丘の上のワット・カオ・パノム・プレーン

続いてワット・チャーン・ロームの背後にある小高い丘の上に建つワット・カオ・パノム・プレーンを目指す。


ラテライトを積み上げて造られた心臓破りの階段が丘の頂上へと続く。結構な高さなので、頂きからはシーサッチャナーライの絶景が楽しめるに違いない。


遺跡公園を一望できるかと思ったが、残念ながら丘の上まで生い茂った木々が障壁となって見晴らしは悪し。


見晴らしに少々失望しながらも汗をかいて長い石段を登り切ると、礼拝堂跡の向こうで黄色い袈裟を纏った細長い顔が特徴の釈迦牟尼像が迎えてくれた。しかし、小さな丘には寺院の建物を彷彿とさせるものは殆ど無く、礼拝堂の祠堂に安置されていたと思われるこの仏像と、礼拝堂の屋根と壁を支えていたと思われる列柱の基石が僅かに残る程度である。


仏像の裏側にはひっそりと小さな祠がある。こちらは修復箇所が多く、遺跡というよりは比較的新しく造られたような雰囲気だ。


祠の中は気味が悪い。中央に浅い窪みがあり、真っ赤なドレスが壁際に飾られている。どうやら現役の祈り場として機能しているようだが、肝心の祈りの対象が無いんだよな。穴の奥にあるフィギュア人形にお祈りしてる訳でもないだろうし。

ひだり みぎ
祠側から見たスリランカ様式の仏塔は苔むした感じが時代を感じさせる。これで見晴らしが良ければ最高なんだろうけどな。見所らしい見所も無い上に大量の虫がブンブンと跳び回っていたので、休む暇も無く直ぐに丘を後にした。この内容ならわざわざ無理して丘を登る必要もなかったな。

【2016年スコータイ・ピサヌローク旅行記】







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