広州近郊にありながら300元台前半⁺⁺~で泊まれる手軽なSPGホテルのアロフト南海。今回、SPGのMake it Countプロモとホテル独自でオファーしてるトリプルポイントプロモのコンボ技を駆使すれば中々のポイント獲得率になる為、ポイント修行も兼ねて佛山まで行ってみた。
【トリプルポイントプロモの内容】
一泊580元(≒90米ドル)~。トリプルポイントが付与され、無料朝食と230元分の食事クーポンまで付いちゃいます。
【獲得ポイント】
1,000ポイント(Make it Count)+1,260ポイント(3倍界王拳+SPGエリートボーナス)+250ポイント(プラチナのウェルカムギフト)+250ポイント(Make A Green Choice)で、合計2,760ポイント。
嬉しい誤算でMake A Green Choiceプログラムにも加盟していることから、90ドル++×2泊で得られるポイントとしては破格のポイントを獲得することができた。これ、どれくらいの破壊力か。3,000ポイントで中山のシェラトンに週末1泊無料で泊まれちゃうくらいの強烈な威力になる。1160元の消費で700元の無料宿泊一泊というオイシイ話。ディスられまくりのMake it Countプロモだが、安ホテルへ連泊するならダブルポイントプロモよりよっぽどオイシイわ。
ただ、このホテル、もう場所だけで萎えてしまう。佛山って中心地はそれなりに栄えてるんだけど、このアロフトは佛山の中でも外れの外れにあり移動は至極不便で、移動が苦行に感じられる。広州東駅からタクシーで1時間で運賃はメーターで160元程度。安上がりに移動する場合、公共の交通機関でも行けなくはないが、以下の旅程で2時間半以上もかかるのでおススメしない。
地下鉄1号線 広州東駅⇒西朗駅
広佛線 西朗駅⇒祖廟駅
徒歩(380m) 祖廟駅⇒建新路バス停
K5路バス 建新路⇒獅山政府前バス停
住所:Boai Road, Shishan Town, Nanhai, Foshan, Guangdong(博愛路獅山県南海佛山広東省)
TEL:86-757-88788888
広州空港への移動は佛山市街地のインターコンチネンタルから直通バスが便利だが、アロフトからインタコまでタクシーで30分もかかるという。インタコでも一泊RMB500++~で泊まれるので、今後は迷わずインタコを選択する。
この白とブラウンのツートンカラーの建物が佛山の獅山区にあるアロフト南海。疎開地かよというくらい周囲には何もない。ただ、自動車産業を熱心に誘致してる工業園が近隣にある為、今後のビジネス需要を見通しての先行投資なのかもしれん。
ロビーはポップな雰囲気で典型的なアロフトテイスト。不慣れな対応ぶりながらもフレンドリーな若手のフロントスタッフというのも、アロフトらしいといえばアロフトらしい。
チェックイン後、フロント横のre:fuelでサンドイッチでもと思ったが、店員がいないのとメニューがショボすぎたので諦めて部屋へと移動する。「味気ない自動販売機や、手軽なだけで健康によくないファーストフードに頼る必要はもうありません。」と謳いつつ、カップ麺が主力製品というのは中国流のギャグなんだろう。
アロフトなんでスイートへのアップグレードは無し。6階のブリージールームへと通される。
頑張ってアロフトの教科書通りの部屋をコピーしてみました感が溢れ出てる部屋。
バスアメニティーは他のアロフト同様にブリスの物。固定式のボトルに入ってるんだけど、ヘアコンディショナーのポンプが壊れてて使えなかった。
私:「ヘアコンディショナーが出てきません。」
ハウスキーピング:「そんなことないと思うけど、誰かスタッフを送り込んで見てみます。」
私(15分後):「いつ来るんですか?」
ハ:「直ぐに行きます。」
ハ(現場検証):からの「アイヤー(頭パチーン)」からの「あら、出ないわねー。」
ハ(1時間後):小分けボトルに入ったヘアコンディショナーを届けに来た。
一々対応が面倒臭いし、「そんなことないと思うけど」とかいう謎の自信はなんだったんだ、と。
一応アイロンもあるし、短期宿泊に必要な物はある程度揃っている。
ルームサービスメニュー。しょぼしょぼメニューの割にパウラナーがあったので、喜んでオーダー。謎なのは、ホテル内のバーやレストランにはパウラナー置いてないんすわ。どっから持ってくるのか知らんけど、ルームサービス限定みたい。
注文から3分で届けてくれたけど、キンキンに冷えた物をお願いしたのに生温いじゃないですか。
