愛しきヤンゴンのスーレーパゴダ(スーレー・パヤー)と英国統治時代の街並み

さてさて、折角ヤンゴンに来てみたので、先ずは手始めに宿泊先の近くにあるヤンゴン観光界の大御所・スーレーパゴダ(スーレー・パヤ)へと行ってみる。スーレーパゴダは2000年も前に仏陀の聖髪を納めるために建てられた由緒正しきパゴダであり、あのシュエダゴンパゴダと人気を二分するヤンゴン二大パゴダらしい。
それにしても、パゴダってお釈迦様のお骨が納められてる場合が多いと思うのだが、頭髪とはまたどういうことだろう。お骨だと入滅後に焼かれてから納められるってイメージできるけど、頭髪ということは焼かれる前ということだから、存命してる時に髪が分け与えられたということ?それとも、入滅後、肉体を焼く前に?てか、お釈迦様って剃髪してなくてフサフサだったの?一人で勝手に謎と妄想を深めながらスーレーパゴダへと歩く。


黄金の塔の高さは46メートル。町の中心地ど真ん中で真っ金金に輝きを放っていて、東京タワーかのような強烈な存在感を放っている。流石は大御所だ。

グーグルマップを見るとスーレーパゴダはヤンゴン最大の下町の雑踏の中、なんとまあロータリーのど真ん中に位置してるじゃあありませんか。参拝するにあたって恐怖の道路横断が必要となるようだが、こんなところで車に跳ねられ仏になるのは勘弁だ。


ミャンマーは英国の植民地だった影響からか幹線道路の交差点の多くはロータリー様式になっているのだが、それにしてもヤンゴンを代表するパゴダがロータリーの中心に立つといのは驚きだ。

意を決して道路を渡ってパゴダへと入ると、入り口の周りでは人々が食事してるしタバコ吸ってるし男同士でいちゃついてるしと、仏教が生活に溶け込んでる感が凄い。場所柄、買い物ついでにちょろっと寄って祈っていきましょう的な使われ方をしてるのだろう、立派な管制寺院のシュエダゴンに対してここスーレーパヤーは庶民のお寺と言った感じ。
ひだり みぎ
靴を預けるのに1,000チャット、入場料に4,000チャットを支払うと、ウエットティッシュを頂けた。そう、ミャンマーの仏教寺院は靴はおろか靴下もダメなので、参拝後は汚れを拭き取って下さいねとの配慮なのだろう。裸足になれっていうなら掃除しといてよ~と思うくらいご飯粒とか落ちてたりして汚い場所もあるので、これは嬉しいサービスだ。できれば両足分頂きたかったところだが。

入場料も払ったし、靴下も脱いでパゴダの中に入ろうすると、どこからともなく京都で坊さんをしていたと語るラッキーマネーモンクが目の前に現れる。何がラッキーなのかさっぱりわからないが、こいつのガイドに従ってお布施をしたら功徳が詰める的なことを言っている…
風貌からして悪徳詐欺師以外の何物でもなさそうだったので適当にあしらって内部へと入ると、今度は袈裟を身に纏った僧侶が勝手に隣にくっついてきてガイドをし始めるではないか。「勝手にガイドしておいて案内料を取る」という東南アジア人の伝統芸能の使い手で、後でお金を無心してくるに違いない。お坊さんの格好をしているので邪険に扱うのも気が引けたが、言葉が分からないので無視する作戦に出て、ほどなく撃退に成功した。しかし一体なんなんだこのパゴダは!

ひだり みぎ
ということでゴージャスな装飾が眩し過ぎるパゴダへと入ると、メインパゴダを中心に参拝ルートがドーナツ状に広がっていて、曜日ごとの守護神がズラリと並んでいる。ミャンマーでは水曜日のみを午前と午後に分けた「八曜日」なる暦があり、誕生日よりも寧ろ生まれた曜日の方が重要視されているのだと。

八曜日はそれぞれの「方角」と「シンボルの動物」をもっていて、このパゴダにはそれぞれの方角に曜日別の動物を祀る祠があるという造り。

円形の敷地をぐるっと回りながら参拝し、自分が生まれた曜日の仏像と動物にお祈りをして仏像に水をかければ運気アップ!ということらしい。郷に入っては郷に従えということで、自分もこれでもかと仏像に放水したった。

ひだり みぎ
8つの誕生日像の他、東西南北の四箇所にもエレガントなお釈迦様像が祀られたお祈りスポットがあり、人々の仏に帰依する姿を眺めることができる。仏像も、一つ一つが個性的で、金ピカのもあったりメカメカしいものがあったり黒っぽいのもあったりと見ていて面白い。


