この日はサミットウィンドミル ゴルフクラブに隣接したSPG系列のルメリディアン スワンナプームバンコク ゴルフリゾート&スパ(Le Méridien Suvarnabhumi, Bangkok Golf Resort and Spa)に泊まってみることに。
Agodaのホテル概要に「市内中心部から62.9Kmの場所に位置しているので、~~ 市内への観光スポットへも簡単にアクセスできる。」と無茶な紹介がされているのを見て分かる通り、バンコク市内の観光には適さない。バンコクのタクシーの運ちゃんに殆ど認知すらされてないくらいだし。
というか、バンコクとの距離は40Kmも無い筈なんだが、ホテルから62.9Km離れているアゴダの言う「市内」はどこを指すんだろうか。
バンコクのアソークやナナ辺りからはタクシーで40分弱程。市内からスワンナプーム空港方面に伸びる幹線道路を空港手前で折れると門衛の護るゲートがあり、高級別荘地のような敷地に入る。この先にホテルがあるとのことなのだが、エントランスからホテルまで辿り着くのには結構な距離が…。その間にコンビニはおろか屋台もないので、滞在中に必要な物は予め用意しておかれる事をお勧めする。
高級別荘地からサミットウィンドミルゴルフクラブの敷地内に入ると、突如としてだだっ広いゴルフ場の中に現代風な巨大宮殿が現れた。どうやらこれがメリディアンらしい。
スッパマンみたいな曹長顔のベルの案内により館内に入ると、アーチ型の高い天井にゴッツいシャンデリアがぶら下がるロビーのゴージャスさと静けさに驚かされる。市街地のホテルと違って館内で待ち合わせする人やレストランの利用者も殆どいないので、ホテル内は不気味な程の静けさが保たれている。
ロビーから客室に向かう間にあるLatitude 13°39’バーもモダンでハイセンス。メリディアンスワンナプームにはクラブラウンジがないことから、09:00-23:00にはこちらでジュースやコーヒーなどのドリンクサービスが提供されていてる。この日はほっとんど誰も利用していないようだったけど。
残念ながらクラブラウンジの様に小腹を満たしてくれるようなリフレッシュメントは供されていなかったので、ドリンクと合わせてチーズバーガーを注文。これがまた安いんだ。1,500円くらいだったかな。肉汁ジュージューで不味くないし、ホテルランチとしてはコスパは高い。ドリンクはSPGプラチナ特典で無料ですしね。
また、SPGプラチナだと照明が落とされムーディーな雰囲気になる夜間(18:00-20:00)にイブニングカクテルのサービスが楽しめる。ただ、ドリンクは二杯まででオードブルは無しと、メリディアンにしては寂しい内容。朝食もついてないし、プラチナ特典は余り魅力的ではないかな。
【プラチナ特典】
上記のドリンクサービス・イブニングカクテルサービスの他、ウェルカムギフト(ローカルギフト・500P・朝食のいずれか1つ)・16:00までのレイトチェックアウト・スパ15%引き。
ローカルギフトは3種類ほどの中から選べるんだが、いずれも可愛らしいタイ雑貨となっている。(2018年5月にアップデート)
タイらしい模様が描かれたシルバープレートが埋め込まれた木箱を選択した。中々上質な物で宜しいではないですか。
ロビーやLatitude 13°39’バーがあるメイン棟から客室のある棟への移動するには、緑溢れる南国風の中庭を通る必要がある。
館内はオープンエアーのスペースを効果的に利用したリゾートホテルならではの開放的な造りとなっていて、都心部のホテルとは全く違った宿泊体験を味わえる。市街地ど真ん中のハイタワーホテルも良いけれど、やっぱりリゾートホテルの開放感も癖になるな。
部屋:グランデスイート(103㎡)
ドアを開けて正面がリビングルーム。ダークウッドの家具とメリディアンらしいデザイン性の高いファブリック・オブジェが配され、スタイリッシュなテイストにまとめられている。
ダークな色調の中、家具やライティング、胡蝶蘭などで紫色が差し色として用いられていてアダルトな雰囲気。
ベッドルームはバスルームと一続きになっているが、スライドドアでバスルームと仕切ることもできる。流石は百平米超、すっごい広々してる。
