宿泊記 交通至便のアコー系ホテル プルマン上海静安

この日は南京から高速鉄道で上海へと移動することになっていたので、上海駅近くのプルマン上海静安(Pullman Shanghai Hotel、上海静安鉑尔曼酒店)を予約しておいた。

プルマンといえばアコーホテルズ系列のブランド。世界のホテルチェーンがこぞって力を入れる激戦区・上海に於いて、アコーホテルズも25のホテルを展開してる。

そのうち、11のホテルがメルキュールと8がイビスとバジェット系~中級ブランドが中心だが、アコーホテルズ系列の高級ラインであるプルマンはここ上海静安の他、プルマン上海スカイウェイプルマン上海サウスと3軒も揃っている。

ただ、プルマンとはいえ上海のプルマンはどこも1万円前後~という安さ。こんなレートで大丈夫なのかと一抹の不安を抱えながらホテルへと向かう。

南京から上海へは時速300kmですっ飛ばし、僅か1時間半で夜の上海火車駅に到着。高速鉄道だけでなく、地下鉄1・3・4合線の上海駅と長距離バスターミナル(上海长途汽车客运总站)にも隣接しているので、上海の各地区だけでなく、蘇州や杭州といった近隣諸都市も含めた観光を楽しみたいといった方にも便利な立地にある。


背の高いプルマンは駅からも視界に入るので、迷うこともない。


駅からは徒歩3分ほど。ファミリーマートやセブンイレブン、チェーン店系の飲食店が並ぶ猥雑な通りを歩く。夜遅く着いても食料品やビールなどの調達に困らない。


そんな賑やかな雰囲気のホテル周辺であるが、看板倒れなことに不夜城商厦が真っ先に店仕舞いしてるのが笑える。不夜城って夜も眠らない遊び場的な意味かと思ってたけど、ここでは夜は営業しませんよって意味なのか?


けばけばしいプルマンゲートを通ってホテルの中庭へ。
このプルマン、元々は同じくアコーホテルズ系列のグランドメルキュール上海セントラルだったが、2016年の改装を機に格上げとなりプルマンと名乗るようになった。確かにエントランス周りはプルマンに相応しい雰囲気だが、ホテルとしての質は果たして…

館内

仏頂面でスカしたドアマンによる無言の歓迎を受け館内へ。

ひだり みぎ
入って正面はダイニング・バースペース。館内はプルマンらしく都会的でスマートな雰囲気。

左手にチェックインカウンター。

非常に狭く、19:20にチェックインした際には順番待ちの列ができていた。スタッフは全体的に高飛車系。仕事はできるがフレンドリーな感じは皆無。

クラブフロア特典

無条件でラウンジアクセスが付くアコープラチナ会員の座からは失脚してしまったので、今回は端っからラウンジアクセス付きのエグゼクティブフロアデラックスルームを予約。そこにゴールド会員の特典でエグゼクティブスイートにアップグレード頂けた。
pullman-shanghai-price
それにしても安い。最安値のスーペリアは8,033円、最高カテゴリーのCEOスイートでも18,561円というプルマンらしからぬ控えめなレート設定になっている。元々、下位ブランドのグランメルキュールだったので、箱の構造的に高級なスイートを作るのは難しいのかな。


【主なクラブフロア特典】
・朝食2名分
・16:00までのレイトチェックアウト
・2pcsのデイリープレスサービス
・ラウンジアクセス

部屋:エグゼクティブスイート


リビングルーム。艶ありブラックのデスクやシェルフがプルマン感を演出してる。


すっきりとしたデスク周り。どうですか、この黒一色のデスク。


ひだり みぎ
ネスプレッソのカプセルは強度10のリストレットから強度5のルンゴとディカフェまで4種類。濃度じゃなくて強度?


ベッドの寝心地は流石にプルマンといったところ。聞くと、400スレッドカウントと高密度の滑滑リネンが自慢なのだと。マットレスもしっかりしてて良いベッドでした。


上海駅近くだけど静かだし。都会のど真ん中で良質な睡眠が得られる、これだけで良いホテルの条件を満たしてます。

ひだり みぎ
ウェットエリアも2016年に改装されているのでピカピカだし、間接照明まで使ってプルマンらしくセクシーなムードっす。


アメニティはプルマン共通のC.O.Bigelow。なんか医薬品っぽい見た目。

エグゼクティブラウンジ


27階のラウンジへ。

ひだり みぎ
ほぼワンフロア全体を使ってて滅茶苦茶広いのに、全くもって利用客のいない残念なラウンジ。

営業時間:06:30-22:30
朝食:06:30-10:30(週末・祝日は11:00まで)
ハッピーアワー:17:00-20:00

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミールはホットミールからおつまみ系のオードブル、スイーツまで非常に充実しているのだが…19:30に突入したところ、利用客は白人女性1人でホットミールなのにコールドミールのように冷めきってましたw

ひだり みぎ
寿司や肉も!


ひだり みぎ
一方、ドリンクは今まで泊まったプルマンの中でも最低レベル。ノボテル以下。ミールに予算を全振りしてしまったのか。

バー

ラウンジのバーアイテムがしょぼすぎたので、ロビーフロアのバーへ。

ひだり みぎ
ビュッフェ中のダイニングを兼ねてるので落ち着かない。バーがここだけって、プルマンにしてはショボ過ぎる。下位ブランドからのリブランドホテルならではの落とし穴か。


薪まで周到に用意されたフェイクの暖炉が思いっきり笑わしに来てる。

朝食

朝食はラウンジでも食べれたけど、空いてそうだったのでロビーフロアへのレストランへ。

レストランに入るなり目に飛び込んできた作り置きの冷め切ったエッグベネディクトに失望。


日本食コーナーにはだし巻き卵、おしんこ、おにぎり、味噌漬けの鮭、味噌汁が。


麺だけ食べてとっとと退散。

所感

下位ブランドからのリブランドということもあってかプルマンブランドとしてはハード面が弱いが、立地を含めて考えるとコストパフォーマンス的には素晴らしいホテルであることは間違いない。上海駅を利用される方には特にお勧めです。

プルマン上海静安(Pullman Shanghai Jing’an)


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住所:330 Meiyuan Rd, HuoCheZhan, Zhabei Qu, Shanghai Shi
電話:+86 21 6317 2317



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