40分ほどあったので、ホテルへの移動前に腹ごしらえしていくことに。ちょうど広小路口に名古屋メシを食べれる“名古屋うまいもん通り”があるので時間潰し&小腹満たしには困らない。

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胃袋がえびふりゃあぁぁぁが欲していたのでまるは食堂を発見して入ってみるも、お目当ての特大エビフライは入荷待ちとの情報にテンションダウン。


代わりにJR名古屋駅定食を喰らってからバスへ。いや、ほんとは同じ値段のエビフライ定食が食べたかったんだけど、限定物への弱さが露呈して名古屋駅定食など頼んでしまった。


シャトルバスに乗り込むと、シートポケットにもSPGからの脱退に関する案内書が入っていた。SPGからは脱退しますが、これからも新生ホテルナゴヤキャッスルとして頑張っていきまっせ、と。後でリリースされた報道に拠ると、なんでも2020年頃を目途に建て替えを始め、2025年までには富裕層を意識した真のトップブランドのホテルに生まれ変わるのだと。やっぱり外資チェーンの集客力に頼らず独自のマーケティングでやっていきたいみたいだが…ラグジュアリーコレクションあたりでまたマリオットに戻ってきてくれんかなw


そんなこんなでホテルナゴヤキャッスルの将来に想いを馳せながら20分程バスに揺られていると、ウェスティンナゴヤキャッスルに到着した。ホテル名にキャッスルとあるが、大連にある同じくSPG系列のキャッスルホテルのようにホテル自体が城というわけではないので悪しからずw


本館からちょっと離れたところにはフィットネスクラブとプールも併設されているのだが…まるで遺跡の様な古い建物だし、これはホテルの古臭さを醸し出しているだけなのでちょっといただけない。


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これはやばい、前時代的なおんぼろホテルに来ちゃったか…と覚悟して館内に入ると、モダンな雰囲気に改装されたロビーの姿に一安心。特に古臭さを感じることもなかったし、ロビーやベーカリーのスタッフも極めて親切。ロビーからして普通に居心地良いじゃないですか。

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ロビーの一角には金のシャチホコならぬパールのシャチホコなんかの芸術品も展示されていて、泊まっているだけで地域性が感じられたり観光した気分にさせてくれる。

チェックイン・SPGプラチナ特典

老舗だけあってフロントスタッフのチェックインの対応もこなれたもので、「プラチナ会員様ですね。ウェルカムアメニティはどうなさりますか?」とすっとアメニティの選択肢が書かれた紙を渡された。わざわざ紙で選択肢を提示してくるくらいだから選択肢も多いのかと思いきや、至って普通に500ポイントもしくは朝食という内容。ラウンジが無い上に朝食もギフトで選択しなければ付かないので、プラチナ会員の特典はショボいと評価せざるを得ない。
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ただ、部屋に関してはシティービューからキャッスルビューにアップグレード頂けたようだ。

部屋:デラックスキャッスルビュー

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うーん。改装されているとはいえ、やっぱり建物自体は古いので全体的に一昔前感がある。まぁ値段的にも他のウェスティンよりはだいぶ安いので高級感を求めてはいけないか。


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ホテルがウリにするキャッスルビューは確かに圧巻で、部屋の正面に綺麗に天守閣が見える。ちらっと見えるパーシャルビューではなく、真正面に見えるという贅沢。ベッドに全裸で(?)寝ころびながら名古屋城の全景を眺めたりもできるw これは確かに贅沢だわ。

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他はデスクが気持ち小さすぎたくらいで、特に特筆すべき点は無い。あ、チップスターが冷蔵庫冷やされてたのもびっくりしたか。開封後のものならともかく賞味期限もまだまだ先の未開封のポテチなら常温放置で良いとおもうのだが、名古屋ではポテトチップは冷やして食べる物扱いなのだろうか。

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バスルームも古いけど清潔だし全面タイル張りで高級感がある。

ライブラリーカフェ

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残念ながらこちらのホテルにはラウンジが無く、代わりエグゼクティブライブラリーというコーヒー等が飲める待合室的スペースが用意されていた。一昔前まではカクテルアワー付きのクラブラウンジとして使われてみたいなんだけど、随分とサービスが簡素化されてしまったようだ。


