コソボのプリシュティナで食べ歩き

想像していたより100倍はオシャレで異国情緒に溢れた町・プリシュティナ。2日目はベルトの穴を弛めてレストランを食べ歩きたいと思います。

コソボと言えばオスマントルコの影響が色濃く残るエキゾチックな町。
前日は西欧色とユーゴスラビア時代の社会主義色とが混じりあうプリシュティナの中心街を歩いてみましたが、本日はトルコ風の石畳が残る旧市街から探索をスタートしてみます。

モスクあり、トルコ式公衆浴場あり、石畳のバザールに石造りの時計塔ありと、ここら一帯は完全にイスラム世界で、昨日見たプリシュティナとは全く表情の異なる街並みが広がっています。

楽しみにしていたコソボ国立博物館はクローズ…。営業時間になっても門が開かないので電話したら、一言「クリスマス休業」と。コソボのクリスマスは旧暦なんだ。昨晩サンタコスチュームで飲み狂ってた人達は季節外れのコスプレパーティを楽しんでた訳じゃなかったんすね…

Liburnia Restaurant

旧市街地の横丁を入ったところで、古民家風の有名レストランを見つけました。隠れ家的レストランといいますか、街並みに埋もれすぎてて気づかず通り過ぎちゃったくらいです。

震度4くらいの地震でも全壊しそうな木造の伝統家屋。蔓性の植物がウネウネしていたりと中々のワンダーランド感が出ていますが、清潔感は保たれていますので、むしろ木材の味が感じられ居心地は悪くありません。おばあちゃんの家のような温もりや安心感すら感じます。

肝心のお料理も言うことなし。分厚いメニューには150以上の料理が並んでいて種類も豊富ですし、どれも写真を見る限り美味しそう。
今回注文したKosovo Salada with Šar cheeseのサラダとカッテージチーズのキョフテは共に新鮮な食材を使った料理で美味しかったですし、何よりこの2品とパンにヨーグルトを付けて15ユーロちょいとコスパが最高でした。
今回は頼みませんでしたが、レアなコソボ産ワインなんかも置かれているみたいです。

Sach Caffee

続いてはコソボ版のスタバとも言うべきオシャレカフェがあったので入ってみることに。アメリカのスタートアップ企業のオフィスみたいで素敵な内装です。

ショーケースに並べられたケーキ類も本家のスタバより充実しているくらいですし、ドリンクもカフェだけでなくオーガニックフルーツジュースやシェーク、各種ティーなど色々と揃っています。

宿の主人曰く、プリシュティナの治安は小康状態にあり、海外からの出稼ぎ帰りを中心に西洋の所謂“先進国”を目指して盛り上がってきているところなのだと。確かに町を歩いている人たちも殆どが若者ですし、新しく建国された若い国の勢いみたいなものを感じます。

ただ、店員におススメされたザクロのトルテは見た目の良さにステを全振りしてしまったのか、肝心のお味は激甘であまり美味しくありませんでしたw
あ、コーヒーは安くて美味しかったですよ。ラージのラテで2ユーロとかだったかな。マケドニア・コソボまでバルカン半島を南下してきて、随分と物価が安く感じられるようになりました。

Soma Book Station

夜は目星をつけていたレストランが満席だったので諦めて、近くにあったコテージのようなガストロパブに入ってみることにしました。

2000冊もの書籍やレトロなレコードなんかを収蔵していて、ギグやトークショー、写真店などのイベントをホストすることもあるんだとか。落ち着くトーンの店内に心地良い音楽がかかっていて、雰囲気は最高ですね。地元の大学生の間では人気のお店みたいです。

フードメニューはパスタとバーガー中心で種類はあまりなかったので、レストランというよりカフェ&バーなのかもしれません。周りを見回しても、ダイニングを楽しむよりチョイ飲みしながら仕事したりお喋りしている人たちの方が圧倒的に多かったです。ディナータイムなのに…

胃袋的には不完全燃焼に終わったので、最後はケバブスタンドの焼きたてケバブラップをガブリ。

伝統的な郷土料理屋から洗練された西欧風のバーにレストラン、更にはB級グルメの屋台など、安くて美味しい食事処が揃っていて胃袋的にも大満足の滞在となりました。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。