メトロバスでクアラルンプールからマラッカへ

今日は朝一で世界遺産の古都マラッカへ。マラッカでは世界に名を馳せる国際的交易港としての長い歴史を通じて多様な文化が融合し合うことで非常に豊かで独特の文化が醸成された、云わば多民族多文化国家マレーシアの特徴を凝縮したような味わい深い都市である。ペトロナス・ツインタワーを中心としたKLCCエリアのような近代的観光地巡りも良いが、のんびりとした異国情緒溢れる歴史的都市マラッカでマレーシアの歴史に触れるのもまたマレーシア観光の醍醐味の一つであろう。

マラッへはマレー鉄道は通じていないので、KTMコミューターのバンダータシックスラタン駅と直結しているバスターミナルからバスに乗ることになる。このターミナルは2011年4月に新設されたばかりで、マラッカやシンガポール、ジョホールバルなど、南方面発着便のターミナルとなっている。
ひだり みぎ
ピッカピカのターミナル構内。ロッカーやフードコートも完備。

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電光掲示場を見るとマラッカまではかなりの数のバス会社がバスを出しているようだが、時間最優先で迷わず次発のMetro Busのチケットを購入。マラッカ行きのバスを30分刻みで運行しているのでトランスナショナル社と並んで最大手バス会社の一つなのだろう。

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窓口では名前とパスポート番号を聞かれ、料金RM 9.00(300円弱)をお支払い。日本の高速バスも東京⇒大阪で3000円台のチケットが出現するなど近年大幅に値崩れしてきた感があるが、それでも全くもってマレーシアの足元には及ばない。

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電光掲示板まで掲げられていて、造りはまるで空港のよう。出発ロビーに進み、指定された出発ゲートの前でバスを待つ。朝早いのにマラッカ行きは観光客でいっぱいだ。乗客層は中国人6割、マレー人2割、白人2割といった割合で、日本人の姿は見なかった。

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バスは値段相応のオンボロ中古車を想像していたが、なかなかどうして思いのほか豪華。車窓風景を楽しむために窓側席を指定したのだが、これが凶と出た。窓側席上部に備え付けられている冷風口を閉じることも風量調整もすることができず、道中は凍える吹雪の直撃するのを避けられず辛い思いをした。生鮮品運搬用の冷凍車かよ!こんなことならイスラム博物館で防寒具用にムスリムローブを買っておけばよかった!!東南アジア諸国では冷房はOnとOffの2択しかないのだろうか、温度調節をしないで極限まで冷やすところばっかりだ。

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バスは定刻通りに出発。車窓には直ぐにパーム畑の田園風景が広がるが、熱帯原野に出て後は到着まで単調な景色が続くことになる。これならば冷房が直撃しない通路側座席で仮眠を取っていた方が良かったかもしれない。

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凍えながら2時間強という時間を耐え凌ぎ、ようやくマラッカの長距離バスターミナルに到着。下車すると今度はムアァ~っと東南アジアの熱気が体に絡みついてくる。アラスカからハワイに瞬間移動したようなもので、体は辛くてメガネは曇るwww

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バスターミナルの構内にある土産物屋を探索し、KLまでの復路チケットを購入してからマラッカ市内へと向かう。首都クアラルンプールと比べて頭にローブをまとう女性比率がぐっと高まった気がする。

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マラッカの長距離バスターミナル(マラッカ・セントラル)とマラッカの観光ポイントは少し離れてるので、マラッカ・セントラルに到着したらローカルバス(17番)かタクシーで中心街に移動する必要が有る。

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行きはバスを選択。恐らく中国メーカーのバスなのであろう、車内は驚いたことに中山市のバスそのまんまの造りだ。やはり中山同様、発車後に係員が料金を徴収して回るシステムだ。

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こちらが中山市を走る市内バス。椅子の配置レイアウトが若干ことなるくらいで基本的な造りは同じ。そういやクアラルンプールを走るKTMコミューターも香港MTRとそっくりだったな。政治はマレー人、経済は中国人と言われる通り、やはりマレー半島でも中国華僑が経済を牛耳っているのだろうか。

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マラッカセントラルから17番のローカルバスで1時間弱、ピンクの建築物・スタダイスが目印のオランダ広場に到着。世界遺産都市マラッカは、この広場を中心に広がっている。もっと風情のある街並みを予想していたが、何だか映画のセットやテーマパークのような、ザ観光地のようなところであるようだ。

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・タクシー:KL中心地から約2時間。費用はRM150。
・マレー鉄道:KL駅からマラッカの最寄駅のタンピンまで鉄道で約2時間、タンピンからマラッカ市内までタクシーで約1時間弱。
・バス:バンダータシックスラタン・ターミナルから約2時間。費用はRM10前後~。


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