宿泊記 立地至便のマリオットスコピエ(北マケドニア)

コソボの首都・プリシュティナでの観光を終え、お次は北マケドニアのスコピエへと向かいます。

この区間のミニバンは郊外への地元民の足として利用されているようで、この日も現地民満載。高速道路を走るのに立席あり、喫煙ありと何でもありの無法な空間に詰め込まれ、時速100kmでバルカンの地を駆け抜けます。

1時間半でスコピエ着。昼前なのにターミナル内は薄暗く、少し陰鬱とした雰囲気というか不穏な感じというか、なんだかピリついた空気感が漂っています。

とりあえずATMで最低限の現地通貨を調達。紙幣がジョジョ感マックスで、どこかからスタンド攻撃されそうな、そんな雰囲気です。

ちょうど現金を手にしたところ、バスターミナル内にカジノを発見。
Casino AdmiralはオーストリアのNOVOMATIC傘下のカジノで、バルカン半島の至る所で見かけました。ここはスロットとルーレットだけでしたが、昼間っから結構な人が打ち込んでる様子を見ると、カジノというかパチンコ感覚なんですかね。
本日泊まるマリオットの一階にもカジノが入ってましたし、スコピエでも至る所でカジノのネオンが輝いていました。

マリオットスコピエ

さて、本日宿泊するマリオットホテルですが、何より立地が最強過ぎ。
街のド中心にあるマケドニア広場に面した場所に建ち、ちょうど新市街と旧市街の中心あたりに位置しているので、スコピエの観光名所はどこも歩いていくことができます。

1階部分の半分がカジノになっているからか入り口周辺にお婆ちゃんや子供の物乞いが陣取っていて少々近寄り難い雰囲気ではありますが、建物自体はクラシカルなテイストで重厚感に溢れています。

部屋

現代的で洗練されたデザインの客室。プレミアスイートというルームカテゴリーにアップグレード頂いたようです。ファミリーでの滞在を想定しているのでしょうが、10人は座れるであろう数の椅子とソファが用意されているのには驚きました。ビッグダディの家族でも安心して滞在できますね。ワイは一人で泊まってやりましたが。

マケドニア広場側で2-3部屋分のスペースを使ったような贅沢な間取り。ダイニングテーブル、ソファ、ベッドルームそれぞれからマケドニアスクエアを見下ろすことができます。

マケドニアの英雄でありシンボル・アレクサンドロス大王の騎馬像ビュー。歩いている人のサイズから、この像がどれだけ巨大か伝わるでしょうか。

街のド中心にありますが、防音ガラスが使われているので騒音などは気になりませんでした。

観光を終え部屋に戻ったら、渾身のGM直筆レターと共にウェルカムギフトが用意されていました。
これだけ滞在時の待遇が差別化されると知っていれば、アンバサダーステータスを頑張って更新したんですけどね…今はライフタイムプラチナへの解脱も完了したので、マリオットは年に10泊するかしないか程度。宿泊機会のほとんどでIHG系を利用するようになってしまいました。

クラブラウンジ

残念ながらちょうど今日までラウンジがクローズ。フロントに問い合わせたところ、ラウンジが閉まってる代わりに1階レストランで750ディナール(≒1,500円)分の食事が出来るとの説明を受けました。
いや、チェックインの時に教えてくださいよw

イブニングカクテル

Distrikt Kitchenというホテル一階のレストランへ。
町一番の高級ホテルのお洒落たレストラン。750ディナール(≒2,000円)のバウチャーなんてアペタイザー1品でオーバするやんけ…と恐れていたのですが、メニュー見たら安すぎワロた。

アボカドの冷製スープとアスパラガスリゾットで計490ディナール(≒1,300円) 、会員割引の効果があったとはいえマリオット内のレストランでこの価格感とか…。普通に料理も良い素材を使っていましたし、人件費、場所代などを考えても、ちょっとバグっているとしか思えない価格設定です。

バー

バーの方も攻めてみます。

スコピエが産んだ偉人やら遺産やらに因んだオリジナルカクテルがやたらと豊富で面白い。コンティニアヌス1世のカクテルと迷いましたが、とりあえずの1杯目としてマケドニアご自慢の偉人“マザーテレサ”をモチーフにした“The Mother’s Hug”を注文。

くっそ甘くてシロップの味しかしないw これは豊かな母性愛で全てを包み込むテレサの優しさを表現してますわ。マザーテレサ is too sweet。

オリジナルカクテル11種類あって全部にシロップ投下されててんの、ほんと草w コンティニアヌス大帝にまでシロップドバドバとか侮辱行為ですわw

一飲みしたらまたお腹が空いてきたのでメインも注文。ポークチョップ500gが税サ込み1,400円とか。ここもう天国でしょう。クラブラウンジが閉まっててむしろ結果オーライです。

朝食

朝食会場も一回のレストラン。ファーウェイの方々なのか10人超の中国人ビジネスマンに占拠されていて、私もレストランに入るなりニーハオ、シエシエと声を掛けられました。悪気ないどころか歓迎しようと中国語を言ってくれてると思うので、まぁしゃーないw とびっきりの笑顔で中国人じゃないとお伝えさせて頂きましたw

この立地、このクオリティで一泊10,000円は安い!と全力でおススメしたかったのですが、円安なので今だとちょっとお得感が薄れちゃいますね。少し値上がりをして今だと100ユーロ程度~というレート設定になっているみたいですが、100ユーロなら全然アリ。IHGでもホリデイインが出てて80ユーロで泊まれるみたいですが、20ユーロの差なら断然マリオットに泊まった方が宜しいかと。

【Marriott Skopje Hotel】

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