こりゃ堪らんということで冷蔵庫にぶっこもうとしたら、この冷蔵庫、かび臭いし全くもって冷えないという。もしかしたら冷蔵庫じゃなくてただの入れ物なのかと疑うくらいに冷却力が無い。
堪らなくビールを飲みたかったのでw xyzバーに突入するも、生ビールは昨晩売り切れましたという驚愕の事実を突きつけられる。は?バーだろ?無くなったら仕入れとけよ!!もう意味が分からない。プラチナベネフィットで貰ったドリンククーポンは台無しかい。
とりあえずカクテルを一杯頼み、肴を頼もうとすると、フードメニューは一切ないんだと。それも、食べ物なんて無いんだからレストランでも行けば?と、いちいち鼻に着く言い方で接客してくるのが堪らなく不愉快。
セットメニューといえば円卓を囲んで大勢で食べるのが主流の中国だけど、ここはビジネス客も多いのか、一人前セットメニューも豊富。近くに大手車関係の工場も多いからか。
マッシュルームとチキンの炒め物にデイリースープのセットが税込58元(≒1200円)。分量が多いだけでなく意外と食べやすい味付けになっている。周囲に目ぼしい食事処が見つからなかった為、2日間このレストランに入り浸ることに。
辛さ控えめなどの味付け要求にも応えてくれるし、味は全然悪くない。このレストランが無かったら佛山で餓死してたかもしれないので助かった。
朝食ビュッフェは60元と安く、内容は価格相応。食欲をそそらない残飯の様なものばかりです。
一応、ホテル内にはジムとプールもあったりする。
プールはやっぱりカルキ臭く、速攻で退散。消毒用のカルキをぶっこみ過ぎて逆に塩素害に冒されそうという皮肉よ。
問題はジム。24時間オープンでカードキーさえあればいつでも利用可ってホテルのウェブサイトに明記されてたのに、初日の夜に行ったら普通に閉まっているという。即抗議。翌日夕刻に「gym, today 24 hour open, bye」という、つたなぎる英語で電話が入る。でも、夜行ったら冷房が全然効いてなくて、運動どころじゃないという。
利用者目線で考えることができないマネージメントチームなんだろう。土地成金の道楽として片手間でホテル経営してまっせみたいな感じなんかな。幾ら価格が安いとはいえ、ちょっとおススメできないかな。
【アロフト南海佛山/Aloft Nanhai Foshan】
住所:博愛東路, 獅山鎮南海区佛山市広東省,528225
電話: +86 757 8878 8888
Related posts(関連記事):
買い物を楽しもうと『百貨公司駅』にやって来ました。予想通り、駅前にはジャスコやその他ショッピングセンターが密集しており、モール間の小道には路上売りのお店が所狭しと並んでいます。 メインのショッピングモールは相当の賑わいを見せています。 そんな百貨公司駅周辺を歩き回っていると、中国の雑踏を忘れさせてくれるような風情のある公園を見つけました。 随分と広々とした造りの公園。開放感があっ...
2017年11月某日。この日は翌日早朝羽田発のフライトに備える為の前泊の宿としてヨコハマ グランド インターコンチネンタルに泊まることにした。1991年にIHGことインターコンチネンタルホテルズグループの日本初進出ホテルとして開業して以来、横浜みなとみらい地区のランドマークとして君臨し続けてきた歴史あるホテルである。 さすがはランドマーク、住所も実に分かり易く“みなとみらい1-1-1”となっ...
端午節三連休の洛陽・鄭州・開封旅行もあっという間に終わり、現実へと引き戻される時間がやってきた。河南省省都・鄭州の空の玄関口から広州へと南方航空で一っ飛びだ。 滞在先のルメリディアン鄭州から(CGO)へはタクシーで。かかった時間は30分、メーターで走って高速道路料金を含めて運賃は120元だった。コンシェルジュに言われるがままにタクシーに乗ったけど、鄭州東から高速鉄道で行けば二等で11元と...
洛陽での宿泊先・ホリデイインエクスプレス洛陽シティセンターで荷物を下ろし、身軽になってから今回の旅行の目玉の一つである龍門石窟へと向かう。 龍門石窟は敦煌の莫高窟・大同の雲岡石窟と並ぶ言わずと知れた中国三大石窟の一つ。 [table id=127 /] 三大石窟の中で着工は一番遅く、北魏の孝文帝が大同から洛陽に遷都した494年に掘削が始められ、以来400年以上をかけ、一応の完成に至ったと...
どなたか
このアロフト南海 仏山 ホテルのE-mailアドレスが知りたい。
Aloft.Desk@alofthotels.com では届きませんでした。
Hi0811ro様
aloft.nanhai@alofthotels.com
で届きますかね?