今日は中山市のメインストリートの一つ、孫文西路のご紹介。
この孫文西路は隋唐時代から800年の歴史を持つと言われる歴史的な街路です。1997年からは政府主導で大々的な修復が行われ、現在は距離529メートルの間に130店以上のお店が軒を並べる歩行者天国のショッピング街として、連日の賑わいを見せています。また、孫文西路~孫文中路では買い物だけでなく、香山商業文化博物館・中山市博物館・ラジオ博物館・中山公園・孫文記念館などなど観光スポットも目白押しです。
岐江側入り口には人力車の銅像が立っています。手前が運ちゃんで、奥が背広にテンガロンハットを持った洋風な客人。『持つ者』と『持たざる者』の経済格差を象徴しているような気がします。
何やら揃って横を見つめているお二人…口論の行方を見守ってるようです。当地の人間の野次馬精神が銅像にも乗り移ってます。
通りを進むと、19世紀広東省の?南建築様式に20世紀の欧州の建築様式が調和された情緒溢れる建物群を見渡すことができます。
道の両脇では
手芸品であったりアイスクリームや飲み物の屋台が縁日気分にさせてくれる。
リンゴ飴もいい味出してます。非常に食べづらそうな巨大キャンディーも流行っているのか至る所で見掛けます。
寿司もばっちり炎天下、常温管理で販売されています。食品衛生法とか無いのだろうかと心配になるが、そんなことお構いなしに売れている様子。中国人と日本人の食べ物に対する根本的な免疫力が違うのかもしれません。
商店は殆どが衣服類、高級ブランド店は皆無で、国産品のお店ばかり。ロンドンオリンピックを間近に控えているからか、今はスポーツ関連の衣服店が目立ちます。
NIKEじゃありませんよ!HONDAとHYUNDAIのロゴの違いくらいのレベル。
この偽ナイキがオリンピックのオフィシャルスポンサーなのでしょうか。皆様、オリンピック中国選手団のユニに注目して下さい。
さて、香山商業文化博物館を過ぎると左手に中山公園が見えてきます。
この中山公園は烟敦山にあり、山頂には明代1608年に建てられた積上げ煉瓦の棟が建っています。
302の石段を上りきった先にある阜峰文筆と呼ばれる八角七層のこの塔。清朝時代にも香山八景として挙げられていましたが、現代でも中山十景の一つに数えられるほどの名塔です。
お陰様で6月28日に開店62年を迎えました。歴史を感じさせる佇まい、中は極々一般的な百貨店です。
夜の中山百貨。
イルミネーションはちょっと安っぽくてがっかり。
この百貨店の対面の大口丸という飲食店は安くておススメ。
タピオカ入りミルクティーが3元(≒40円弱)。夏はこれが必需品。学生時代はこれ一杯に400円も払ってたなー。
カップケーキは1個1元(≒12.5元)と激安。パンケーキにジャムと果実をのせた程度の代物だが、原価は一体いくらなんだろう…
中山百貨から見渡す孫文東路。
ここで遊歩道は終わりですが、孫文中路は続いていきます。。これより以東の孫文中路は、買い物街というよりは寧ろ文化街といった趣となっていきます。
次回に続く。
コメント
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>Rin-Rinママさん
う~ん。。。中山市は観光都市としては微妙ですが、一回くらいは訪問する価値はあると思います!東莞市内から中山まで車で1時間半程度なので東莞のついでに来れる範囲内です^^
熱っい中山市で飲む冷えたミルクティーも良いですよ~!たった3元ですし(笑)