インドネシア国立博物館

インドネシア国立博物館
入館料: RP 10,000 (≒100円) インドネシア人は RP 5,000
開館時間:08:30~14:30(火~木・日)/ 08:30~11:30(金)/ 08:30~13:30(土)
*月曜日休館
*毎週火曜日と毎月第一土曜日の10:30から日本語の無料ツアーが催されているようです。

国立博物館があからさまに外国人料金を設定してて笑いました。それにしてもこの短い開館時間…このせいでコタ地区にある美術館と海事博物館を放棄してきました。コタ地区からインドネシア国立博物館や独立記念塔・東南アジア最大のモスクであるイスティクラルモスクがある中心地区までの移動では渋滞に掴まってしまったのも誤算。タクシーに30分程乗っても料金はRP 26,000(260円)。 RP 50,000渡したら『thank you, bye bye』と言われてお釣りが返ってきませんでした(笑)

外観はパルテノン神殿を想起させるようなごっつい円柱の柱が印象的。
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入館してみると石造美術品の数に圧倒されます。
ひだり みぎ
ひだり みぎ

中でも目を引いたのがこいつ。
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無の境地に達しています。私が生涯で見た中で一番美しい石像と言っても過言ではない。

●インドネシア基本情報
インドネシアは17,000の国から成り、南北1,888Km、東西5,110Kmに渡る世界最大の島嶼国家です。赤道直下にあり温帯気候に属し、11月~4月が雨季、4月~10月にあたります。400の火山と10の河川と湖を有し、特にインドネシア西部の土地は肥沃で農業に適しており、農作物や自然鉱物が豊富。

一年の季節区分が春夏秋冬ではなく雨季と乾季っていうのは私には耐えられないだろうな。サンタはやはりショーツにビーサン姿で来るのだろうか。(インドネシアではキリスト教も容認されています)

●古代からの歴史
インドネシア列島の人類や動物は元々アジア大陸から渡来してきたと考えられています。動物は200万年前の鮮新世の終わり頃からインドネシア列島に南下し、我々人間の祖先もそれを追うように170万年前~70万年前に現ジャワ地帯に渡ってきました。先史時代の化石はインドネシアのソロ川河口付近で発見されています。その後、ホモサピエンスが4万年前~11万年前に、続いてモンゴロイドがジャワへ到達して住みつくようになります。

ホモエレクトスさん
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脳容量は950cc~1000cc程度で現生人類の約75%。彼らは遊牧民で、40万年~90万年前に狩猟・採集生活を送っていました。170cmクラスの体格の者も出てきたそうです。男は狩りに出て女は採集に専念するなど、分業社会が成り立っていたらしい。

20万年~30万年前のホモエレクトスさん
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一般的には川の周りの牧草地か洞窟に拠点を置きます。この頃になるとシグナルを送り合ってコミュニケーションを取って狩猟時にチームワークを発揮させたりもしちゃいます。脳は1100ccで、身長165cm~180cmだとさ。体格立派すぎだろう!!!現世のインドネシア人よりも遥かに大きいじゃないか!

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彼らは現在のインドネシア中部のブンガワンソロ地方に住みつきます。家族意識なども芽生え、葬式などの儀式も行われるようになります。家族の絆っていいですね。

人骨化石…
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1985年にバリ島で発見されました。1,800年~2,200年前の物と推測されます。本物らしいが…

インドネシアのフローレンス島で発見されたホモ・フローレシエンシスの頭蓋骨化石。多数見つかっている。
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12,000万年前まで存在していたとされるフローレシエンシス。大人でも身長が100cmしかなく、脳の容積はチンパンジーと同レベルの400ml程なのに石器を用いて狩りを行うなどの高度知能を示している。 原人(ホモエレクトス)なのか新人(ホモサピエンス)の小型化なのかは判然としていない。人類の進化=脳の巨大化というのが人類学の定説であり、こうした進んだ文化を持つ小型人類が発見されたことが物議を醸している。

その他にも…
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スカル…

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そしてスカル…これは石像の足の下です。ひょっとして『屍の上に生きる』という表現のルーツはこれ?

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こちらは現代のインドネシア人。東西文明の中継地点として揉まれてきたジャワ島。今では300の民族が共存、500以上の言語が話される多様文化な国家となっており、この博物館一階は様々な面を持つインドネシア文化を紹介しています。

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これは祭りごとに使われます。

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こんな感じで胸に着けて踊り狂います。

こちらはチャクラヌガラ王国のラストエンペラー。オランダ軍に敗れて捕えられてしまいます。
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正装でピシっと決めた御姿で像を造ってあげればよかったのに…

●住宅
始め洞窟に住んでいた人類は次第に木々や石、泥などを駆使して家を建て始めます。
ひだり みぎ
伝統的なジャワ人の村落。ヒンドゥー教・イスラム教が伝来する前の様子でしょうか。

●交通
人類の移動距離と経済規模が広がるにつれて交通手段が発達していきます。
ひだり みぎ

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ケツが痛くなりそうな座席である。

それにしても日曜日なのに14:30に閉館とか…追い出される前に退館して独立記念塔を目指します。

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コメント

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    >ぼれかさん
    インドネシアの男性諸君の身長、良くも悪くも小さいですよね~(苦笑)でも言われてみたら、南米とか東南アジアとか暑い国々の人達ってちっこい人多くて、スカンジナビアとか北米とか中国東北部とか寒い国地域の人達ってでかいですよね…同じ白人でも北欧の人は南欧(スペインやらポルトガル)より遥かにゴッツイような?暑さに適応するには小さいほうがよくて、熱帯地域では縮む=進化とか?なんか猛烈に人類学を勉強したくなりますね(笑)