不愛想なスタッフ1名の監視のもとに簡単なペイストリーやカプセル式コーヒーが無料で提供されているくらいで、チェックイン・チェックアウトといったフロント機能も無し。

朝食

朝食は地階にあるブローニュにて。エッグステーションもあるし、和洋一通り揃っている。「スモークサーモンとアボカドと豆腐」というなんの捻りもない名前のサラダ料理が特に旨かった。
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あと、ホテルの朝食でおでんは初めて見たな。しかも名古屋らしくミソが添えられている。黙後も出汁巻ではなく伊達巻だし、豆腐も普通の豆腐ではなくおぼろ豆腐。さつま揚げなんてのもあるし、全体的に和食系は他のホテルに比べて変わり種メニューが多くて楽しめる印象。


がっつり食べさせてもらったんだけど、オムレツが何の具材も無いプレーンオムレツのみというのは個人的には物足りなさを感じたかな。結局作り置きのスクランブルエッグにしちゃったし。

所感

昭和44年創業という古い歴史を持つホテルナゴヤキャッスル。外観や客室の内装から少し古びた印象を受けたが、リニューアルされているので滞在中に特に不快に感じることはありませんでした。マリオットからの脱退・更なるリニューアルで新生ホテルナゴヤキャッスルがどのように変化していくのか。もちろん勝算あっての決定なんだろうけど、リニューアル後に集客に苦戦してまたマリオットに戻ってきてくれないかなと期待してみたりw

【ウェスティンナゴヤキャッスル(現ホテルナゴヤキャッスル)】


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ホームページ:https://www.castle.co.jp/hnc/
住所: 〒451-0034 愛知県 名古屋市西区樋の口町3-19
電話: 052-521-2121

ウェスティン琶州(広州) スイートルーム宿泊記

この日は広深港高速鉄路で深セン福田から移動し、18:26に広州南駅に到着した。宿泊先は広州南から25km離れた琶州にあるウェスティン。広州南駅は市街地と離れすぎだろ!と運転手に当たり散らしながら、恐らく19:30までであろうウェスティンのカクテルアワーに間に合わせられるよう時速100Kmでタクシーを琶州へと走らせる。

渋滞に巻き込まれぬよう高速を走ってもらい何とか19:15にホテルへと到着した。
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ドきついライトアップで強烈に自己主張してるんで遠くからでも非常によく目立つランドマーク的存在のウェスティン琶州。ビルの最上部に21世紀少年の「ともだちマーク」的なロゴが光ってて妖気を漂わせているというか、何か悪の組織の本社ビル的で印象的である。

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そんな魔の巣窟的ビルの中に足を踏み入れると、いきなり入り口真正面の床にどでかいWeekend Welcomeの投影文字がw ええ、出張で疲れ切った心身を癒すべく週末のquick get awayを楽しませて頂きます。

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Your24で19:00までのレイトチェックアウトとスイートナイトアワードの両方をぶっこみSPGライフを満喫させて頂きたかったのだが、今回は申請期間が切れてからの予約だったので通常通りにチェックイン。それでもスイートルームに空室があるとのことでアップグレード頂けた。そりゃあそうだよな。基本的には広州交易会等の展示会参加者用に建てられたホテルなんだから、この日の安っい宿泊費からも分かる通り展示会が開催されないオフピーク時の稼働率は高くない。

ラウンジ(カクテルアワー)

エグゼクティブラウンジは最高の見晴らしが楽しめる40階に位置。カクテルアワーは予想通り19:30までで、今回は閉幕5分前の19:25にギリギリ滑り込みセーフ。広州南駅で老体に鞭打ち打って全力ダッシュした甲斐があったというものだ。

【ラウンジサービス内容】
営業時間:06:30-23:00
コンチネンタルブレックファスト:06:30-10:30
イブニングカクテル&オードブル:17:30-19:30

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ラウンジはピーク時の利用人数に合わせて設計されているからか、非常にデカい。需要の波が激しい特殊な立地条件にあるホテルって管理が難しそうだな。

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うーん、肝心のお料理お飲み物は、閉幕間際だからかミールコーナーには残念ながら人民様が食い散らかした残飯といった感じが…。


