この日はレバノンのベイルートからヨルダンのアンマンへと飛ぶ。
レバノン市街地のホテルから空港へはホテルが手配したタクシーで。
04:50発のフライトの為、眠い目をこすりながら02:55にホテル発。往路のようにタクシーの運ちゃんの後出し的な値上げ要求をされることもなく運転手と別れて真夜中の空港へ。
ベイルートのラフィク・ハリリ国際空港はミドルイースト航空の本丸ということもあって空港内の壁一面MEA MEA MEAとミドルイースト航空のロゴだらけ。ロゴのレバノン杉がクリスマスツリーみたいでシーズン感たっぷりです。
ミドルイースト航空はスカイチーム所属だったんだな。ロゴのレバノン杉がクリスマスツリーみたいでシーズン感あるわ pic.twitter.com/kBrL1z2eju
— ポンズ (@Worldtravelog) December 28, 2018
今回飛ぶベイルート⇒ヨルダンの飛行距離はたかだか148マイルで、東京-名古屋区間より短い超短距離フライト。MEAもデイリーで3発飛ばしているみたいですが、ワンワールド厨の自分のチョイスは勿論ロイヤルヨルダンで。
以前に香港⇔バンコクの以遠区間でお世話になったRJ。海賊船風の真っ黒い機体がワイは好き。
ガラガラのカウンターでパパっとチェックインを済ませてラウンジへ。
おっ、カタール航空ラウンジもあるやんけ!と思い乗り込むも、QRラウンジは自社便搭乗客専用。ワンワールドエメラルドの印籠が効力が発揮されず入室を拒否られる。
ミドルイースト航空 Cedar Lounge
ということでセカンドチョイスのMEAラウンジへ来たのだが、これがもう凄かった。良い意味で期待を裏切ってくれました。
3,000㎡超で450もの座席が用意された大型ラウンジ。規模もさることながら、中東とは思えぬ垢抜けたスタイリッシュさに度肝を抜かれやした。
中央のホールのド真ん中にはレバノンの国章や国旗にもあしらわれている杉の木が。なんかもうスケール感が違います。
そしてラウンジ内に散りばめられたこのアートコレクションの数々。バールベック遺跡での出土品とか、左官壁アートなんかとは比べものにならない考古学的価値を持った展示品が普通に置かれててビビる大木。
ミドルイースト航空なんてお堅いイスラム圏の弱小航空会社風な名称と、ビシッと決めたスタイリッシュなラウンジとのギャップがやばい。ほんと、ミドルイースト航空のラウンジなんて、全くもって期待してなかったすからね。
お酒も勿論振舞われるし、シャンパングラスにもレバノン杉がワンポイントであしらわれてたりとセンスの良さが光ってます。禁酒なんてくそくらえ!
ただ、ミールは朝食仕様だからかホットミールは殆ど無く、全体的にショボめ。
ホットミールはカレーと春巻だけで美味しくもなさそうだったけど、何故だかマンゴーがぷりっぷりしててめちゃくちゃ美味い。MEAラウンジのマンゴー、是非ご賞味あれ。
フライト
胃袋を満たしてからゲートへと向かうと、既にラストコールで既に皆さん搭乗を終えているのかゲートには乗客が誰もいなかった…
と思ったら、単純にガラガラなだけだった。ビジ席は12席あって吾輩のみ、エコ席の方も数える程しか乗客がいなくて笑っちゃうのを通り越して心配になるレベル。CAさんは、完全オフシーズンな上にこの時間帯のフライトなんでこんなもんですよーってサラっと言ってましたが…
目覚まし代わりの特濃アラビックコーヒー。メガシャキガムの1000倍効くね。カフェインの錠剤なんかも可愛く思えるくらい強烈な一杯で、眠気など一瞬で吹っ飛びました。
そして離陸直後に特濃コーヒーをもう一杯。早朝5時前発の超短距離便でこれだけ食べさせてくれるロイヤルヨルダン航空に胃袋が歓喜。羽田-名古屋間より短いフライトだと聞いていたのでビールでパンを流し込むように大急ぎでガン食いします。
ところが、なかなか高度が下がらないなーと思って地図見たらイスラエル上空絶拒コースを飛んでてめっちゃ遠回りしてた。羽田から名古屋に直で飛ばずに富山・大阪をグルーっと周ってから名古屋に行くような見事な三角飛びが披露されて困惑するワイ。ドーハからベイルートに飛んだ時もサウジアラビア・バーレーン・イラク・シリアの上空の迂回コースを飛ばされたり、ほんと中東情勢複雑すぎ。
そうこうしてるうちに朝陽まで昇ってきたし。ただでさえ数えるくらいの乗客しか乗せてない大赤字フライトなのに、こんなに大回りする羽目になりRJも涙目ですわ。
結局、ベイルートを発ち2時間半後の06:20にアンマンに到着した。
アラビア語のスターバックス、イェイ!
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