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パークハイアットサイゴン宿泊記/Park Hyatt Saigon


喧噪の街ホーチミン市をタクシーで走り抜け、本日の宿泊先であるパークハイアットサイゴンへと到着した。今回はホーチミン市に計4泊。土日はパークハイアットで一年間の疲れを癒す為のリフレッシュステイ、月火はサイゴンのランドマーク的存在のカラベルホテルに滞在することにした。本音を言えばパークハイアットに4連泊したかったのだが、お財布事情がそれを許さない。パークハイアット東京が1泊6万も7万もすることを思えば比較的安く泊まることができると思うのだが、それでもソフィテルやプルマンなど付近の外資系5つ星ホテルの2倍超と強気な価格設定をしてきてて、定宿としているコスパ最強のニッコーサイゴンからは3倍強の宿泊費…まぁそれだけに自ずと期待が高まります。

ひだり みぎ
ホーチミン市の中心にある壮麗なオペラハウスの近くに建つ一際存在感のある白亜の宮殿のような豪奢な建物、こいつがパークハイアットサイゴンだ。木の窓枠や凝ったエントランスドアがフレンチコロニアルの気品を漂わせ、これでもかと最高級ホテルの風格・威厳が感じられる。


ホテルのエントランスは少しスロープを登ったところにあり、車寄せでは噴水が涼しげな音を響かせている。そして、ドンコイ通りのオペラ座こと市民劇場に隣接する好立地にありながら、エントランスの中に入れば賑やかな街の喧騒とは無縁の静かで優雅な空間が広がっていて驚かされる。これぞパークハイアットマジックか、騒々しく蒸し暑い街中から避難するには充分な静けさと涼しさで、発展目覚ましいエネルギッシュな街の中に佇む“別世界”に誘われる感覚を味わえる。

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館内は他都市のパークハイアットのようなスタイリッシュでアーバンコンテンポラリーなコンセプトとは正反対のノスタルジックで落ち着いた趣が漂っている。クールで無機質な印象ではなくゲストを包み込むかのように柔らかく上品な高級感を感じさせるのは、至る所に使われている高級チーク材の温もりと香りのためだろうか。フレンチ・コロニアルとベトナム・スタイルが混在させたかのようなレイアウトにより心地よい癒やしの空間が創られている。

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気品溢れるエレガントな雰囲気のレセプション。スタッフも良い意味での一流ホテルのプライドとホスピタリティを感じさせてくれて好印象。

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エントランスを入ると右手には緩やかにカーブを描く階段が伸び、その奥に吹き抜けのラウンジが見渡せる。ロビーやパブリックスペースはこじんまりとしながらも華美でありコロニアルな雰囲気を随所に感じさせ、ラウンジから聞こえる哀愁漂うピアノの生演奏がムードを創り上げる。スモールラグジュアリーという言葉が似合う素晴らしいホテルで、部屋に入る前から印象◎。

チェックインを済ませ、フロントスタッフにより部屋へと案内される。パークハイアットサイゴンには全部で244のゲストルームがあるが、21 室あるスイートと3階のプールにダイレクトアクセスできるデラックスルームが9 室あるだけで、残り客室の9 割弱がスタンダードのパークキング/ツインという偏った客室構成になっている。2015年3月~6月には改装のために一時休業するとのことなので、ここらへんは改装時に改められるのかもしれない。

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こちらが今回アサインされた部屋。左右に長く伸びた支柱を持つベッドやルーバーのついた窓や天井扇などコロニアルな雰囲気で統一されている。場所柄、騒音が心配だったが、防音対策はばっちりで、ゆっくりと落ち着いて過ごすことができた。強いて言うならばベッドサイドでの電気系統のコントロールが不便なのが惜しいところ。細かいライトが多くて各ライトのスイッチの場所を把握するのに戸惑った。

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窓際にはオットマン付きのミニソファーに大きめの天板で使いやすいライティングデスクが設置されている。窓の外には賑やかな街の風景が広がり無数のバイクに車が往来しているのに室内は静かに保たれているのが素晴らしい。

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ソファからの景色はカラベルビュー。パークハイアットは9階建てと周囲の建物と比べて高さが無いので展望はイマイチだが、それでも右手にカラベルや市民劇場を臨む窓から混沌としたアジア特有の都市の光景を見ることができ、個人的には展望の悪さは気にならない。静寂に包まれてアジアの熱気に酔う贅沢だ。

