出張中の絶望 スーツケースのダイアルロックが開かなくなった

これはもう絶望以外の何物でもない。大幅な遅延の末、大雨が襲う香港から逃げ去るようにホーチミンへ飛び、仕事付き合いの飲み会に参加。その後、現地時間23:00過ぎにホテルにチェックインし、着替えを出そうとスーツケースを開こうとしたら…

開かない!!!!

ダイヤルロックの番号をいくら合わせても開くはずのスーツケースが開かない!!!

問題のスーツケースはリモワのクラシックフライト。アンロック用の3桁の暗証番号は上下のロック共に初期設定の「000」だったのだが、いくらダイヤルを000に合わせても開錠できん。最悪、夜中の着替えなどはなんとでもなるが、翌日の会合用のシャツにジャケット、ネクタイは替えが無い…体中を支配する無力感と絶望感。どうすりゃいいんだ!

上海を発った時は問題の無かったスーツケース。何故に開かなくなってしまったのか。

可能性1. 合わせ方が悪い。
⇒慎重に番号を合わせてみるもダメ。何度やっても撃沈。

可能性2. 蝶番部分に微妙な歪みが出て、噛み合わせがおかしくなっている。
⇒力にものを言わせて強引に抉じ開けようとしてもダメ。

可能性3. 中の部品や鍵穴、レバー等に致命的な異常が生じた。
⇒こんな時間に鍵屋もリモワ代理店もやってない。

可能性4. 移動中、何かのはずみで設定した数字が変更されてしまった。
⇒暗証番号000~999の千パターンを総当たりで解決するが、そんな気力も時間も無い。000~033まで試しただけでギブアップ。

ダイアルロック式のスーツケースだと、やはり可能性4が圧倒的に高いだろう。特にクラシックフライトを含むリモワのスーツケースって、移動中のアクシデントによりパスワードが変更されるリスクが高いと思う。

【クラシックフライトのパスワード変更方法】
1.ボタンをダイヤル方向にスライド。
2.スライドさせたまま、ダイヤルを回して好みのパスワードに設定。
3.設定後、スライドさせていた開閉ボタンを元の位置に戻す。

移動中にロック解除レバーが押し上げられ、その状態で数字ダイヤルが動いてしまうことによって簡単に暗証番号が変更されてしまう。ロック解除用番号のままでなく、何ケタかずらした状態で移動していれば未然に防げる問題だったのだが、機内持ち込みなんで大丈夫だろうと、ついつい油断してしまった。

結局、ホテルのコンシェルジェに聞いたらホテルから徒歩2分のところにあるリモア正規店が08:30からやっているとのことなので、翌日朝一でリモアに立ち寄ることにした。



【RIMOWAホーチミン】
住所:23 Le Loi Street, District 1, Ho Chi Minh City.
電話:+84 (0) 838225034
営業時間:08:30am – 8:00pm

店に面した大通りが地下鉄建設の為の工事中なので、人が一人ようやく通れるほどの小路を進むことになる。

店の中には流暢な英語を操るベトナム人の男と女が一名ずつ。事情を説明すると、小道具を取り出して開錠用の番号を探り当ててくれた。小道具をダイアル脇の隙間に突っ込んだ状態でダイヤルを回し、ダイヤルが小道具にヒットしたところの番号がパスワードなのかな。詳しいことは教えてもらえなかったけど、その間、1分程。よくあるトラブルなので慣れているとのことでした。この支店で買ったスーツケースでもないのにフレンドリーに快く助けてくれ、その上アドバイスまでくれたリモワホーチミンの店員に感謝したい。

以下、トラブルを避ける為のリモワ店員の助言。
【トラブルを発生させない為に】
ダイヤル式のロックは必ずダイヤルを弄ってから使うこと。開錠用番号のまま使った場合、数字がズレてアクシデントにより番号が気付かぬうちに変更されてしまう恐れがあるし、セキュリティーの観点からも開錠用番号のまま外に持ち出すのは危険。

【トラブルが発生したら】
本来の正しいロック解除用の番号に近い番号を中心に試してみる。パスワード変更の手順を考えると、元々のパスワードからそう遠くない番号に設定される可能性が限りなく高いとのこと。今回も元々のパスワード000が110に変更されていた。その為、全ての数字を試すのではなく、本来の正しい数字の組み合わせを元にそれぞれ近くの数字を試してみるのが賢明だと。例えば、今回のように本来の正しいロック解除用の番号が「000」の場合2、1、0、8、9の番号の組み合わせを中心に001、002、008、009、010、011と順に試してみるのが良いですよ、って。

言われてみたら確かにその通り。冷静に考えれば思いつきそうな当たり前の対処法だけど、いきなりスーツケースが開かなくなったら焦ってしまって冷静に対処できないものですね。勉強になりました。

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コメント

  1. カオリンゴ より:

    リモワのスーツケースを購入しようと思い、鍵はどうなっているのか
    調べていて、こちらのブログにたどり着きました。

    かなり悲惨は体験になってしまいましたね・・。
    私はいつも鍵はかけずに荷物を預けているので、十分起こりえますよね。
    開錠番号のところに棒とか挿して回らないようにするくらいしか対策は
    ないですかね・・。

    買おうと思っていたけど、現地でスーツケースが開かないなんて恐ろしすぎ
    ますね・・。
    ちょっと買うテンションが下がってきてしまいました。

    • ポンズ より:

      カオリンゴ様
      この度はコメント頂きありがとうございます。
      なんだかリモア熱を冷ましてしまったようで…。渡航先でスーツケースが開かなかった時のあの絶望感は今でも恐怖体験として覚えておりますw。が、スーツケースを持ち運びする前に開錠番号をずらしておけば、問題の発生率を大幅に軽減できますので、対策をするようになってからは一度も問題は再発しておりません。

      リモワ、一度持ってしまうと他のメーカーの物は興味すら湧かない程に魅力的な品だと思います。どうぞ前向きにご購入を検討下さい!(小生、別にリモアの回し者ではございません)