ベトナム航空国内線A321のビジネスクラス VN103

陽も昇るの暗がりの中をダナン空港へと向かう。ノボテルからはタクシー乗っても15分でVND70,000弱(≒400円)と、空港が市内に近く移動が楽なのがダナンの良いところ。

今回はもともと05:50発のVN101に搭乗予定だったのだが、フライト前日にベトナム航空から次の便に乗るよう“指導”のメールが入った為、次便への変更を余儀なくされた。サイゴンでの乗り継ぎ時間にどうしても行きたいレストランがあるから朝一の便にしたんだけど、香港への乗継便が10:45発のVN594なんで、これじゃあホーチミンで空港外に出ている時間はない。

どうせ採算ラインまで集客できなかったから便を間引いんだろう。ベトナム航空の国内便はフライトの遅延は勿論、勝手なリスケジューリングやキャンセルの常習犯と聞いていたが、まさか自分もやられるとは。客への迷惑など屁にも思っていないのだろう。

空港に着き、VND100,000を渡すと当然のようにお釣りを返そうとしないタクシードライバー。何のためのメーターなんだ?そんなずうずうしい輩とのお釣りを巡る小さな戦いから幕を開けるベトナム中部旅行最終日。小さなことで一々疲れるのがベトナムの嫌なところ。メーターに細工してたり、前の乗客のメーターを故意にリセットしなかったり、釣銭を誤魔化したり、メーターで走っても安心できないベトナムのタクシー事情、本当に要注意です。

空港内は綺麗でびっくり。国内線はもちろん、上海や昆明、シンガポール、ソウルなんかへの便も飛んでいるし、成田への直行便も就航したらしい。ダナンはともかくとして、ホイアンやフエなんかはこれから日本人にも人気が出ること必至だろう。

ひだり みぎ
チェックインカウンターはエコノミーは激込みだけど、ビジネスの方は私一人。故にスタッフも皆さんエコノミーの方に駆り出されていて、ビジネスクラスの方はスタッフ不在で待たされる。係員は私が待っている姿をちらりと見て私の存在を認識してるはずなのに、それでも来てくれない。1分、2分、3分…5分立っても誰も来ないし声もかけてくれない。何なのこれ。もしかして私、透明人間モードがONになってしまってるのか?結局エコカウンターの一つの客がはけてから係員がやって来た。もちろん、一言目はお待たせしましたとかではなく、Where you go!!!!!…Where you Go?と疑問形ではなく、エクスクラメーション・マークが5個くらい付いた超強調。こちらからしたら怒鳴られているようで感じは良くない。どうやらここではビジ客1人よりエコ客5人の方にプライオリティーを置いてしまうらしい。

荷物検査のセキュリティーレーンも一応はビジネスクラスの乗客やロータスクラブ上級会員用のプライオリティレーンがあるんだけど、完全に普通のレーンと同様に扱われている。朝で混んでいるからってのもあるだろうけど、ベトナム航空国内線のビジネスクラスの扱いはこんなもんだと判断せざるを得ない。ベトナムのフラッグシップキャリヤとして国際線は結構頑張ってる印象だったんだがなぁ。

ひだり みぎ
非常にコンパクトな地方空港だが、荷物検査後にも一応の飲食店や土産物屋はあったりする。

ひだり みぎ
生ビールなんかも飲めたり。


せっかくなんで、ベトナム航空ラウンジにも立ち寄ってみる。期待はしてないけどね。


L字型になっていて奥は広々としているのだが、客は私一人で非常に閑散としてる。ソファは汚い&机も拭かれてないというクオリティーの低さが残念なラウンジだ。ラウンジの外は綺麗なのに…

ひだり みぎ
まぁベトナムの国内線ラウンジなんてこんなもん。


豆おこわに鶏肉おこわ。おこわ祭りでもやってるのかと思うくらい、おこわの数だけ充実してる。そして、ジェンガ風というか、皿の並べ方が特徴的。客がいないんだから無理してこんな沢山並べなくてもいいと思うんだが。


アルコールはサイゴンビールにダラットワインが置かれているが、残念なことにグラスが汚すぎてどんなオイシイお酒でも飲みたいと思えない。結局、ラウンジでは何を食べるでも飲むでもなく、搭乗時刻までひたすら読書。ラウンジの受付嬢も携帯でピコピコとゲームをしているし。ザ・東南アジアのラウンジといった感じ。

10分程滞在し、意外にも定刻通りに搭乗開始のアナウンスが入る。ゲートに行くと、前の便からの振替客の影響か、見る限りエコは満員御礼で、ビジネスクラスは私以外にビジネスマン風ベトナム人が3人。

最前列窓際席を確保。


うーん、この。古臭いんだよな、仕様もデザインも。 エコノミー席との仕切りもカーテン1枚だし。まぁA321のビジネスシートなんてどこもこんなもんなんかな。


さらばダナン。奇跡の定時出発で朝靄に包まれたダナンに別れを告げる。


ぐずついた天気だったけど、雲を突き抜けたらこの通り!

40分程度の単距離フライトなもんで、離陸後すぐに朝食が配給される。

しかしまあ、このサンドイッチ、いくらなんでもやっつけ仕事すぎだろwラウンジの残飯あり合わせをパンに乗っけてみました的な。パパイヤも硬っいし。淹れたてコーヒーが美味かったのが唯一の救いで、カフェインガバガバ摂取したった。


あっという間のサイゴン。

ひだり みぎ
やっぱりベトナムでは群を抜いた大都会だよなー。


お疲れ。ビジネスクラスは機体停止後すぐに専用のバンで移動できる。これくらいかな、国内線ビジネスクラスに乗るメリットとして感じたのは。


国内線ターミナル-国際線ターミナル間は移動が必要だけど、隣同士にあるので徒歩で5分程。ハノイのノイバイ空港みたいにシャトルバスを待つ必要もないし、徒歩移動の為の矢印もあるんで迷うことはありません。

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