宿泊記 インターコンチネンタル 上海瑞金(上海瑞金洲際酒店)

宿泊記 インターコンチネンタル 上海瑞金(上海瑞金洲際酒店)

上海での宿は瑞金賓館ことインターコンチネンタル上海瑞金。フランス租界地跡の閑静な場所にひっそりと佇むクラシカルな名門ホテルです。


歴史ある瑞金賓館。1917年に上海で財を成したイギリス人不動産王の邸宅として建てられたのが始まりで、戦後に共産党が国賓用ホテルとして接収。その後1979年から一般人も泊まれる高級ホテルとして開放され、2013年からはIHG傘下のインターコンチネンタルホテルとして運営されてきています。

どこかでタクシーにホテル名を告げても理解されなかったというクレームを見かけましたが、インターコンチネンタルではなく瑞金賓館と告げたら間違いなく伝わるかと。なんたって万人の憧れのマトであり、上海のクラシカルホテルの代名詞的存在ですから。

ひだり みぎ
シティ型ホテルの多い上海市内の他のインターコンチネンタルと違い、こちらは広々とした庭園の中に小さな洋館が点在するガーデンヴィラタイプ。大都会・上海の中の緑のオアシスとばかりに綺麗に整備された庭園が広がっています。


歴史的建造物が多く残る旧租界エリアの中にあっても、ここ瑞金賓館の格式の高さは本当にレベチ。敷地内に一歩足を踏み入れただけで優雅な租界時代にタイムスリップしたような感覚すら覚えちゃいます。それこそ警備員のおっさんですら雰囲気補正でオールド上海時代に活躍した文化人みたく見えてくるから不思議なもんですよ。

チェックインは本館で。クラシカルなホテルにありがちな内装ボロボロ設備ダメダメということもなく、ホテル内も超絶優雅。もちろん何度も改修が繰り返されてきたとはいえ、100年前の個人の邸宅をメンテメンテで今なお高級賓館として機能させているって凄いことですよね。良い年の重ね方をしてきたナイスシニア感が半端ないっす。

部屋:King Premium Room


今回ご用意いただいたお部屋は、本館から離れたこちらのお屋敷の中の一室。中に入るのが忍びなく思えるくらいの立派な建物です。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
部屋を彩る雅やかな調度品、その一つ一つの細部までこだわりぬかれているのが分かります。照明の具合もまた絶妙で、クラシカルで優雅な雰囲気が引き立てられています。
一言でこの部屋を例えるとしたら、Tasty。実に味わい深い部屋なんです。


ここまでくるとウェルカムフルーツのバナナやマンゴーまで気品高く見えてしまいます。雰囲気補正って怖いですね!

周辺環境

近所にオールド上海を再現したレトロエリアの田子坊がありますので、ちょいと一杯引っかけたい時やレトロな雰囲気を味わってみたい時なんかにも便利です。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
店舗の入れ替わりが激しくて、お気に入りの店もバンバン無くなっていくのが悲しいところ。ただ、雨後の筍のようにどんどんとオシャレな優良店がドンドンと生えてくるのも中国らしいところなので。行ったら行ったでまたなんだかんだで楽しめちゃうのが田子坊です。

食事(朝食とルームサービス)

会員特典で朝食を無料で頂けたのですが、他所での用事が長引いてしまって朝食の時間内に戻ることができず…

朝食終了5分後に会場に着いたのですが、お情けでアイスクリームだけ恵んで頂けましたw きっとアイスだけでも食べたいーって表情に出しちゃってたんでしょうねw


朝食を逃した悔しさはルームサービスでリベンジ。
中庭を見下ろし鳥のさえずりを聞きながら食べていると、ここでも雰囲気補正で世界一美味しい雲吞だと思えてきてしまうし、自分も優雅なお屋敷に住まう男爵だと錯覚してしまいそうになる。雰囲気補正恐ろしい!

上海だとホテルオプションも多くて、どちらかというと都市型の近代的ホテルの方が快適で人気も高いのかなーと思いますが、たまにはクラシカルなホテルに泊まってみるのも良いものですよ。

【InterContinental Shanghai Ruijin】

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