とりあえず全部のプレートを空にしてやる勢いで冷え切った残飯を盛り付け胃袋に流し込む。


食べ終わってバッフェコーナーに戻ってみると、料理やリカー類は綺麗さっぱり片づけられていたが、ビールは終日での提供なのか冷蔵庫に残されていた。

部屋:ウェスティンリニューアルスイート

ラウンジで飲み食いをさせて頂いてから重い体を引きずるように部屋へと移動。

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入り口正面のリビングだけで一部屋分の広さがあるし、天井も高くてすっごい広々。流石は100㎡と3桁の部屋面積を誇るスイートルームである。最安値部屋でもスイートにアップグレード頂けるSPGはやっぱりやめられない止まらない。

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すげー、赤ワインまで頂けちゃうの!?赤ワインがあたかもウェルカムギフトかのような置かれ方してて思わず手を出しそうになるも、これは罠だと手を付けずに思い留まる。

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こっちは正真正銘のウェルカムギフト。殴り書きの手書きレターとお上品なスイーツセットをソファー前のテーブルにご用意頂いていた。

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奥のベッドルームからは琶州の街並みだけでなく広州タワーまでもを視界にとらえることができる。低層階の部屋だけど、周りには展示会場やホテルくらいしかなく大変静かでゆっくりと安らげる。シェラトンやマリオットのある天河の中心地からも10km程度の距離と遠くはないし、意外と穴場だな。


イビチャオシムことOSIMのフットマッサージ機まで用意されてるし…部屋によってはフィットネスバイクまで置かれたりするらしい。


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ウェットエリアも広々で、バスタブも大きく深いのでガッツリと湯船に浸かることができる。次回は入浴剤の持参がマストだな。暖房の効きが弱いので寒い夜は湯船で温もってから布団に入りたい。


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アメニティはウェスティンオリジナルとロクシタンの二種類。

朝食


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翌朝の朝食も満足できる内容。麺料理もペイストリーも大変美味しく頂けたし、健康志向なだけあって野菜料理の種類も豊富だし野菜自体も新鮮。やっぱり心も体も癒されますわ、ウェスティンに泊まると。

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最後は生絞りのメロンジュース・スイカジュース・果実たっぷりのオレンジジュースを1ボトルずつ飲み干し朝食終了。健康なものばかり胃に詰め込んだんで寿命が延びた気がするわ。22世紀までいけそうな気がしてきた。

プール


チェックアウト前にはプールで体を動かそうと思ったら…帽子の着用が義務づけられているようで、帽子の無い自分は入れんかった。

所感

展示会参加時にお勧めみたいな紹介のされ方だけど、逆に展示会開催時期以外のオフシーズンに安く泊まる方がゆっくりできて良いわ。逆に広州交易会の開催時にはアロフト天河やら東圃のフォーポイントやらといったホテルは無料送迎バスを出してるんで、満室でくっそ高いウェスティンよりそっちを利用しても良いと思う。

ウェスティン琶州/Westin Pazhou


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住所:広州市海珠区風浦中路681号広交会展館C区
SPGカテゴリー:4


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ウェスティンジャカルタ クラブフロア宿泊記

この日は土曜日!渋滞まみれ汗まみれローカルフードまみれでくったくたに疲れた泥臭いジャカルタ滞在の最後は評判の良いホテルで出張の疲れとストレスを癒したいと、評判良さげなウェスティンジャカルタ(Westin Jakarta)に泊まってみることに。



ジャカルタのウェスティンはクニンガンのラスナサイド通りに2016年8月にオープンしたばかり。高さ308メートルとインドネシア最高峰のガマタワーの50-69階という高層フロアで運営している高層ホテルマニア垂涎の贅沢なホテルなのである。
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客室はガマタワーの中の53階から66階にある全272室。スパ・プール・フィットネスクラブは50階、フロント・レストラン・ラウンジは51-52階に位置し、いずれの施設からもジャカルタの街を一望できる。ラッフルズタワー(252メートル)も高かったけど、ガマタワーは遥かに高い300メートル越えで見上げると首が痛くなるレベル。



