シンガポールで飲むインフューズドビール Alchemist Beer Lab

シンガポールでの宿はJWマリオット。

ちょうど近くにインフュージョンバーなる珍しいビアバーがあるとコンシェルジェに教えてもらったので、ちょこっと覗きに行ってみることに。

JWマリオットと同じくMRTエスプラネード駅直結の複合施設・South Beachの中にあるビアバー、その名もAlchemist Beer Lab(アルケミスト ビア ラボ)。日夜ビールの研究に勤しむ研究者の工房的な名前で良いじゃないっすか。なんか白衣を着たアインシュタインみたいな従業員が出てきそうだし。

因みにInfusued(インフューズド)とは浸すという意味で、フルーツを浸して作るデトックスウォーターのようにビールにフルーツやスパイス、ハーブなどを漬け込んで作るビールがインフューズドビールと呼ばれている。薬味の配合加減で簡単に味を変えられる手頃さもあり、これからこのようなビールを扱うバーも増えてくるのではなかろうか。
ひだり みぎ
店内に入るなり、フレンドリーなスタッフがニコニコ笑顔で声をかけてくれ、優しく各ビールの説明をしてくれる。白いロングコートを身にまとった化学工場の研究員さんみたいな堅苦しいスタッフ揃いという訳ではなく、普通に学生のような若くて可愛らしい女の子が対応してくれました。

オリジナルビールを取り扱うビアバーかと思っていたが、ビール以外にもオリジナルカクテルやスピリッツ系ドリンクのメニューも充実。

こちらはビールとカクテルの専用メニュー。ビールは8種類のインフューズドビール(Draft Cocktail)に9種類のクラフトビール(その内3種類は季節限定)があり、それぞれ180ml×4のテイスティングセットも用意されている。

インフューズドビールは常時全種類が揃っている訳ではないけれど、この日のラインナップは柚子酒+梅酒+ウォッカ+ブランデー+赤ワイン+シトラス+シナモン+リンゴ+オレンジ+ペールエールで作るSangrita、スタウトにミントとマシュマロを浸したObamaなど、パンチの効いたレシピとネーミングの品ばかり。真っ黒スタウトがObamaとネーミングされてるのには笑ったわ。

インフューズに使う材料が様々であれば、ベースとなる飲料の種類も様々。ブロンドラガー、ペールエール、スタウト、ジンジャービールといったところだけでなく、苦みが少なく飲みやすいサイダーベースのレシピも用意されている。気になるビールがあれば試飲もさせて頂けるので、お気に入りのビールを見つけてから注文すれば良い。


ひだり みぎ
クラフトビールのサーバーも揃っている。ジンジャー、エクストラペールラガー、ゴールデンエール、ペールエール、アメリカンIPA、ドライアイリッシュスタウト、ケルシュ、ライトエールと、クラフトビールメーカーらしいツボを押さえたラインナップ。



とりあえずSangritaの330mlゴブレット(SG$18)とクラフトビールサンプラー($28)をオーダー。他のインフューズドビールもいくつか試飲させてもらったけど、個人的には残念だけど普通にクラフトビールの方が口に合うという結論に。まぁこればっかしは人それぞれの味覚の問題なんでね。

ミールはディナーメニューが18:00にならないとサーブできないとのことだったので、スナックのCrispy Salmon Fish Skin($9)とWagyu Beef Quesaddila($15)を注文。


正直ミールも微妙。

所感

ビールの種類が増えることは大いに結構だけど、どこまでいってもインフューズドビールってビールベースのカクテルだわ。マーケティング次第で一定の需要を創り出していけるのかとは思うけど、ビール好きなワイは普通にビールを飲んでる方が良かった。

【Alchemist Beer Lab】

住所:#B1-16 South Beach Avenue, 26 Beach Road
電話:+6563864365
営業時間:16:00-01:00(月-木)・16:00-02:00(金土祝)
休業日:日
ホームページ:https://www.tab.sg/

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