この日はクアラルンプール市街地から南に30キロ程離れたプトラジャヤという都市にあるル・メリディアンへ。このメリディアンプトラジャヤはカテゴリー設定が2と低く、週末は3,000ポイントで泊まることが出来るので今回はポイントを利用しての特典宿泊で。有償でも込々で8,000円程度から泊まれてお手頃なホテルなんですけどね。
さて、今回訪問するプトラジャヤはクアラルンプール市街地とクアラルンプール国際空港の間に広がる椰子プランテーションを切り開き築かれた人工都市。各省庁の本部や首相官邸、最高裁判所といった政府機関が集積する近未来的官庁街としても名を馳せている。よくわからんがミャンマーのネピドーやカザフスタンのアスタナ的な計画都市なんだろう。
クアラルンプール市内からプトラジャヤへはKLセントラルからKTMでserdang駅まで行き、そこからIOI CITY MALL行きの無料シャトルバスに乗り継ぐという経済的なアクセス方法があるが、疲れてて面倒なので今回はタクシーにて移動することに。
KLセントラルから40分程走ると人工的に造られた湖の畔に見えてきたル・メリディアンプトラジャヤ、近代的行政都市の景観に違和感なく溶け込むようにモダンな高層ビルという外観になっていてる。まぁ基本はプトラジャヤなんて観光目的では泊まるような場所では無いかとは思うんだが、官庁街に務めるお役人需要の為なのか、周りにはアコーの最上級ブランドであるプルマンやマリオット、シャングリラといった高級ホテルも展開しているようだ(⇐残念ながらシャングリラは2017年度末をもって撤退し、パルスグランデというホテルに身売りされてしてしまいました)。これらホテルはやっぱり政府機関で働く役人の方々が利用されるのかマレー人のタクシーの運転手に聞いてみたんだけど、よほど国内政治に対して不信感を募らせているのか、「汚職どもめ!汚職どもめ!汚い政治家め!」みたいなことを繰り返すだけで質問に対する直接的な回答は得ることができなかったw 余ほど鬱憤が溜まっていたんだなw
そんなプトラジャヤは人工的に造られた官庁街故に無機質で生活感が感じられるないドライな町なんだけど、ちょうどメリディアンから直結する形で映画館やスケート場まである最新ショッピングモールがあるので、メリディアンに泊まっておけば暇潰しやちょこっとした買い物には困らない。
ダイソーをパクったメイソウをパクったユビソオもカミングスーン。
左がメイソウ、右がユビソオのホームページ。ホームページの何とも言えない怪しさもメイソウそっくりで呆れ果ててしまうんだが、このユビソオ、マレーシアでは数店舗を展開するチェーン店らしい。
チェックイン開始まで時間があったので、マグナムでアイスを食って時間をつぶす。
マグナムの甘ったるいスイーツを食べていると15:00になり、チェックイン時間ぴったりにフロントデスクへ。すると、待ってましたよとばかりに熱烈な歓迎を受け、部屋もアトリエスイートへとアップグレード頂けた。この日は稼働率も良くなくガラガラだった為かアンバサダーパワーによるものなのか定かではないが、特典宿泊にもかかわらずアップグレード頂け有難い限り。
部屋:アトリエスイート
ドアを開けて正面に広々としたリビングスペース。全体的に暗めな印象で、なんかル・メリディアンというよりもフォーポイントやシェラトンっぽい設えである。
ル・メリディアンクラスのホテルで冷蔵庫が空なのは初めて。ミニバーが欲しけりゃ0をダイアルしろ的な案内書と共にメニューが冷蔵庫の上に置かれていた。
ベッドルームも広々で作業机もデカデカしててスペース的なゆとりは十二分にあるんだけど、ちょっとベッドが安っぽかったのと、カーペットの経年劣化から来る汚れが気になった。なんか想像していた「アトリエスイート」とはちょっと違ったかな。アトリエなんていうからにはもっと洒落たデザイナーズホテル系の部屋かと思ったんだが。
ウォークインクローゼットもでっかいすわ。クアラルンプール市内にある同水準のホテルのスイートルームより随分とゆったりとした造りである。
バスルームだけはメリディアンらしいスタイリッシュさを感じさせる。
メリディアンのバスアメニティは全世界的にCINQ MONDESからMalin+Goetzに切り替えられたのだと思ったが、ここではボディクリームだけが何故かCINQ MONDESのままだった。在庫が捌けきってないのかな。
ラウンジ
【ラウンジのサービス内容】
朝食(06:30-10:00)
アフタヌーンティー(14:30〜16:30)
イブニングカクテル(17:30〜20:00)
コーヒー・ソフトドリンク(終日)
見晴らし良好で開放感溢れる素晴らしいラウンジなんだけど、やはりホテルの利用客は平日に官庁街絡みの役人がメインなのだろうか、この日(土曜日)は驚くくらい誰も利用客がいなかった。
窓の外に広がるゴルフ場を見て思い出したが、このホテルにはゴルフのプレー代金込みの宿泊パッケージなんかも提供されている。
平日限定などというサラリーマンキラーな縛りがあって使い勝手は良くないが。詳しくは公式サイトを参照あれ。
ミールの充実度はB+くらいかな。一人占め状態につき少しでも多く食べてやりたかったのだが、マグナムアイスで胃が冷えたからか胃袋の調子が本調子とは程遠く…
マレーシアのホテルのラウンジは生ビールのサーバー設置率が高くてビール党には堪らない。
調子悪いと言いつつ、なんだかんだでこれだけ食べてしまう私。他に利用客がおらず自分一人の為に用意されたご馳走のようなものですからね、多少無理してでも頑張って食べる姿を見せとかんとという義務感を感じましてね。麺料理を作るシェフも謎の日本語を交えてやたらと沢山食べさそう食べさそうとしてくるし。
朝食
クラブ特典での朝食はラウンジだけでなく1階のレイテストレシピでも摂ることが出来る。
1階レストランも空いているだろうとの予想から今回は1階のレイテストレシピを利用することに。ラウンジ行ってまた利用客一人で無理に大食いを披露させられるのも嫌だったし。
やっぱりマレーシアのホテルでの朝食はインド料理が充実。各種カレーは非常に美味しかったんだけど、自分が撮った画像のクオリティの低さも相まってゲロ不味そうに見えてしまうな。
プール
閉まるのが早すぎて、残念ながら夜のリフレッシュに行ったら既に閉まってた。20:00に閉まるとか…やっぱ利用客は定時上がりの役人ばかりなのだろうか。
所感
プトラジャヤってピンクモスクやシルバーモスクといった観光地はあるけれど、クアラルンプールから余裕で日帰り観光が出来ちゃうんで、わざわざここに泊まることもないわなぁ。もう少し空港に近ければ移動前の前泊でも使えるんだけど、空港までもタクシーで渋滞無しで30分強かかるし、外国人が利用するには凄く微妙な立地。別にホテルとしては悪くないんだけど、もうわざわざここまで遠出をして泊まりにくることは無いと思う。
【Le Meridien Putrajaya(ル メリディアン プトラジャヤ)】
Booking.com
住所:Putrajaya Lebuh IRC, IOI Resort City, Sepang
電話: (60)(3) 8689 6888
チェックイン: 15:00
チェックアウト: 12:00
SPGカテゴリー:2
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