ちょいちょい出るモダンラグジュアリーなアバンギャルド感、これをお洒落と感じるかキツいと感じるかは宿泊客の感性によって分かれてしまうかな。
バスルームも円形浴槽また広い。見て下さいよ、この洗面化粧台のカウンターの広さ!そして、こんなにでっかいカウンターの上にチョコンと乗る小さな円形シンクね。
このホテルの特徴として、全室にゴルフコースビューのバルコニーが備わっている。これもまた広々としていて、ソファー・チェア・テーブルのみならず、でかでかとしたサンベッドまで置かれてる。
【営業時間】
デーゴルフ:06:00-17:00
ナイトゴルフ 平日:16:00-24:00 週末:17:30-24:00
朝食・16:00までのレイトチェックアウト・空港送迎にグリーンフィーとキャディーフィーがパッケージになった「バンコク ゴルフ バケーション」という宿泊プランもあったりする。
一人でのシングルステイがTHB5,300+++~。空港送迎に朝食付きプランがTHB4,000+++~なんで、キャディー代込みのグリーンフィーはTHB1,300。そう考えると高くないな。プレー代でもスターポイントが稼げるし。
ゴルフパッケージの詳細はこちら。
ジム&プール:
24時間オープンのフィットネスセンターにはオープントレッドミル・エリプティカルトレーナー・リカンベントバイク・各種筋力トレーニング機器を完備し、ゴルフコースを眺めながらエクササイズできる。
インフィニティプールの雰囲気も素晴らしい。プールの周囲のヤシの木々が日中の暑さを除ける日陰を生み出し、いかにもリゾートホテルといった佇まい。
朝は朝食を食べずにタクシーで空港へと向かう。ホテルの送迎サービスも24時間対応であるけれど、有料(250パーツ)かつ空港発は毎時00分・ホテル発が毎時30分のみと時間的融通が利かないのでお勧めできん。ホテル名にスワンナプームとあるので空港アクセスの良さを期待しちゃうところなんだけどなぁ。
ホテルは空港の直ぐ西側に位置しているが、ランウェイをぐるりと回らないとターミナルに着かないので地図で見るよりよっぽど距離がかかる。結局、20分強(180バーツ)もかかったので、トランジット目的で利用するエアポートホテルとしては相応しくないか。
所感:
立地的にはエアポートにも市内にもアクセスが悪いので短期のご旅行には絡めにくいけど、バンコク中心部では味わえない静けさとゆったりとした南国の魅力に驚かされるはず。ゴルフを楽しみ、夜は雰囲気抜群のインフィニティプールで癒され、翌日にスワンナプームから出国…。というゴルフとホテルライフを思いっきり満喫するというのが正しい使い方になるのかな。
因みに、微妙に長いトランジットの時間を潰す為の日帰りデイユースプランなんかも空港からの往復シャトル移動費込みTHB3000⁺⁺⁺~で用意されている。08:00-18:00までの利用で日付を跨いでの利用はできないプランだけど、トランジットの間にどうしてもゆっくり休みたいという方には良い選択肢になるだろう。
【ルメリディアン・スワンナプーム バンコク・ゴルフリゾート&スパ】
Booking.com
住所:789 Moo 14, Bangna Trad-Road KM 10.5, Bangpleeyai, Bangplee, Samutprakarn 10540,
電話:+66-2-118-7777
Booking.com
コメント
スペクターさん
コメントどうもです。
ここ、やっぱりバンコク市内のドライバー間の認知度は低いです。こちらで地図を準備して臨みましたが、運転手は「遠い!帰りが面倒だ!」とぶつくさ文句を言いながら運転してました。まぁ市内から離れている分、静かでリゾート感があって雰囲気的には悪くないですよね。スイートアップを狙うなら、全客室数に対するスイートルームの割合なんかも事前に調べるなどの小技を挟めばアップ率が上がりますよ(笑)SPGプラチナの真価はラウンジ付きホテルでこそ発揮されるものと考えておりますので、次回はラウンジのあるウェスティンあたりに泊まってみてください。生涯SPGプラチナを手放せなくなりますよw