KA103 カトマンズ⇒香港 キャセイドラゴン ビジネスクラス搭乗記

いよいよ今回のネパール旅行も終わりを迎える時がやってきた。23:10カトマンズ発、05:50香港着のキャセイドラゴン深夜便にてネパールの地を後にする。

ここ2日で実に4度目となるカトマンズトリブバン空港。この時間帯の国際線ターミナルは出稼ぎの為に旅立つ息子・娘を総出で見送りに来る家族が多いらしく、空港の外は大量の人でカオス。


ひだり みぎ
エティハド航空・カタール航空・オマーン国際航空と、やたらと中東方面行きの便が多いのは、出稼ぎ輸送需要によるものか。大量の物資を抱え込んで出稼ぎに行く働き盛りの男衆で、空港内はむさ苦しいことこの上ない状態になっていた。


自国内にはこれといった産業がないっすからね…。中国とインドという二大地域大国に挟まれ、国土の大半は山岳地帯というネパール。地政学的に結構なムリゲーで、国内産業といえばトレッキング頼りの観光業くらい、あとは出稼ぎ労働者からの送金頼りといったところか。きっついよなー。インドからは経済制裁を喰らったりしてるし、政治的・経済的に中国に近づいていくのも仕方ないんだろう。やがて中華人民共和国ネパール自治区みたいにならなければ良いが。


そんな悲しき国にある男衆全開のトリブバン空港。Sleeping in Airportsによる最新版(2017年)の世界のワースト空港ランキングでは、ウズベキスタンのタシュケントの空港に次ぎアジアのワースト2位と評されている。ブービー賞を受賞した誉れ高き空港だが、果たして…

本日利用するキャセイドラゴン航空のチェックインカウンターに向かうと、ちゃんとビジネスクラス用の優先レーンも用意されているし、順番待ちの列もきっちりとオーガナイズされていて、人が多すぎる点を除けば案外普通。

今は亡き香港空港のCXアライバルラウンジのインビテーションも発行頂きネパールを出国する。

エグゼクティブラウンジ

ひだり みぎ
ひだり みぎ
エグゼクティブラウンジも意外とまとも。ワースト二位の空港のラウンジだし、国の電力事情からクーラーはおろか電気すらろくに点いてなかったらどうしようかと心配してたわ。


心に安寧を与えてくれるような宗教モチーフのインテリアも豊富。wifiも無料だし接続スピードも悪くない。


アルコールの用意もある。ただ、ソフトドリンクですら一々スタッフに頼まにゃ飲めんシステムなので面倒くさい。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミールもそれなりに充実。ショーケースに入ってるサンドイッチやデザートもスタッフに言えば頂ける。わざわざ勿体ぶってケースに入れておくような物ではないが。



ただ、シャワーがなー。狭苦しく湿ったいトイレの中に一つだけあるシャワー室の利用は有料でUS$10。直ぐ隣の便所で誰かがふんばって用を足していたことから、利用は見合わせることに。

キャセイドラコン カトマンズ⇒香港

ラウンジを出て、もう一度手荷物検査を受けゲートへと向かう。うっかり先にゲートに行ってしまうとラウンジに戻れない点は注意が必要か。

ビジネスクラスと同時に後部座席も優先搭乗対象となっており、大量の男衆と共に機体へと向かう。


夜風を浴びながら歩いてね。



本日の寝床はリージョ仕様のC席。ウルトラショート便で座るには良いシートだが、レッドアイでこいつが来たらアウト。こいつの使用は日中便だけにとどめておいて欲しいわ。

ひだり みぎ
機内食は現地時間23:10(香港時間01:25発)のレッドアイ便なので到着前の朝飯になるかと思いきや、まさかのディナー。着席するなり即眠りにつきたかったので、ポーチだけ頂き即就寝。飛行時間4時間半と、ハノイ⇒羽田のレッドアイ便並みのきっついフライトなので、1分1秒でも早く眠りにつくことが重要。


着陸の衝撃によりお目覚め。搭乗記と題しつつ、機上での出来事は何も書き綴らぬまま当エントリーを書き終えることに。

金曜日終業後から水曜日終業前までのネパール旅行、あっという間だった。ネパールって意外と近いもので、これなら金曜日終業後から月曜日終業前までの週末弾丸ネパール旅行なんてのもできちゃいますね。

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