ホテルエントランスで金属探知検査を受けてから高速エレベーターで52階のロビーフロアへと垂直移動。金属探知検査というと物々しい感じもするが、保安検査員は朝早くても夜遅くともラテン系的なノリで明るく接してくれて堅苦しい雰囲気は皆無だった。

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250メートル超の高度からジャカルタの街を360℃見渡せる圧巻のロビーフロア。なんたって現時点でインドネシア最高峰の建物なんで見渡す限り視界を遮るものは一切なく、まるでジャカルタ上空に浮遊する天空城のような感覚を楽しめる。


ロビーフロアから見下ろせる51階のオールデイダイニングのSeasonal Tastesがモザイクタイルで優雅だな~と思ったら、窓の外が思いっきり墓地になってて思いっきりワロタ。稲川淳二もびっくりのスピリチュアル系墓地ビューレストランw。こっち側に面した墓地ビュールームだけは絶対イヤだわー。

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チェックイン時にフロントマネージャーがわざわざバックヤードから出てきて手厚い挨拶攻めを受けるなど、謎の厚遇を受けてから客室へ。チェックイン時に部屋の説明が無かったのでアプリで予約内容を確認したところ、「リニューアルルーム」との記載があったが、昨年に完成したばかりのビルでリニューアルルームって一体なにをどのようにリニューアルしたんだ??

部屋

ゲストルームは13のスイートを含む全272室。カテゴリーは最安値のウェスティンルーム(46~48㎡、163部屋)・プレミアムルーム(56-59㎡、38部屋)・ウェスティンクラブルーム(46-48㎡、19部屋)・リニューアルルーム(68㎡、23部屋)・エグゼクティブスイート(92-94㎡、11部屋)・ウェスティンスイート(166㎡、1部屋)・プレジデンシャルスイート(270㎡、1部屋)と7タイプあるが、半数以上が最安値のウェスティンルームの為にアップグレードには渋そう。自分はスイートとか要らないのでとにかく墓地ビューだけは勘弁してくれとお願いしておいた。
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アプリの部屋説明ではリニューアルルームはコーナールームとの説明書きがあったが、フロアマップを見たら全然コーナーじゃない。


落ち着いた色調のファブリックを纏った家具が揃う。オープンして日が浅いだけあってファーニチャー類はピチピチで張りのあるコンディションのままである。


ベッドボード上のペインティングやカーペットの花柄が落ち着き有る空間を演出。シャープでクールな印象のシェラトンジャカルタに対してウェスティンは落ち着き有る色彩や丸みあるフォルムの家具を多用したりと、どこか柔らかく優しい印象だ。

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期待していた部屋からの眺めは空が靄っちゃってて魅力半減。せっかく墓地とは反対側のダイナミックな展望が楽しめるであろう部屋を取ったのに、スディルマンの高層ビル群が霞んでしまってる。

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クローゼット。おいおいアイロンないぞー困ったぞーって探し回った末、セーフティボックス脇の隠れ引き戸の中に発見。

ひだり みぎ
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スタイリッシュな水周り。バスタブが大きくてやったりと入浴を楽しむことができる。

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ミニバーはウェスティンクラスにしたら随分と寂しい内容。どうせ高いから手は付けないんですけど。


SPGプラチナ会員向けウェルカムフルーツ。個人的にブドウはポイント高い。ナイフ入れたり皮剥く必要が無く気楽に食べられるんでw

エグゼクティブラウンジ

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イブニングカクテルのサービスを満喫すべくお腹を空かせて65階へ。がっつり食べ漁ってきますよ!

イブニングカクテル
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ほお。品数は多くないものの、一点一点の料理のレベルが高い!特にサラダが充実。生野菜を洗って出すだけでなく、特製ドレッシングに絡めた海鮮サラダや海藻サラダなどがお洒落に盛られて供されている。あとはプルコギだな。柔らかお肉をあっつあつの状態で食べさせてくれた。

朝食

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朝食はラウンジではなく51階のSeasonal Tastesで。ウェスティンに泊まる場合は生絞りフルーツ・野菜ジュースやスムージーをガブ飲みできる朝食会場で朝御飯を取るのがマイルールなのである。

