搭乗記 アゼルバイジャン航空 B787エコノミークラス イスタンブール⇒バクー

トルコでの観光を終え、次なる目的地となるコーカサスの地へ。先ずはイスタンブールからアゼルバイジャンの首都・バクーへと飛び、ジョージア⇒アルメニアと周ってからイランへと抜けるルートでコーカサスを周ってきたいと思います。


アゼルバイジャンへは、1,106マイル・2時間45分の空の旅。

この区間は安定安心のターキッシュも直行便を飛ばしてますが、今回は少々の冒険をして未知なるアゼルバイジャン航空(J2)を利用してみることに。TKはいつでも乗れるけど、J2は今後も乗る機会に恵まれることは無さそうですからね。コーカサスの小国とはいえ、いってもソ連から独立した産油国の国営キャリアっすからJ2への期待値は高いっす。

トルコとアゼルバイジャンの経済的結び付きの強さを表すかのように、この区間はJ2だけでもデイリー3発。更にサビハ・ギョクチェンからもアゼルバイジャン航空の子会社的存在のButa Airwaysがデイリーで2発のフライトを飛ばしてます。トルコ⇔アゼルバイジャンってそんなに航空便の需要があるんすかね。

今回利用するのはISTを13:20に発ち、GYDに17:05に着くJ2 76便。J2はB767やB787といった大型機のビジネスクラスは“VIP Club”として差別化しているみたいで、A319やA320といった小型機のビジネスクラスより少々高い値付けとなってます。“Comfort Club”というのは、世間的に言うプレミアムエコノミーで、大型機のみに搭載。


地味に活動しているアゼルバイジャン航空のユーチューブページにもVIP Clubの紹介がありました。バクー⇔ニューヨークやバクー⇔北京といった長距離区間も飛ばしているらしいですが、これならオーバーナイトのロングフライトにも耐えられそうです。


今回の搭乗はステータス無しの丸腰で、キャビンクラスはエコノミー。荷物の重量を指摘されないかとかビビってましたが、担当者の対応がゆるゆるだったので全くの没問題。「イスタンブールはどうでしたかー?」「アゼルバイジャンでは何をされるのですかー?楽しんできてくださいねー」って、友達か!ってくらいフレンドリーな担当者でしたw

航空券を手にし、大混雑の中もみくちゃにされながら制限エリアへ。

搭乗開始まで10分ほどあったので、ゲート近くの免税店に立ち寄り酒を調達することに(試飲と美人のキャンペーンガールに釣られたw)。おっ、24トルコリラ(≒480円)とか安いやん!と見せかけてのユーロトラップで24ユーロ(≒2,900円)。店によってはリラ表記だったりするからタチが悪いっすw

しかも、飲んでみるとぶっちゃけ全然美味しくない。冷静に考えてワインはコーカサスで飲んだ方が良いだろう!と考えなおし、結果として試飲だけさせてもらうような形となったことへの罪悪感に苛まれながら手ぶらで搭乗ゲートへと移動することに。

このアゼルバイジャン航空、社歴は浅くて設立はアゼルバイジャン独立後の1992年、旧ソ連の国営アエロフロート・バクー支局から国営アゼルバイジャン航空として独立する形で設立されました。当初はアエロフロートから引き継いだ旧ソ連機メインでのやりくりだったのが、2000年代に入って東側からは決別じゃ!とばかりにオイルマネーにモノを言わせて次々と西側の機材を導入していき航路を拡大してきたそうな。背伸びしすぎた挙句にオイルバブルが弾けちゃったので破綻コースを辿らないかちょい心配ですが…バブル号ドリームライナーに乗り込んできたいと思います。


カスピアンブルーの塗装が曇り空に映えるJ2のB787、ちょうどファイナルコールとなったところで乗り込みます。

ひだり みぎ
ファイナルコールで乗ったのに、機内はアーマンド・ガララーガもびっくりするくらいガッラガラ。


横一列誰もいないどころか、こりゃ搭乗率1割程度ですわ。プレエコなんて誰も乗ってなかったし。カニバリゼーション起こしてLCCのブタちゃんの方に利用客が流れちゃってるとか?アゼルバイジャン語ではButa=豚ではないにせよ、イスラム教圏の国してButaなんて名前つけるからアッラーの祟りかもしれませんね。


ちな、可愛らしいButaちゃんの体は豚らしからぬスリムボディなEmbraer190。この日のエコ席はアゼルバイジャン航空のフライトより3割ほど安かったっす。



あたり前田のクラッカーですが、シートはエンブラエルと比べちゃうとB787の方が格段に良いんですけどね。

ひだり みぎ
いやー、それにしても乗客少ないなー。流石にトランジットか何かで遅れてくる乗客でも待ってるんだろーなんて思ってら、スカスカのまま機内アナウンスが流れてプッシュバックw ほんと数えるほどしか乗客いませんでしたw


気になる機内食はと言いますと、中の上クラスの質でした。メインのクリームパスタもさることながら、チョコチップとアーモンドスライスが入ったデザートが美味かったっす。中東の激キモ甘スイーツと違って、甘さの限度を弁えてらっしゃいましたねw

また、機内誌もちゃんとしてます。

いくら民族的にも宗教的にも歴史的にも取ること繋がりが深いとはいえ、One Nation Two Statesは言い過ぎぃぃぃ…と思ったけど、アゼルバイジャンの国旗の青色はトルコ民族を象徴するものだと聞いて妙に納得。あの国旗の青はカスピ海の青なんだと勝手に解釈してたわ。


機内食を食べて機内誌読んでゴロゴロしていたら、あっという間にアゼルバイジャンの首都バクーにアプローチ。無限に農家が広がる長閑な“火の国”アゼルバイジャン、どういった国なのか、期待に胸おどろらせながら市内へと向かいます。

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