また、仏像や仏塔だけでなく、ミャンマーだるまことピッタインダウン様のお姿も。こちらは起き上がり小法師のように、「何度投げられても立ち上がる」という意味が込められた縁起物らしい。神様では無いのに多くのカップルに祈られていた。

まぁこんなもんだな。スーレーパゴダ自体は大きくないし、がっつりお祈りをしてくるといった人でなければ30分程で見終えてしまうような規模だと思う。

ここからはスーレーパゴダ付近を探索することに。

先ず、スーレーパゴダの直ぐお隣が市庁舎前のバスターミナルになっている。

多くのバスと多くの通行人と多くの物売りで賑わうバスターミナル。

ひだり みぎ
ミャンマーの文字が分からんからどのバスがどこに行くのかさっぱり分からんわと思って見ていると、まさかの「湯元ニセコプリンスホテル ひらふ亭」のバスが目の前に停車。でもこれはひらふ亭には行きませんよねw


せっかくなんでぶらりバスの旅も良いかなーと思ったけど、バスの時刻表が一切読めない。数字まで読めないとか絶望的過ぎるんで諦めた。

仕方なくヤンゴン川に向かって散歩でもすることに。スレーパゴダの周りには、ヤンゴン市役所や裁判所などイギリス植民地時代の立派な建物が現役で使われていて、適当に歩いているだけでも意外と楽しめる。

なんとなく中央アジア臭を漂わせる港湾局。ヤンゴンの街はこのあたりから発展していったそうで、周囲には英国統治時代の遺構的建物が多数残っていて、そのいずれもが現役バリバリで使われている。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
この周辺の風景もまた不思議というか。ヨーロッパ風の白亜の市庁舎や裁判所があったとおもったら、赤レンガが美しいコロニアル式の裁判所が…さらにはカルカッタ風の建物があったりルネッサンス風のカテドラルまでイロドリミドリ。



このマハバンドゥーラ公園に建つ独立記念碑なんかは旧ソ連の国っぽい。

やっぱり聖なる独立記念碑を囲むように広がるマハバンドゥーラ公園は綺麗に整備されていて、ポイ捨てや自転車の運転なんかも厳しく禁止されてるんだなーと思って看板に目をやると…


No SEX…。これじゃあ公園の外ならSEX OKみたいじゃないっすかw

【スーレーパゴダ(スーレー・パヤー)】

開放時間:05:00-21:00



Booking.com

Related posts(関連記事):

パゴダ天国のヤンゴンを満喫 チャウッターヂー・パヤーとメーラム・パヤー
シャン料理の名店 Shan Yoe Yar(シャンヨーヤー)での夕食を済ませ、バガン行きバスの発車時間までの暇を潰すためにやってきたのはこちら。 チャウッターヂー・パヤー(Chauck Htat Gyee Paya) 入り口からセクシーな御体とご尊顔がはみ出ちゃってますねw どどぉーん!という効果音が今にも聞こえてきそうなこちらのパゴダは、全長70m・高さ17mの涅槃像がセクシ...
バガンの朝日 ブルディ(Buledi)が人気スポットらしい
バガンでの2日目は、朝6時前から朝日を拝みに行くことに。 真っ黒から紫紺へ、そして地平線から徐々に赤みが差してきて、栄枯盛衰の歴史を秘め佇むバガンの遺跡群が、ゆっくりゆっくりと霞と後光に包まれていく。眼前に広がるのは、ただそれだけ。こんな光景を前に何故だか物悲しい気持ちになってくるのは、自分が持つミャンマーのイメージによるものだろうか。どうしてもミャンマーといえば「軍事政権による鎖...
マンダレーからバイタクで仏教の聖地ザガインヒルへ
今日はマンダレー二日目。マンダレー自体にはこれと言って見るべき内容は無いようなので、ザガイン、インワ、アマラプラという過去に王都として栄えたマンダレー近郊の古都をバイクで周遊することに。 A:マンダレー B:ザガイン C:インワ D:アマラプラ マンダレーからバイクや車を使って3都市を巡るのが人気らしい。フルコースだと朝一でマンダレーを出てアマラプラのマハーガンダーヨン僧院の食事風景...
名前負けしたゴールデントライアングル
オピウム博物館の見学を終え、他の旅行者に混じって観光地化されたゴールデントライアングルの中心部をぶらつくことに。まぁ観光地化されたといってもラオス・ミャンマー・タイの3国の国境が見渡せるビュースポット近くに巨大な金ぴかの大仏があり、単調なフレーズの音楽が延々と流されるだけの退屈な場所だ。皆、大仏やメコン川をバックにシャッターを押し、満足そうに帰っていく。ただ、それだけの場所のように見受けられ、観光...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。