定番のブレックファーストメニューだけでなく、インドやアジア料理も豊富。
ひだり みぎ
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充実のローカルフード。ムルタバなんかもオーダー制で焼き立てを食べさせて頂ける。

ひだり みぎ
レモン・生姜・セロリ・バナナ・青菜・キャロット等々のフレッシュジュースとミューズリーの鉄板焼きがお勧め。他にもヌードルバーやエッグステーションもあるし、ここまでライブキッチンが充実したホテルの朝食会場も珍しいし、各スタッフが活き活きとプライドを持って調理されている姿に感銘を受けた。ここのスタッフ、シェラトンに負けじとレベル高いわ。

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ついつい食べ過ぎた。

周辺環境


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Plaza Festival、Mall Kota Kasablanka、Kuningan City Mall、Mal Ambassador、Lotte Shepping Avenue、ITC Kuningan等々、ホテル周辺には多数のモールがある。

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異臭漂わすヘドロの川、穴トラップ(歩きスマホに注意!)、集団墓地といった数々の難所を越え、ラウンジスタッフお勧めのカサブランカモールへと歩いて向かう。


ジャカルタにあるカサブランカのリトルトーキョーという、自分が今どこにいるのか良く分からなくなるフードコートを発見。


凄く美味しくなさそうに見える鮭寿司ロールの広告。


こちらは興味を惹かれる「飛んで芸者ロール」。こういったネタ的な寿司屋もあるけれど、モールカサブランカは基本的には清潔で現代的なモールだった。

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もっとローカルローカルしたモールがお好みの場合はITC Kuninganへ。

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海賊版DVDやコピー物のブランド腕時計なんかがところ狭しとならんでる他、バンコクのMBKのような小さな家電や携帯屋が集積したフロアもある。

所感

シェラトンジャカルタと同様にラウンジスタッフのレベルが高いホテルであり、SPGプラチナなホテラーの皆様にもご満足頂けるでしょう。特に朝食と部屋からの眺めについてはウェスティンに分があるかな。あとは立地と部屋の好み次第。自分は部屋がクールなシェラトン派なので、朝食レベルに妥協してでも次はシェラトンかな。

ウェスティンジャカルタ(Westin Jakarta)


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住所:Jl. H.R. Rasuna Said Kav.C-22 A Kuningan Jakarta Selatan, DKI Jakarta 12940
電話:+62 21 27887788


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ウェスティン西安 コーナースイート宿泊記

西安での二泊目はSPG系列のウェスティン西安。ここには一泊だけの滞在として、翌日からはアコーのソフィテル人民スクエア⇒シェラトン西安賽瑞城北と観光中にもかかわらずホテルホッピングをする計画である。

ウェスティンを一発目に持ってきたのは立地的な理由。西安のシンボルである大雁塔まで徒歩数分と自分の観光計画にピッタリだったからである。
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大雁塔の南広場に面して建つ茶系の縦格子と真っ赤な赤提灯が特徴のスタイリッシュな建物がウェスティン西安である。5階建てと中国のSPG系列ホテルとして非常に低層なのは、大雁塔近辺の建築物に高さ規制があるからだろうか。周囲を見渡しても高層建築物は殆ど見当たらない。


交通量の多いホテル前の通りをやっとの思いで渡り切って館内に足を踏み入れると、そのドギツイ赤色に目が眩む。上品な赤というより本当にビビットなレッドだからな…。来たる旧正月用の特別な演出なのか高級ホテルというよりは中国高官用の接待会場のようで、超絶大音量の中華ミュージックが流されてても違和感ないような仕様である。

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ロビーも唐朝時代のスタイルらしいが真っ赤赤で落ち着かない。どちらかというとモダンスタイリッシュなメリディアンっぽいセンスかと思うけど。


ひだり みぎ
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今回の部屋はクラブフロアの5階にあるコーナースイート。ホールウェイには陶器や絵画等のアートコレクションがさり気無く飾られているなど遊び心に溢れているのだが、全321室が5階建てと低層で横に広い造りの建物なので、コーナースイートだと建物中央のエレベーターから2-3分程歩くことになる。重たい荷物を持ってたら億劫になるので、スーツケースなどがある場合は一階のスタッフにお願いして部屋まで届けてもらった方が良いかもしれん。

