インターコンチネンタル バンコク クラブルーム宿泊記/Intercontinental Bangkok

10年も前になるだろうか。学生時代にバンコクを訪れた際に、友人と待ち合わせをしたのがこのインターコンチネンタルだった。懐かしいなー。当時はホテルなんて雨風凌げる屋根さえありゃどこだって変わらんじゃんくらいの感覚で、お宿として最低限の機能を果たせる程度の安ーい旅人宿を寵愛していたが、今やすっかりラグジュアリーホテルの魅力に憑りつかれてしまった。人間、価値観・考え方なんてものの数年ですっかり変わってしまうものである。

堂々とした近代的な円柱の高層ビルがインターコンチネンタル・バンコク。初めて来た時と場所は変わらずBTSのChit Lom駅前にあり、観光だけでなくショッピングに最適な立地に位置している。ここら一帯にはセントレジスや旧フォーシーズンズ(現アナンタラ・サイアム)、グランドハイアット、ルネッサンスと高級ホテルが目白押しだが、その中でも伊勢丹、セントラルワールド、ゲイソーンへのアクセスはインターコンチネンタルが一番。バンコク訪問の目的が買い物という場合、インターコンチはかなり上位に入ってくる候補だろう。
ひだり みぎ
すぐお隣にはホリデイインがあり、IHG修行にももってこい。今年に入ってインディゴもできたし、IHGもバンコクだけで9つものプロパティーを持ってるとは中々の力の入れようだ。IHGのリワードクラブにスパイヤーなる際上級クラスが新設されたことだし、来年はIHG修行を頑張ってみようかと検討中。

ホテルの中。2フロアを吹き抜けにしたロビーにはインテリアが配されており、なかなかに上品で落ち着いた雰囲気。流石はIHGの雄・インタコだ。

受付担当は8等身はありそうなキリンのようにすらーっとした中華美人。パスポートを渡すと37階のクラブラウンジでチェックインしてくださいと、わざわざ上までアテンドしてくれた。

ラウンジのある最上階には屋上プールへの入り口もあり、ラウンジ前で水着のC国人が家族がウロチョロウロチョロしているところ、キリン姐さんが一喝。痛快だった。C国の方々に対してはやんわりとしたお願いじゃ却って捲し立てられたり無視されるだけだから、ある程度、強めに言い聞かせる必要があるのだろう。

ラウンジに入ったところで中華姐さんからタイ人スタッフへとバトンタッチ。笑顔が可愛らしい素朴な感じのMs.カフューによるブリーフィングを聞きながらグァバジュースを飲み、パパパッと部屋がアサインされる。ラウンジは1フロア全体を使っていてバンコクのクラブラウンジの中でも最大規模の大きさだが、15:00を回る頃には8割方の席は埋まっていた。白人ビジネスマン、若いカップル、家族連れ、年配客など、様々な国籍の様々な年齢層の客が利用しているが、席の間隔も十分とられていることから、混雑ぶりが気になることはない。

クラブラウンジでのプライベートチェックイン、チェックアウト以外のクラブルームの主だったベネフィットは以下の通り。結構充実している。

・1滞在につき3点のプレシングまたはランドリーサービス
・バンコク市内のローカル電話無料
・クラブミーティングルーム1時間無料利用

クラブラウンジサービス
・06:00-23:00:紅茶、コーヒー、ジュースなど
・06:00-11:00:朝食
・14:30-16:30:アフタヌーンティ
・17:30-20:00:ハッピーアワー


ゼンハイザーのHD 180やi Padなんかも貸出可能だと。NCヘッドフォンが借りれるラウンジは初めてだ。

ひだり みぎちょうどあと数分でアフタヌーンティーが始まりますよーってなことだったんで、ラウンジに留まって軽く腹ごしらえすることに。セルフサービスではなく本格的に三段トレイでサーブされるとのことで胃が心配だったがフルコースで頂くことに。


来たのはこれ。TWGのお茶と共にやってきた。うーん、手抜きって訳じゃないんだけど、内容的にも味的にも余り凝った感じではない。ペロッと完食しましたけど。


腹を満たしてから部屋へと移動。色使い、家具のセンスなどは最近のインターコンチらしくシックでクールに纏められている印象。タイらしさはないけれど、落ち着けるデザインで悪くない。


