敦煌の町 沙州市場と敦煌夜市

鳴沙山でのエキサイティングな一人砂遊びを終え、ローカルバスにて敦煌市内へと戻る。

ひだり みぎ
…と、その前に、鳴沙山の近所に観音寺なる寺院を見つけたので参拝することに。別に名刹という訳でも由緒正しき古刹というわけでもないし自分も仏教徒という訳じゃないんだけど、何だか見えざる力により吸い込まれるような感じで気付いたら境内に向け歩を進めてた。


ひだり みぎ
プリティ長嶋が顔芸したみたいなご尊厳の仏一同に旅路の安全を祈願し、再びローカルバスに乗車し市内へと戻る。


敦煌随一のホットスポットである沙州市場近くでバスを降り、市場探索することに。沙州市場は、歩行者天国になっている小路の両側に生活用品屋が並ぶ地元密着系の生活市場。ぼろっぼろに穿き潰された出所不明の中古ジーパンや靴、何世代も前の古びた家電、生鮮食品などが売られていて、オフシーズンとはいえ何だかこちらまで悲しくなってくるくらいの廃れぶりだ。敦煌は町の規模自体が小さいので、町一番の市場といってもたかだか知れているんだろう。

因みに沙州というのは敦煌の昔の名称。砂の都、確かに周囲の砂漠から吹き付ける砂で町中砂っぽく、寧ろ沙州という名の方がしっくりくるくらいだ。
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その沙州市場の周辺には土産物屋台が並ぶ商業一条街や、手頃な価格の屋台食堂が集積する名吃広場も入ってるんだけど、閑散期だからか廃れきってしまっていて、「商売あがったりだわー」なんて感じで椅子にもたれてテレビ画面のドラマに集中する店主ばかり。商売っ気は殆どなく、客である私と目が合っても知らんぷりでテレビの世界に浸っている。仮に何か欲しい物があって店主に会計を求めても、「ちょっと待って今良いところだから」とか平気で言われそうな雰囲気だ。

ひだり みぎ
沙州市場の中は敦煌夜市にも繋がっていて、夜市というので夕飯がてら夜になってからブラブラと歩いてみた。ウルムチあたりだと肌が痛いくらいに寒くて外出する気が起きなかったけど、敦煌まで下れば夜でも全然過ごし易い。

ひだり みぎ
夜市の主力商品は西域名物のナッツやドライフルーツ。広東省での値段と比べると半額近い値段だし、種類もすこぶる豊富。とりあえず試食をした上で自分用の土産物としてそれぞれ50元分のピスタチオと胡桃を購入した。量り売りなんだけど、合計100元でとんでもない量が調達できてビックリしたわ。ナッツ富豪だね。とても一日二日では食べきれんほどの大量のナッツを手に入れた。


ひだり みぎ
こちらは名吃広場かな。十数席程度の小さな屋台風食堂が立ち並ぶ。当地が長安と西域とを繋ぐ中継地点であったことを示すかのように、敦煌特有の驢馬肉黄麺屋はもちろん、西安料理や清真料理等の小料理屋が揃ってる。どこの店も店中は清潔に保たれていて、日本人でも抵抗感なく入れるだろう。


迷った挙句、砂鍋の専門店へ。砂鍋とは日本で言うところの土鍋で、中国西北地方の名物の名物らしい。寒い冬に身体の芯まで料理である。

獅子頭砂鍋獅子頭という何とも勇猛なネーミングの一品を注文。12元だったかな。
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グツグツ煮立った野菜の海の上に、獅子の頭に見立てた肉団子が載っている。具沢山だし、胡椒のきいたあっさり系のスープで食べ易かった。


食後にこれまた敦煌一帯の名産品・杏皮茶を一杯。杏の皮を干し煮出したものだそうで、市内の至る所に売られている。さっぱりとしたテイストで、砂丘遊びで汗をかいた後のエネルギー補給にはちょうど良い。


ひだり みぎ
食後は夜の町を練り歩いてみたんだが、夜の敦煌は煌びやかだなー。中華世界から西域への入り口として栄えた敦煌であるが、現在の新しい街には古いものは余り残されていないようだ。とにかく全てが新しくてネオンギラギラで、古都風情ってものが感じられん。

【沙州市場と敦煌夜市】



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【2017年新疆・敦煌・西安旅行記】






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