意外に楽しめるマカオのドッグレース

行ってきました!澳門ドッグレース場!!

ドッグレースとは、マカオの華やかなカジノの裏で小規模ながら続いてる老舗賭博の一つ。その名の通り、このレース場ではお犬様の走り具合が賭けの対象になります。

ここで活躍するお犬様たちは最速の犬種の一つとも称されるハウンドドッグの中でもエリート中のエリート。鍛え抜かれたお犬様たちのアツい走りが客を引き付けます。

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第一レース開始は午後7時30分から。気合が入りすぎてレース開始30分前に入場!入場料は10MOPです。

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人っ子一人いないという虚しさ。15分前になり、ボチボチ人が入りだしました。

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窓口で犬券を買う前に、パドックでそれぞれのお犬様の現状を確認できます。また、各犬最新の調教状況や健康状態、専門家の批評などが掲載されている競馬新聞ならぬお犬新聞も参考にすることができる。

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お犬さん新聞。広東語かよ!!

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競犬場での諸先輩方は食い入るように新聞を睨みつけています。お二方ともず~っと独り言を言ってました。

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オッズはチケット購入窓口横のスクリーンと、レーストラック中央の巨大スクリーンで確認することができます。

これらの情報を基に窓口で購入するチケットを決定し、スタンドでお犬様の走りを見守ることになる。
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窓口はスタンドの裏手にあります。チケットはマークシート方式で、香港ドル、マカオパタカで購入窓口が異なるので注意。

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資格試験で使うようなマークシート。

う~ん、どのお犬様にするか………数レースの様子を見ていざ勝負!『高崎線』と『合作精神』の2匹の単勝にベット!

高崎線は名前的に鈍行な走りっぷりが予想されるが、父系 El Galo、母系Piccola Primaと血統的に良さそう。更にお犬新聞には『走勢平穩』の文字が!平穏な走りに期待!

合作精神は英語名ではTEAM SUCCESS!!中華圏では誠に稀有であるチームスピリットを重んじる心意気に心打たれて即決!

掛け金を払っていざスタンドに戻り観戦。

高崎線と合作精神の走りっぷりで本日の夕食のメニューが決まります。
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スタート前には便を排して身軽になるプロフェッショナルな戦士達。臭いが…1レースには6匹の猛者が出走します。

スタート地点のケージに犬が入れられて………いざ、、、スタート!!!!
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速っ!!!!!!!!

吹っ飛んで行きました。めちゃくちゃ早いです。510mのコースを30秒そこらで駆け抜ける。400メートル男子(人間)の世界記録がマイケルジョンソンの43秒18ですわ。ドッグレースなんて犬の散歩競争に毛が生えた程度のものだと軽んじていた私は度胆を抜かれました。どうもこの猛者たちが柴犬とかダックスフンドとかとかと同じ『犬』というカテゴリーに属するのはどうも合点がいかなくなる。

そして、肝心な高崎線と合作精神はと言いますと…

高崎線:2着!!!

合作精神:3着

高崎線惜しい!!オッズ6.4倍だっただけにあと一歩のところが悔やまれる。因みに優勝旗をかっさらっていったのは力戦皇朝(Win’s Dynasty Ⅱ)だ。今日は安食堂で食事を済ませよう。

他にも数レースで賭けてみましたが、ビギナーズラックは発動せず!甘くないドッグレースの世界の洗礼を浴びせられました。でもまあまあレース場の雰囲気は楽しめました。競馬よりは親近感が湧いて、入りやすいです。ただ、お犬様の写真撮影は禁止られているらしく、ゴッツイSPに注意されてしまいました。

ちょっと市内から離れておりますが、マカオにお越しの方は是非一度お犬様の走りを見てみては如何でしょう。

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「意外に楽しめるマカオのドッグレース」への3件のフィードバック

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    >maricotoriさん
    高崎線乗ったことないのに印象だけで鈍行とか言っちゃって、世の鉄男さん・鉄子さんから非難が来ないか不安です(^^;)それにしても電車内の乗客の様子を見てると、その国の国民性をミクロレベルで端的に表してるようで興味深いです。ストレス溜まりますけど(笑)

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