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写真右のシンクの右が廊下、左がトイレ、手前にバスタブとクローゼットが備わるレイアウトで、ベッドルームからアクセスできるのが便利。部屋の面積は34㎡と大きくはないが、クローゼットの設計然り、客室面積を最大限有効に使えるよう工夫されているので数字以上に広く感じる。シャワーブース一体型の大理石作りのバスルームはゆとりある作りで、水圧十分のウォークインレインシャワーも設置されている。ただし、バスタブは浅く小さく浅い。

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ユニークなのはクローゼット。エントランス側とバスルーム側の両方が開くようになっていて面白い。

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部屋のモノクロ絵画。

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細々としたアメニティは木箱に収納されている。パッケージも統一されており、徹底されたブランディングが窺える。右はデスクの引き出しにあるステーショナリー。世界のパークハイアットホテルを紹介した小冊子なども入っている。

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バスアメニティーはイギリスの香水ブランド・ミラーハリス。お茶のポッドにはベトナム名産の陶器・バッチャン焼きが使われていたりと、パークハイアットのディティールへのこだわりを感じるし、カードキーのデザインや壁に掛かる多くの印象的なモノクロ絵画など、至る所にちりばめられた細かいこだわりを探すだけでも楽しめる。

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ベッドサイドにはウェルカムフルーツが置かれている。ミニバーの内容はいたって普通。

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靴磨きサービスも。

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3階の中庭にあるプールもまた素晴らしい。コロニアル建築のクラシカルな雰囲気に包まれ、実にゆったりとした優雅な空間だ。南国風ミニガーデンもあり、都会のど真ん中にいながらリゾート気分を味わえる。

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トロピカルな雰囲気の中庭になっていて、プールの周りは芝生の敷き詰められたガーデンとプールに直接アクセスできるデラックスルームが連なる。純白のコロニアル建築を背景に、朝夕と完璧に手入れされた植物が生い茂り、中央には青い水面。プールで涼を取り、泳ぎ疲れたらデッキチェアで横になり、バイクの走り回る喧騒を遠くに聞きながら本を読んだりプールバーで喉を潤したりと心ゆくまで寛げる。オープン時間は06:00-20:00なので、朝食や夕食の前に泳ぐのも良いものだ。

他に付帯施設として伝統ベトナム料理が楽しめる「Square One」、朝食会場ともなり、イタリアンを中心としたインターナショナルメニューと高級ワインのセレクションが売りの「Opera」、落ち着いた雰囲気でアフタヌーンティーが人気の「Park Lounge」、おしゃれなバー「2 Lam Son」に、スパ「Xuan Spa」やフィットネススタジオなどが備わっている。特に2 Lam Sonはカクテルが210,000(約800円)~とお手頃な上に、17:00-20:00は51%offとなるハッピーアワーまであってかなりおススメ。今後も積極的に利用していきたいと思う。

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安らぎの中の目覚め。朝食会場オペラのブレックファーストはUS$30。他に行きたいレストランがあるので今回はスルー。

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Highland Coffeeで甘ったるいベトナムコーヒーを一杯。


市民劇場。

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新しい方のヴィンコムセンターにコンチネンタルホテルなど、近くには多くのコロニアル建築が集まっている。

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でもやっぱりパークハイアットが断然一番。格が違う。

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疲れて戻ってきたら吹き抜けの空間にあるロビーラウンジで一休憩。高ーい天井で開放感あるクラシックな雰囲気で、コロニアル調のルーバーの隙間からはホーチミンの厳しいはずの日差しが柔らかく降り注ぎ、大変心地良い。重厚なシャンデリアに壁面を飾るアートコレクション、アンティークのチェスターフィールド、ムーディーな音楽が奏でる極上の空間…都会の中心部とは思えない閑静でゆるやかな時間が流れるまさに都会のオアシスで、日々の喧騒を忘れ、ゆったりとしたラグジュアリーな時間を過ごすことができる。結果、ラウンジ→プール→部屋のローテを繰り返し、日曜日は食事目的以外ほとんどホテルから出ることなく過ごしてしまった。

流石は世界のハイアットブランドの頂・パークハイアット。スタッフの素晴らしいホスピタリティとアットホームで優雅な雰囲気に溢れたファシリティで、ホテルを離れたくないくらいとても気持ちの良い滞在となった。少々高めに感じられるお値段も決して理由のないことではないと思い知らされたし、パークハイアットマジックによって恐らく今年一番の日曜日を過ごすことが出来た。ホーチミン市のホテルではダントツの一番かと思います。

パークハイアットサイゴン

住所:2 Lam Son Square, District 1
電話: +84 8 3824 1234



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