プノンペンのナイトマーケットとカンダルマーケット

プノンペンナイトマーケットまでトゥクトゥクを走らせる予定が、カンボジア人民党の選挙キャンペーンで道路が封鎖されていたので、徒歩での移動を余儀なくされた。まぁプノンペン市街を探索する良い機会だとプラスに捉え、気の趣くままにウロウロとナイトマーケットを目指すことに。

ひだり みぎ

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プノンペンは、埃や排気ガスの多い街。バイクやトゥクトゥクに乗ろうものならメガネは汚れ、街を歩くと咳が止まらない。満足に舗装もされていない道にこれだけ多くの排気ガス垂れ流しモーターバイクが走っていれば当然か…

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人々はこの排気ガスの中で飯を食い、酒を飲み、生活していて、肺の方は大丈夫かと心配してやりたくなる。こんな汚染まみれの空気の中に生鮮品を扱うマーケットがあったりもする。

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ひだり みぎ
飯を作るのも買うのも食うのも、排気ガスをモクモクとスモッグを上げながら走るバイク・トゥクトゥクの走る直ぐ横で行われる。日本の食品衛生監視員が見たら卒倒しかねないレベルだ。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
物凄い人とモノとゴミの量に圧倒されつつも、市場の中に入ってみることに。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=J06e0mtCnA8[/youtube]
このローカル市場、名をカンダルマーケットと言うらしい。通り沿いに無造作に並べられたカゴやボールなどの入れ物に食材をぶっこみ、今晩のおかずを求めるジモッティーたちが測り買いをしています。なんとも生活感と活気に満ふれたマーケットだ。

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市場の中心にはトタン屋根の建屋がある。中は薄暗く、ゴミが散乱してとても市場とは思えない状態だ。

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ひだり みぎ
豪快に寝倒して携帯をいじったり、トランプに興じたり、縄跳びしたり、皆、和気あいあいに楽しんでいる。もしかしたら中は本当に市場ではなく、集合住宅か何かに彷徨いこんでしまったのかもしれない。何もかもがごっちゃごちゃに入り組んでいて迷路のようだ。

ふむ。国境からプノンペンの道中ではひたすら貧困ばかりが目に付いたカンボジアだが、ここプノンペン中心部は流石に首都だけあって、人・物で溢れ、活気がある。

市街地北部に位置するプノンペンナイトマーケットも人で賑わっている。こちらはリバーサイド北部のSt.106、108間の広場で週末限定(金曜・土曜・日曜)で開催されている。観光客向けの大量普及品を多く取り扱うのではなく、特産品の発掘・改良を通じて地域活性化を図る一村一品うんふぉう的な地域振興策として2007年から始められ、農村地域の雇用創出、潜在能力の育成を通して地域経済を活性化させていると聞いていたので、カンボジアの特産品を求めにやってきた。

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ナイトマーケットの入り口。

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中央には特設ステージがあり、それを挟むようにして長屋形式に小さな店舗が仮設テントの下に売り物を並べています。一村一品運動とは??なんだか中国やタイでも売られているような若者向け既製衣類品・装飾品ばかりが売られている。

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ステージの後方などの一部スペースには御座が敷かれており、周囲に屋台が出ていて青空食堂のような雰囲気になっています。肉団子にソーセージ、エビフライに竹輪、揚げ春巻きに生春巻き、麺など、食品メニューは中々の充実ぶり。

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捉えられたツバメ。金払ってこいつら解放させたら功徳詰めるぜ→金払ってツバメを逃がす→またツバメ捕まえて籠に入れるの永遠ループで元手かからぬおいしい商売。見てたら結構金払ってる奴いるもんなー。この商人のサクラかな。

暫し人間観察を楽しんだ後、18:40にはマーケットを離れ、PLAE PAKAA(カンボジア伝統芸能ショー?)開催場所の国立博物館へ向かうことに。この日はいぐさ製品などのカンボジア各地から集められた工芸品・特産品を探していたのですが、時間が早かったこともあってか、結局、一村一品」のカンボジア製品は見当たらなかった。やっぱりマーケットが盛り上がるのは20:00以降なのかな。


プノンペンナイトマーケット
場所:リバーサイド北部のSt.106、108間の広場
開催日:金曜~日曜 17:00~24:00前後
特設ステージのショーは19:00から催されるようです。

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