以前の続き。中山城の日本景区から中国景区経由で米国景区・英国景区を目指します。
≪中国景区≫
孫文が革命を目指したのは清朝が疲弊しきった19世紀後半から20世紀前半のこと。
荒廃しきった感じが建物の様子が当時の状況をよく物語っています。
日本景区でも感心したことですが、建築物自体の再現力は非常に高く、タイムトリップをした感覚すら覚えます。
中心広場。
漢方薬商・靴磨き商の建物などが軒を並べている他、広州蜂起団の指令部や革命烈士の墓地などもこの地区にあります。
≪米国景区≫
米国景区の入り口にある公園ではアメリカ文化の象徴であるディズニーの・ミッキーマウスがお出迎え。
なんだか顔色がすっきりしませんが、口紅を塗りたくってご機嫌な表情。左乳を露出して中指を立てているような気がしないでもない。
マンハッタンの街並み。
いくら20世紀前半とはいえこれはちょっと閑散としすぎじゃ…
チャイナタウン
中華街はアメリカ50州のうち実に35以上の州にあると言われています。江門市の五邑華僑博物館の訪問記でも触れたかとは思うが、華僑の海外進出は清国の苦境と米国西部のゴールドラッシュが重なった19世紀後半に急増した。移民として海を渡った彼らが新たな生活の拠点として各地に中華街を築いていきました。
1800年代中盤から後半はゴールドラッシュに沸いていた米国西部。西部開拓当時の雰囲気が伝わってきます。
西部スタイルのログハウスバー。今にもウェスタンハットとド派手なスタッド付きのベルトを装備した毛深いガンマン達が出てきそう。
パンフレットに『露店酒?・西部酒店』と記されていたので実際に酒場が経営されていると思ったのですが、残念ながらレプリカのみ。他にも折角レストランのセットとかあるんだから実際にビールやら軽食やら販売したり射的場を出したりしたらもっと儲かると思うのに…
≪英国景区≫
テーマパークの一番奥に位置する英国景区は申し訳程度、面積的にも内容的にも他地区と比べると力の入れ具合が弱いです。テーマパーク建造中に敷地が足りなくなって断念してしまったのかと勘ぐってしまうほど。
名家出の3姉妹、長女は孔子の子孫である(と自称する)大財閥の当主と、次女は中華民国建国の父である孫文と、三女は蒋介石と結婚し、「一人は金と、一人は権力と、一人は国家と結婚した」と後に評されています。
あんま英国関係ないよね!
≪その他≫
戻る途中、黄埔軍官学校で国民党による北伐戦争の再現ショーが行われていました。
中国統一を目指して勢い良く飛び出していく北伐軍。本日3度目のショーだと言うのに疲れをみせないプロ。これぞ本物のショーマンシップ。
ズーム機能にトライしたらボケてしまった。そろそろデジカメを持ち歩くようにしようかな。
手前が軍官学校で、馬4頭と軍人十数人が軍旗を掲げて奥の山に攻め込んでいきます。戦い自体は5分前後、崖から飛び落ちるスタントマン(?)などがいて軍人役のお兄さん達は炎天下で頑張っていますが、如何せん舞台が遠方すぎるのと砲台からの白煙が拡散されてよく見えません…
そんなこんなの中山城。当時の街の再現度は予想以上に高く楽しめました。
後はバーやらレストランを出してほしいというのが細やかな希望。売店や休憩所すら少ないのでぶっ通しで歩きっ放し。夏に訪問される方は飲み物を各自持参された方が良いかと思います。
中山城 | |
住所: | 广东省中山市翠亨村翠亨大道 |
電話: | (0760)85501112 |
料金: | 50元 |
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>すぐりさん
コメント有難うございます!
何か子供たちを誘拐していく悪玉ピエロ的な怪しさを感じますよね@@でも中国ではこのくらいのレベルは序の口です^^