バガンビューイングタワーから眺めるサンセット

バガンでの最終日は、バガン遺跡地区の東の外れに建つバガンタワーことバガンビューイングタワーまでサンセットを見にいくことに。

バガンタワーは、観光の目玉にと2005年にオープンした高さ61mの展望台。評判はすこぶる悪いようだが果たして…
ひだり みぎ
宿泊先のニャウンウーから南へ約6キロ。日が暮れなずむ中、寒さに身を震わせながら電動バイクを走らせる。

遺跡群の外れの外れに一際高い灯台のような構造物を発見。こいつがマンダレー王宮のタワーをモデルに建てられたというバガンタワーになる。


景観を損ねているかと言えば確かにそうかもしれないが、一応メインどころの遺跡から離れてますからね。それはそれで「立地が糞!」という悪評に繋がっているようではあるが、着工にあたってメインどころの遺跡群の景観を損ねぬようとの立地上の配慮もあったのだと思われる。

入場料はUS$5。以前は10USドルだったらしいけど、さすがに高すぎたのか閑古鳥が鳴くばかりだったようで、一気に半値まで落としたそうw

建物に入ってからは11階の展望レストランまでエレベーターで直行。その後、レストランから螺旋階段で上まで上がり、窓無しのオープンスペースで360度のパノラマ風景が楽しめる展望台へ。人気ない人気ないと言われ続けてきたバガンタワーであるが、この日は100人弱はいるのではないかという観光客で狭い展望台が賑わっていた。

ひだり みぎ
素晴らしい見晴らしで、広範囲に渡って様々な形のパゴダが点在するバガン平原ならではの光景はただただ圧巻。周りの皆さんもこの幻想的な光景に胸を打たれ、太陽が大地へと吸い込まれる姿を固唾を飲むように見守っている。


13世紀にモンゴル帝国の第5代皇帝フビライハーンの侵攻を許し、数多くの寺院やパゴダが破壊されたという。人里離れた場所にある遺跡群の多くは侵攻を受けた当時のままの姿で残されており、色あせた赤レンガのパゴダがなんともいえぬ郷愁を漂わせている。



大地全体が赤く染めあげられたあと、茂みに佇むパゴダが徐々に暗闇に包まれていく。


ひだり みぎ
外に出てみると、夕焼けの中で遺跡群が霧に包まれていた。まるで仏の声が聞こえてきそうな神秘的な光景だ。






アンコールワットやボロブドゥールでのサンセットも良かったけど、バガンは圧倒的に観光客が少なく、遺跡の中の夕焼けを独り占めできますからね…。

これがバガンの美しいサンセットも見納めで、明日はバスでマンダレーへと移動する。

【バガンビューイングタワー(Bagan Viewing Tower)】

営業時間:06:00-20:00
入場料:US$5


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