部屋:エグゼクティブスイート

今回はスイートナイトアワードで図々しくも一番ごっついエグゼクティブスイートに対して申請をかけてたのだが、無事に申請が通ってしまった。一泊RMB8,743(≒JPY141,000)~と高価なだけって専有面積は驚異の135㎡で、唐朝時代の建築様式をモチーフにした内装の部屋がなんだか沢山あるw。オフシーズンとはいえ、よくスイートアワードの申請が通ったわ。ホテルによってはスイートの中でも最弱のジュニアスイートにしか申請がかけられなかったりもするけれど、ここで改めてスイートナイトアワードの威力を思い知らされた。
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さぁ憧れのエグゼスイートとご対面。ドアを開けると正面はいきなり壁で「ファッ!?」ってなるけど、壁を右に折れるとエグゼスイートだけあって何だかいろんな部屋が見えるw

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一番奥がチェア×6・ソファ×1・デスク×2のリビングルーム。ここだけで香港の標準ホテル1部屋分くらいの広さがありそうで草生えるw


デスクに置かれたウェルカムスイーツ以外に、ホテル地下部にウェスティンが自前で作ったという世界初のウェスティンブランドの美術館への無料入館券まで頂けた。

ひだり みぎ
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その名も西安曲江美術館。各省から集めてきた歴史ある壁画が主たる展示品となっている。


リビングルームには他にもネスプレッソマシンも完備。クラブフロアなんでラウンジでいつでも無料でコーヒーが飲めるので今回は利用せず終いだったけど。


リビングの手前、エントランス方面から見て右手は第一のトイレ。

そして、左手奥がリビングルーム・第二のリビング・ウェットフロアという構成になっている。
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一番手前のベッドルーム。低層で直ぐ外が大通りで観光客も多いのでちょっと煩いのが気になるな。

ひだり みぎ

第二のリビングルームは小ぶりで書斎ちっく。ド派手な演出のロビーと違って落ち着いた内装でホッとする。

ひだり みぎ
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水周りもダブルシンク+独立シェアーブースでゆったりした造り。

クラブラウンジ

クラブラウンジは5階エレベーターホール横。

ひだり みぎ
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PM2.5指数=421で前方が完全に霞んじゃってますが、大気汚染ビューの特等席でテラスシートも完備。部屋数321の割には座席数がやたらと多く、席と席のスペースが若干狭めか。

ひだり みぎ
先ずは出始めに18:00-20:00に開催されるカクテルアワーに参戦する。

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ガッツリ系からスイーツ系まで古事記も納得のラインナップなのだが、エクストラビッグボディーの遠慮を知らない白人観光客が料理をかっさらっていくので料理確保の競争率は高い。あいつら、お前らの胃袋は宇宙か!ってくらい食べよるからな。

ひだり みぎ
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大好きなオイスターのガーリック和えなんかもあったけど、人気過ぎて一個しか確保できないままに品切れゲームオーバーとなってしまった。夜食は不完全燃焼で終わってしまったので、翌朝の朝食で全力投球する方針に切り替える。

朝食

ひだり みぎ
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朝食はラウンジではなく朝食会場Seasonal Tastesで。麺とフレッシュジュースが充実していて、特に、ケール・ほうれん草・バナナ・シナモン・マンゴーのごちゃ混ぜノンアルカクテルが絶品。

周辺環境

前述の通り大雁塔まで徒歩数分という立地。天井がプラネタリウムみたいになった最新ショッピングモールやコンビニも徒歩圏にあるので食べ物や日用品の調達に困ることはないでしょう。

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周辺の曲江新区は大雁塔を中心に再開発されていて、中国のローカル色は皆無の今風租界といった感じで洒落ている。

城壁内の見所周りには向かないけど、城壁南部の大雁塔・小雁塔・陝西歴史博物館辺りへの観光拠点としてはアリでしょう。一泊最安値600元台からでウェスティンに泊まれるのもオイシイですし。

ウェスティン西安/Westin Xi’an


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住所:慈恩路66号 曲江商圈雁塔区西安市陕西省 中華人民共和国
SPGカテゴリー:3
電話:+86 29 6568 6568


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【2017年新疆・敦煌・西安旅行記】