新小岩のラーメンの名店・麺屋一燈が香港に上陸

新小岩にあるラーメンの名店・麺屋一燈が香港に上陸したぞーなんて話を子耳に挟みましてね。ちょっと食べに行ってきました。


2018年2月オープン。香港のメディアにも「東京ナンバーワンラーメン香港初上陸!」として取り上げられている。確かに食べログのラーメン部門で全国一位に君臨(2019年3月現在)するラーメン界の大御所なので、東京ナンバーワンとの表現は決して誇張でもない。というか、日本ナンバーワンと宣伝しないあたり寧ろ控えめ。

では、行ってみよう。場所はハーバーシティー3階のLCX。

ラーメン屋とは思えぬ御上品な門構え。小岩店では行列ができるのも珍しくない程の人気ぶりだが、こちらは閑古鳥が鳴いていて、客よりスタッフの方が多いくらい。見るからに敷居が高そうだもんな。高級割烹料理屋みたい。


店内はカウンターのみの小岩店と異なり、広々としていて開放的。家賃の高い香港の中でも一等地にこれだけの面積を構えちゃって、ラーメン一本で勝負できるのだろうかと余計なお世話をしてしまう。

ひだり みぎ

しかも窓側席からはこの展望で、とてもラーメン屋とは思えぬ洗練された雰囲気となっている。

メニューはシンプル。

濃厚魚介のつけ麺、塩ラーメン、醤油ラーメンの三種類+期間限定の柚子ラーメンのみで、具材は標準、味玉、特製から選ぶことができる。値段が記載されていないのが怖すぎるところ。

ひだり みぎ
値段を聞くと、値段と写真付きメニューが配布された。一番安い標準塩ラーメンでHK$118(1,700円)、特製のつけ麺になるとHK$168(2,400円)という強気の価格設定。こりゃあ家賃がのっかってしまってるな。

参考までに、香港に複数店舗を経営するバリ馬のラーメンはHK$78~。

今回はもちろん一燈の看板メニューである濃厚魚介のつけ麺狙い。

標準は麺とスープだけという寂しすぎる内容なので、ここは奮発して特製をオーダーすることに。

日本では行列のできる名店であるが、ここは香港。客が5人しかいなかったこともあり、注文から10分ほどでお目当ての品がやってきた。


海を見ながら頂く日本最高峰のつけ麺。先ず見た目からして美しくて涎全開。

ツヤツヤして色合いの良い極太麺に、2種類の異なるチャーシュー、煮玉子、海苔がトッピングされている。

この麺がまたね。噛み締めた時の香りが実に良く、シコシコと噛めば噛むほど小麦の味が広がっていくナイスな麺。食べ始めたらシコシコが止まりません。

その麺に絡むスープは鶏白湯ベースの濃厚な魚介スープで、麺や具との調和が素晴らしい。

スープの中にはホウレンソウ、メンマ、白髪ねぎ、そして鶏団子が。この団子には柚子の実が練りこまれているらしく、これまた濃厚なスープに合いますこと。非常に濃厚でとろみのあるスープだが、濃厚ながらもクドさを感じさせないクリアな味わいで確かに旨い。飲んでると、心の中が浄化されていくような感じにすらなりますw

一杯2,400円のつけ麺とか自分の人生史上で最高値のつけ麺ですからね。つゆの最後の1滴まで飲み干して帰りました。
あとは、この値段が吉と出るか凶と出るか。こんな高級な物件を借りる必要があったのかなぁと個人的には思う。雰囲気的にも値段的にも、ラーメンにはもっと気軽さを求めたいですもん。

【麺屋一燈】

住所(中):尖沙咀広東道3-27号海港城海運大廈3階LCX 32号舖
住所(英):Shop 32, LCX, 3/F, Ocean Terminal, Harbour City, 3-27 Canton Road, Tsim Sha Tsui
電話:31023299
openrice:https://www.openrice.com/zh/hongkong/r-麵屋一燈-尖沙咀-日本菜-拉麵-r548967

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