広州マリオット天河(広州天河万豪酒店)クラブフロア宿泊記

この日は広州のマリオットに泊まってみることに。

広州には2か所のマリオットがあるが、旧市街に建つ歴史あるホテルで「広州中国大酒店」としても知られるチャイナホテルマリオットではなく、今回利用するのは2012年に新市街地の天河地区にできたマリオット天河の方。

昔ながらの建物や飲食施設が集まり下町風情のある旧市街地が町の西側に残る一方、広州の東側には高級ホテルや高層ビルが立ち並ぶ香港顔負けに近未来的な新市街地が形成されている。

広州空港から新市街エリアまでは地下鉄3号線一本なので空港からのアクセスは悪くない。空港から1時間足らずで着くし、運賃も7元と格安だ。
ひだり みぎ
天河新市街のど真ん中に聳え立つ41階建ての高層ビルがマリオット。その一番の魅力は立地条件で、地下鉄3号線の他に1号線とAPM線の駅が至近距離にあり、どこに行くにもとにかく便利。

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一階はコンシェルジェがある他にスタバが入居しているくらいのもので、宿泊客はロビーフロアで5階まで上がってチェックインする必要があるし、地上階と部屋の行き来にも5階でエレベーターを乗り替える必要がある。エレベーターの乗り換えが面倒な一方、フロントが非宿泊客でゴッチャゴチャになるようなことが無いので、良し悪しある。

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ロビーフロアにはレストランやバーの利用客が僅かながらにいるものの、地上階と隔離されている為にホテル施設を利用しない人民様の姿は無く静か。地下鉄の主要路線が交わる町のド中心でこれだけゆったりとチェックインさせて頂けるのはありがたい。

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「プラチナ会員様、いつもご利用ありがとうございます~。広州の摩天楼が見渡せる高層階の部屋にアップグレードしましたー。」と軽いノリでチェックインが済み、宿泊客専用のエレベーターで部屋へと移動。客室フロアの中央は吹き抜けになっていて開放感がある。

部屋:エグゼクティブルーム

部屋はスイートルーム以外は一律35㎡で、階層とラウンジアクセスの有無でデラックス(低層階・ラウンジアクセス無)・プレミア(高層階・ラウンジアクセス無)・エグゼクティブ(ラウンジアクセス有)に分けられる。宿泊費は最安値のデラックスで込々RMB1,000~1,100くらいが目安で、それ以上だとちょっと高い。旧市街地のマリオットの方はもう一二段階安く、税込RMB700くらいから泊まれたりする。
ひだり みぎ
部屋の中は最近のザ・マリオット的な部屋で面白味は無い。最安値のデラックスだとどこもエントランスからガラス仕様のバスルーム・ベッド・デスクにソファーが並ぶこんな感じの部屋になる。スイートからはホテルごとに特徴の出る部屋があるんだけど、SPGと違ってスイートアップには渋ちんなもんで、最安値乞食の自分はいつもこの手のデザインの部屋になる。

ひだり みぎ
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大気汚染により霞んでしまってはいるものの確かに見晴らしは抜群で、広州新市街地のスカイラインを間近に望むことができる。


足元には光る芋虫の様な最新ショッピングモール・天環広場も。

ベッドの正面が窓に面したプレミアスイート(最安値スイート)ならこの景色を更に堪能できるんだけど、税込でRMB2,000とかするからなー。庶民でもスイートを味わえるSPGのスイートナイトアワードがマリオットにも投下できるようになればなぁ…。

画像はホテル公式サイトのもの


ひだり みぎ
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クラブ特典はラウンジアクセス以外に特筆すべきものはなく、強いて挙げるべき内容としては一日あたりスーツ1着のアイロンサービスが無料くらいだろうか。え?スーツなんか毎日アイロンかけないし、そもそもスーツなんか着てきてないし…って皆様にはスーツより安い衣類のアイロンかけをお願いできるとのこと。


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水周りもザ・マリオット的な造りで、アメニティはThann。

プール・ジム

中東風デザインのプールにはジェットバスにサウナもあり、設備的にはそこそこ充実。非宿泊客だと一回当たりRMB200もの利用料金がかかるらしい。
ひだり みぎ
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体を動かし胃のコンディションを整えてから20階にあるエグゼラウンジでのタダ飯を喰らいに馳せ参じる。

エグゼクティブラウンジ

営業時間:06:00-24:00
朝食:06:00-10:30
オードブル:17:30-19:30
カクテルアワー:17:30-21:30
ひだり みぎ
混んでるなー。中国のマリオットは特に白人ビジネスマンの利用が多い印象。

ひだり みぎ
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前菜系・中華飲茶系・タコスなどのジャンク系・食後のデザート系などなどが揃う他…

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モロッコスタイルのチキンタジンにムサカなど、独創的で面白いメニューも並ぶ。ヨーロッパからの雇われシェフが担当してるわけでもないのに、ギロピタ・本格パエリア・ムサカ・モロッコ風タジン鍋などなど個性的なメニューが多彩に揃えられていて、謎の地中海愛を感じる。

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ギロピタとケバブ料理にライブキッチンでの地中海パエリア。パエリアはむさ苦しくスペイン要素の全くない若武者系系中華男子がオープンキッチンで腕を振るってた。


一品一品美味し、ラウンジ飯でここまでのバラエティが提供されるホテルは初めてとっても過言でないくらい。ワインは安物だったけど、満足度は高い。

朝食

朝食は何故かラウンジが激込みだったので5階の朝食会場で。

ひだり みぎ
和洋中、最低限のメニューは揃っているものの、他のマリオット比で考えると味はイマイチ。マンゴーが一番美味かったわ。

所感

別に悪いホテルじゃないし、ラウンジ飯のバラエティには感銘を受けた。ただ、やっぱりスイートアップに寛容なSPGと比べると部屋がなぁ。タクシーでワンメーターで行ける範囲にシェラトンウェスティンアロフトもあるので、SPG廚の自分としては敢えてマリオットを選ぶ必要もないのかなぁと思う。あーあー、SPGに完全に囲われちゃってるんじゃんという事実を再確認させられた宿泊であった。

広州マリオット天河


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ホームページ:こちら
住所:228 tianhe Road,tianhe District, Guangzhou, Guangdong CHINA/広東省広州市天河区天河路228号
電話:+86 20 6108 8888
開業年:2012年
マリオットカテゴリー:3
チェックイン:14:00
チェックアウト:12:00


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