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ジョージアの首都トビリシでジプシー団による強盗被害に遭う


ジョージアの首都トビリシでの悲しい経験について。こんな被害に遭ってしまって恥ずかしいし情けない限りですが、注意喚起の為に書き残しておきます。

ええ、ジプシー(定住地を持たず、どこの国にも属さない放浪者)集団に背後から襲撃されて、財布を奪われた件です。
ひだり みぎ
トビリシ随一の観光名所であるグルジア正教の旧総本山・シオニ大聖堂を出て直ぐ、携帯でグーグルマップを確認しようと立ち止まったところ、いきなり背後から腕やら脚やらを抑え込まれまして。観光地ド真ん中での白昼堂々の犯行に、一瞬何が起こったのか分かりませんでした。

何?何?何?と思ってパニくりながらも必死に抵抗して強盗団を自分の身から引き剥がす。あまりに一瞬の出来事で本当に何が起きたのか分からなかったし、その時点ではスられた認識も無かったです。今思い返せば、観光地ド真ん中だったので油断したのと、まさか自分が強盗被害に遭うはずがないという根拠の無い過信が強盗団に付け入られる隙を生んでしまったのかもしれません。

ようやく不良集団を追い払ってから我に返って身の回り品を確認すると、首掛けバッグに入れた財布が見事にすられてました。 首掛けバッグの上にジャケットを着てたんですが、携帯を取り出す時にジャケットのジッパーを下ろしたままにしてたのかもしれません。


イメージこんな感じ。いくら腕力の弱い未成年が相手とはいえ、無防備の状態で5人もの人に背後からアタックされたら、千手観音でもない限り防ぎきるのはムリゲーっす。相手は手が10本あるわけですから。携帯の画面に意識を集中してしまい、背後からの接近を許した時点で自分の負けでした。

リスク管理的にはここで諦めて損切りした方が良かったのかもしれませんが、クレカだけは絶対に取り返したかったので、執念で奴らを30分ほど追跡。でも、1対5だと捕まえきれないので、通りすがりの人達に助けを求めながら。

20-30人くらいには助太刀を頼んだと思うのですが、皆さん揃いも揃ってガン無視で、素敵な見て見ぬふり芸を披露してくださいました。白昼堂々背後から襲われたのも衝撃でしたが、誰一人として手を貸してくれないのにはもっと驚きましたw

のちにホテルのスタッフにこの話をしたら、ジプシーの少年少女による窃盗や強盗は決して物珍しい事件でもないし、通行人もわざわざ自分からトラブルに巻き込まれるようなことはしないと思いますと言い放たれました。事なかれ主義。まぁ確かに見ず知らずの外国人を助ける義理は無いですし、犯罪に巻き込まれるリスクを取ってまで人助けする人の方が珍しいですよね。

結局、付近をパトロールしてた警察が奴ら5人のうち3人を取り押さえてくれ、パトカー2台に分かれて警察署に行くことに。自分の不注意により、警察の方々まで巻き込んでしまって申し訳ない限りです。

しかし、実行犯は未成年ということで、せっかく取り押さえたのに法的に裁かれることはないままリリース。なんなら色々と調書を求められたりと拘束され続けた私より早く解放されてましたからね。ジョージア正教会の神が代わりに奴らと奴らの親玉に天罰を与えてくれると信じることにしますw

ジプシーの子供強盗団によるスリ被害は増加傾向にあるけれど、警察としては子供を取り押さえても法的には何ら対処のしようがない、ジョージア警察が決して無能というわけではないという点を強く強調されました。あいつら仮に捕まっても失うもののない無敵の人ですからね。こういった無敵の子供隊を裏で操っているのはジョージア国外に拠点を置く国際的巨大闇組織らしく、ジョージア警察としても手が打てずに困っているのだそう。

結局、一番年長の赤服女が下着の中に隠していたというくしゃくしゃになったUS$紙幣数枚とクレジットカード2枚は返ってきましたが、殆どのお金は逃げ遂せた2人が持っていったのであろうということで回収できませんでした。

一応、この件は外務省にも被害届を提出。すると、やはり同様の被害に遭われた方も多数いらっしゃるとのことでした。
参考までに、外務省の情報も載せておきます。
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_200.html

近年,各国からの観光客増加を目指す政府方針の下,ジョージア内務省は国内の安全対策に力を入れており,首都トビリシ市内では多くの警察官がパトカーや徒歩で巡回していますが,2018年の登録犯罪件数は,ジョージア内務省が公表した犯罪統計によると,2017年と比較して増加傾向にあり,必ずしも安全とは言い切れませんので,適切な防犯対策を講じる必要があります。

1.邦人の犯罪被害
トビリシでは,以前に比べ治安状況は改善していますが,依然として外国人をねらったひったくり,置き引き等の窃盗事件や暴行事件も発生しています。場所によっては,複数の子供がグループで観光客を狙うケースも見られます。夜間のみならず,ひと気のない場所を一人で歩く際には,十分な注意が必要です。日本人被害の事例として,これまで以下の事件の発生が報告されています。

●旧市街を歩いていたところ,背後から複数の子供の物乞いに襲われ,財布を奪取される。
●大通りのベンチに座っていたところ,複数の物乞いが近寄ってきて,財布を取られそうになる。
●脱衣したジャケットから旅券を盗まれる。
●路上で親しくなった現地人と飲酒したところ,意識を失い現金等を強取される(睡眠強盗)。
●駅や路上でスリ・ひったくり被害にあう。
●外国人が多く行く店の周辺や繁華街で子供を含む数人から金銭を強要される。
●路上で親しくなった男に観光案内すると誘われ,夕暮れになったところでひと気のない路地裏に連れて行かれ,頭部を石で殴打され,軽傷を負った上,金品を強奪されそうになる。
●公衆浴場で入浴中,衣類から財布等を盗まれる。
●親しげに声をかけてきた若い男に,暗がりに連れ込まれ,いきなり顔面を殴られ,刃物で刺すなどされ,所持品を強奪される。

トビリシ市内で人が多く集まる場所では,スリや置き引き等に気を付ける必要があります。市内の主な繁華街は,ショタ・ルスタベリ(Shota Rustaveli)通り,アフヴレディアニ(Akhvlediani)通り,トビリシ中央駅前のピロスマニ(Pirosmani)通り,メテヒ教会付近のゴルガサリ(Gorgasali)広場付近,バケ(Vake)地区,チャフチャバゼ(Chavchavadze)通り,ベラ(Vera)地区,サブルタロ(Saburtalo)地区,ディドゥベ(Didube)地区等です。

こうしてみると、金銭的被害だけで済んで良かったと思うべきですかね。頭部を石で殴打とか、刃物で刺すとか物騒でなことこの上ない。

自分がたまたま被害に遭ったからといってトビリシ=治安が悪いと一方的に主張するつもりはありませんが、少なくともネット上に氾濫してるジョージア安全神話を鵜呑みにして安心するのは危険かと。凶悪犯罪が比較的少なく相対的には安全な国の部類には入るのでしょうが、少なくとも観光客の財布を狙う不良集団は存在しているわけなんで、一人で外を歩く際は観光地であっても警戒モードでいた方が良いかと思います。お気をつけくださいませ。

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