さあて、シャングリラ・麗江に次いでやってきた大理でのお宿はどうするか。麗江ではIHG系列のインディゴとインターコンチネンタルに泊まれたが、大理にはグローバルチェーンのホテルは繁華街から離れたヒルトンのみなので困った困った。出来れば大理では利便性重視で繁華街近くに泊まりたいし…ということで今回はグローバルチェーンのホテルは諦め、賑やかな古城南門近くにあるローカルゲストハウス・大理古城永林客桟に泊まってみることに。Ctripでの評判は良好なので問題は無いかとは思うが、初宿泊となる中国の客桟(ゲストハウス)、果たして…
ただ、宿泊日前日に予約確認の電話がかかってきて、ゲストハウスに対して抱いていた不安は解消される。電話口の向こうの女性ホテルスタッフの口調は極めて穏やかだし、親身になって鉄道駅からの移動方法等を細かく教えてくれたりと、寧ろ泊まる前からして印象がすこぶる良くなったくらいだわ。これは絶対美人だわと思わせてくれる美声だったしw
宿の姉御の指示通りに大理火車駅から8路のバスに乗って洱海の西側方面へ。言いつけ通り1時間程乗った先の月溪村という駅で降りたのだが、周囲に何も無い暗がりの中で犬の遠吠えが激しく聞こえてきて泣きそうになる。
月溪村に着いた後に電話すれば迎えに来てくれるとのことだったので電話をかけると、連絡してから10分程で若者男女がそれぞれスクーターに乗ってやってきた。
男が運転するバイクのケツに跨り互いに自己紹介しながら走ること10分、永林客桟に到着した。古城に近づくにつれ小路が複雑に入り組んでくるので、自力での移動は難しい。迎えにきてもらって助かったわ。
仲良さげな3名(男1名・女2名)の若者スタッフにより切り盛りされている、非常にこじんまりとした家庭的なロビー。タフなことに3直2交代制で回しているようで、朝早くとも夜遅くとも常に誰かを常駐させているようだ。夜勤時は仮眠が取れるようにフロントデスクの裏側に布団が敷いてあるw
適当なチェックインを終え、部屋の鍵を頂き部屋へと向かう。一階の共用スペースは観葉植物が多く置かれていい感じの隠れ家的空間となっている…のだが、朝晩は人の出入りが激しく随分と煩くなるので、一階の部屋は避けた方が良いかもしれん。もちろん防音対策なんか取られていないので、部屋の中にいても殆どダイレクトに話し声が聞こえてきますから。
部屋:蜜月風情大床房
一階の部屋で良ければ空いてるのでアップグレードしますよーと案内されたのは蜜月風情大床房。ハネムーンルームにオッサン一人をぶち込むとかどんな惨い仕打ちだよと思ったけど、決して下品な造りではなかったので良しとする。
テレビ・テレビ下の収納棚、窓側の小さな椅子・机があるくらいの質素な設えで、ハネムーン感は殆ど無い。
質素だけど必要最低限以上の清潔さがあるし、立地も考えるとこれで一泊150元は大変お安いかと。
周辺環境
大理古城南門に近く賑やか。この立地条件がこのゲストハウス最大のウリであろう。
今宵の晩餐は軒先で採れたばかりの山菜の新鮮さをアピールしてた白族の家庭料理屋で頼んだ松柳菜(山菜の一種)のガーリック炒めと雕梅扣肉。後者は豚の腹肉を梅で煮込んで味付けする大理の郷土料理らしく、女将が我が得意料理といって腕を振る舞ってくれた。赤みの部分には脂身は余計な脂がほとんど無く、箸で触れると崩れるほどとろりとジューシーな一品。
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年9月29日
晩餐は宿泊先から徒歩一分のところにあるレストラン「太陽火」で。大理の洱海で揚がった銀魚(シラウオ)の卵ケーキと海老のプーアル茶葉炒めは今回の旅行一番のヒット料理だった。他にも沢山注文したい御当地料理があったのに胃袋の限界がきてしまった自分が情けない。 pic.twitter.com/WvCSqo1Fmc
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年9月30日
美味しい雲南料理屋や白族の家庭料理屋も近くに多いし、古城へも徒歩圏内。
ウリといえば、親切な姉御も忘れちゃいけないな。手数料を請求するわけでもなくわざわざバスチケットを事前に勝ってくれたり、帰りもわざわざバス停までバイクで送ってくれるなど、とっても親身で良い人。
【大理古城永林客桟】
住所:古城南門から文献路を南に進み、68号の所で左手に少し入ったところ
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