象に護られたワット・チャーン・ローム

続いてワット・チェディ・チェット・テーオの正面にあるワット・チャーン・ロームへ。こちらはラームカムヘン大王の命令で13世紀に作られた寺院の遺跡で、寺院名はタイ語で「象に囲まれた寺」くらいの意味らしい。「チャーン」というのは象のロゴでお馴染みチャーンビールの「チャーン」かな。


柱だけが無残に残る礼拝堂の奥に釣鐘の形をしたスリランカ様式の仏塔が見える。漆喰も残りマズマズの保存状態のようだ。


方形の基壇は3段構成。2段目には寺院名にもある象の彫刻がぐるりと基壇を取り囲み、3段目の周壁には仏像を安置した龕が設けられている。


寺院跡なんだけど、なんかドラクエに出てきそうな神殿みたいだな。夜に来たらドラキーが沢山飛んでて、仏塔の中のステージに闇の力を司る中ボスくらいがいそう。


仏塔を取り巻くこの寺院のウリでありご自慢の象の像。近くで見たら意外とデカく、足を揃えていてお行儀良さそう。

ひだり みぎ
鼻とか全部取れちゃってて、牛だか犬みたいな獣にしか見えないんだけど、これらの象39頭が24時間265日体制で仏塔を厳重に警備してる。うん、象が基壇を支えてるとガイドブックに書いてあるが、どちらかと言えば仏塔を護っている構図のように見受けられる。

ひだり みぎ
基壇の3段目の龕に鎮座する仏像は象より更に悲惨な状況にあり、見ていて痛ましく思えてくるほどだ。

ひだり みぎ
鼻が捥げるとかの次元じゃなく、顔面全体が失われてたり膝から上が根こそぎ無かったり…。

ひだり みぎ
足の皮膚(漆喰)が剥がれて中の砂岩が剥き出しになっていたり、臓器が持ってかれてたりと致命傷をお負いになった仏像ばかりで、完全体の五体満足像は極々一部のみ。


基壇の上から境内を除くと、より一層ドラクエのダンジョンの様に見えてくる。規模・保存状態共にシーサッチャナーライ遺跡公園では一番かな。

【2016年スコータイ・ピサヌローク旅行記】







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