プルマン東莞長安(長安君源鉑爾曼酒店) 宿泊記

この日は前々から気になっていた東莞のプルマンへ。東莞のプルマンといえばプルマン東莞長安(長安君源鉑爾曼酒店 Pullman Dongguan Chang’An Hotel)とプルマン東莞フォーラムの二箇所あり、価格帯はどちらも一泊1万円前後と、プルマンにしては安いが東莞のホテルとしては高いという設定になっている。

ネット評価はフォーラムも長安も大差無さそうだが、画像から判断するにフォーラムが低層でクラシカル、長安が高層でモダンといった感じだけど…。どちらにするかちょいと悩んだけど、今回は深センからの移動だったので、深センから近いプルマン東莞長安を選んでみた。

深センからは東莞の主要鎮を回る大型バスで長安汽車北駅へ行き、汽車北駅近くの長安商貿城というバス停留所で9路または11路のローカル市内バスに乗り継ぎ40分程。


長安に着いたらバス停周辺にハイエナの様に群がるバイタクを使っても良いだろう。運ちゃんから街の情報を教えてもらえるしな。「長安と言えば二年程前までは風俗産業の一大集積地的なところだったけど、今や堂々と営業しているエロ系の店はない。しかし、地元の人間である私なら今なお営業を続ける風俗店を知っている。そこの店は公安と繋がっているから100%安心だ。行かないか?」といった具合に余計な営業もされるけど、これもこれで地元民との触れ合いだし。

ひだり みぎ
バイタク運転手の風俗営業攻撃をのらりくらりとかわし続けること20分、ホテルの手前に沙頭総合市場というローカル市場があったので降ろしてもらう。

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沙頭総合市場は果物や野菜・日用雑貨品が集まる地元民向けのマーケットで、ローカル市場故に価格設定がすこぶる安い。荒ぶる物欲…。あれやこれやと買いたくなってしまうが、今回は特に安かった偽リーボックや偽アディダスを扱う店でフィットネス用の使い捨てシューズのみ25元で購入した。意外とちゃんとした素材に作りなんだけど、製造原価幾らなんだろうか。

靴だけ買って市場を離れようとしたところ、ウイグル族のような顔立ちの少女がカットされたハミ瓜を売っていたので、最後にハミ瓜も追加購入してホテルへと向かう。
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市場から5分程歩くと両端が折れ曲った独特なスタイルのプルマン長安が見えてきた。流石にプルマンという立派で威厳漂う箱だ。

館内も天井が高くグランド感たっぷり。東莞にあるホテルの中ではトップクラスの高級感だな。
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エントランスに近づくとビックリ!ニコニコと真っ白い歯でホテルに迎え入れてくれるドアマンがまさかの黒人。これだけでも驚きなのに、黒人ドアマンに歓迎されたと思ったらチェックイン担当もアフリカの人で、更には部屋へと向かう廊下にも中国人上司(?)に中国語で怒られソーリーソーリー言ってテンパるアフリカの方が。アジアでも珍しいんじゃないか、ここまでアフリカンホテルマンを配員してるホテルは。

部屋:コーナースタジオ

部屋は二段階アップグレードのコーナースタジオルームが用意されていた。57㎡あるというが、コーナールームの為に細長い造りになっていて、ベッド周りは実面積以上に狭く窮屈に感じる。

ひだり みぎ
壁・テレビ・カフェテーブル・デスク等に艶のあるブラックを拵えていて、シックでスタイリッシュな雰囲気。

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ミニバーや室内設備は流石にプルマンで、快適な滞在に必要な物は一通り揃っている。チキンステーキサンドイッチ=48元・炒飯=32元と五つ星ホテルのルームサービスにしては価格設定が良心的なのもポイントが高い。

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続いてバスルームを見てみよう。バスタブ脇に大きな窓ガラスがあり、暗めのトーンでシックに纏まったベッドルームとは違い明るく広々とした印象だ。

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バスアメニティはプルマンでお馴染みのC.O.Bigelow。

プール・ジム
ひだり みぎ

プールとジムは共に5階に位置。ジムは器具の順番待ちをしなければならないくらいの小さなものだった。

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運動後はホテル内のAzure Barへ。最大収容人数百人なんですよーなんて言って通されたけど、利用客は小生のみ。ご自慢の広いバースペースに私一人とかただでさえ気まずいのに、私だけの為に目の前でフィリピン人デュオによる生演奏が始まり気まずさ倍増。



髪振り乱しまくりキメ顔ドヤアアァの大熱唱で、気まずさに耐え兼ね席を離れたいのだが、よく考えたら帰るのも帰るので気まずいという悲しいジレンマ状態にハマる。

結局、45分のセッションを独りで最後まで見届け、拍手喝采してから逃げるように部屋へと帰還した。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
翌朝の朝食はURBAN SPOON ALL DAY DININGで。

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寒すぎる冷房の風が直撃してホットミールは冷めきってしまっているし、プルマンにしては期待外れな内容かな。特にオムレツ(煎蛋巻)はモロに中華風というか、蛋煎卷という中国語の通りパリッパリに固くなるまで焼いた卵を巻いただけの代物で本当に頂けない。煎蛋巻って焼いた卵を巻いてみたってくらいの字義なんで、Omelette=煎蛋巻という中国語訳がそもそも不適切なのかもしれんな。

ひだり みぎ
冷え切ってしまってて残飯のようなバッフェの料理は申し訳ないが残させて頂き、アラカルトでピザとモヒートを注文。こんなことなら始めから朝食無しプランで泊まれば良かったわ。

まぁ総合的には悪くはないホテルだと思うけど、絶対にまた泊まりたいと思わせるインパクトには欠けていた。場所が場所で観光にも適していないしな。来る前から分かりきっていたことだけど、長安に出張で来られる方にしか利用価値は無さそうだ。

プルマン東莞長安


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住所:NO.38 Jinghai Zhong Road, Shatou District, Changan Town, Dongguan, Guangdong
電話:86-769-81668888
Eメール : h7483-re1@accor.com


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