ウェルカムギフトはモンキーバナナ。

ひだり みぎ
ベッドはキングサイズで、マットレスも程よく体が沈み込む軟らかさの上質なもの。


ピローメニューの種類は今まで泊まってきたホテルの中でもダントツに豊富。い草枕なんてニッチな枕を選ぶ客がいるのだろうか。

ひだり みぎ
シンプルだけど機能的。色や光の演出が凄く大人っぽくて落ち着ける。

ひだり みぎ

ひだり みぎバスルームに入ると正面にベイシンがあり、左手奥がトイレ。その手前がレインシャワー付きのシャワーブースとなっている。

ひだり みぎ
バスアメニティはThanhではなくアグラリア。爽やかな柑橘系の匂いでThanhより好き。

ひだり みぎ
高層階にあり見晴らしは抜群だが、窓がちょっと汚いかな。

ひだり みぎ

ひだり みぎ
iphoneのドッキングステーションやDVDプレイヤーも完備。DVDのソフトはラウンジで借りることができる。こってこての洋物アクション物ばっかりで日本語字幕/吹き替えはないけれど。

ひだり みぎ
ホテル宿泊客以外の有料会員も多く利用しているのか、ジムはガチでトレーニングしてる白人たちで常時混んでいる。

ひだり みぎ
屋上プールも雰囲気は良いんだけど、かなり狭い上に中国人で溢れかえってる。中国大陸の高級ツアーの宿泊提携先にでもなってるのだろうか。

中国人の小皇帝と若妻たちに絡まれながら一泳ぎし、買い物に出かける前にハッピーアワーで一杯引っ掛けていくことに。

ひだり みぎ
いいね。

ひだり みぎ
魚のすり身のフライとチーズが美味かった。

食事後、買い物三昧を楽しんで初日を終える。
セントラルワールドのジムトンプソンで趣味の悪い象柄ネクタイを衝動買い。タイらしくて良いじゃん!!なんて勢いで買ったはいいものの、どんな場面でこのネクタイを締めればいいのか検討中。日本帰任になった取引先の方の餞別にしたろうか。


続いて翌朝の朝食会場「エクスプレッソ」。

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グァバ絞り器やくり抜いた氷で冷やしたフレッシュフルーツジュースなんかが揃っている。ここでもついついがぶ飲みしてしまう。

ひだり みぎ
体の血液が綺麗になりそうな、新鮮な一杯で一日を始められる。

ひだり みぎ
焼きたてキャッシュが絶妙の出来。

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飲み物も食べ物も種類が豊富。焼きあがったキッシュやクッキーなんかも配りに来たりしてくれるし、スタッフも良く機転が利く有能な方ばかり。

三日目の朝はラウンジで。
ひだり みぎ

ラウンジの一番奥にあるシーロム方面を向いた窓際席を確保。

グランドハイアットの足下にあるエラワンに向け、帰りの便のインボラを遠隔祈願。まさかエラワンがテロの舞台になるなんて…


アラカルトメニュー。朝からガッツリ系のメニューも揃っている。


おススメされたステーキ。余り質の良いお肉ではないようで、噛み切れない…勧められた手前なんとか完食したかったのだが、途中でギブアップ。クラブラウンジの食べ物の質は余り高くはないかな。

スタッフのホスピタリティーとプロ精神には感銘を受けたし、もちろんストレスフリーで素晴らしい滞在が出来た。ただ、料金を考慮に入れるとどうも中途半端というかパンチに欠けるというか…贅沢さを求めるならもう1ランク上のケンピンスキーやセントレジスを選ぶし、もう少し宿泊費を抑えたい場合は道路を挟んだ反対側にあるルネッサンスやSPGのウェスティン・メリディアン辺りに行ってしまう。IHG修行ならホリデーインで妥協しちゃいそうだし。良いホテルには違いないのだが…

インターコンチネンタル・バンコク/Intercontinental Bangkok


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公式サイト:こちら
住所:973 Ploen Chit Road, Bangkok, 10330
電話: +66 2 656 0444



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