やれれました!!!
ホーチミンの路上を歩いていると、笑顔の野郎たちに日本語で声をかけて来られる機会が多々あります。
『Hey! You! こんにちは! where are you going! どこ行く?』とシクロ(バイクタクシー)の運転手が英語と日本語を混ぜながら、しきりに話をかけてきます。私は最初は愛想良く笑顔で返してましたが、ベトナムでも場数を踏むうちに、次第にめんどくさくなり、無視をするようになりました。
こないだもお客さんとの会食前の時間潰しで外を散歩していると…
運『Hey You! こんにちは! where are you going!』
お決まりのパターンで来ましたよ。手でバッテンを作って要らない旨を伝える。
すると…
運『ニーハオ!!』
続けざまに
運『あにょはせよ!』
いや、別に言葉が分からなくて無視してるんじゃないですから!
向こうも生活がかかっているのであろう、しつこく1分くらい追いかけてきて肩まで掴まれました。
最後は
『女?マッサー?気持ちいいね~。○○○(放送禁止用語)』
と言われたりもします。危なすぎる。
『結構ですから!』と言って反対側の道路に渡ってシクロ運転手を撒く私。
すると
一難去ってまた一難。
今度は反対側の道で、ジュースの入れ物の入った天秤棒を肩に担いだ野郎に『こんにちは!どこ行く?』と声をかけられる。
『ちょっと向こうまで』と言うと、なぜかぴったり横について歩いてくる。
『重い。重い。』と汗だくの顔を拭いながら重労働ぶりをアピール。
しょうがない。ジュース一本くらい買うくらいなら危ない目にもあわないだろうと立ち止まると…
速攻で入れ物からココナッツと包丁を取り出してココナッツに穴をあける男。
ハイ!15万ドン!
ハイ!じゃねーよ!要るとも言ってないし。てか15万ドン(600円)て市場価格の10倍じゃねーかよ!
私が立ち止まってからものの数秒でココナッツに加工しやがった。『もう穴開けちゃったから買うしかないよ』的な立場にこっちを追い込む為であろう。有無も言わさぬ早業。達人芸。ただ、繰り返すが、私は『欲しい』など一言も口にしておらず、立ち止まっただけだ。
抗議すると『ワーワー』と甲高い声でベトナム語を使ってまくし立ててくる。仲間を召還したのか、野次馬が集まる。冗談じゃない。まだ夕方6時で陽はかなり明るいが、囲まれたら絶対に不利な状況だ。
納得いかないが危険回避の為にしぶしぶ15万ドンを払うと…
『ありがとっ』
ありがとっじゃねーよ!!!
こんなんだからベトナムは観光客のリピーター率ワースト1位なんだよ。仕事以外だったら絶対にこんなところ来ないと心に誓いました。皆様、笑顔で日本語を喋りかけてくる相手にはくれぐれも気を付けてください。私も日本語を話す相手にはついつい感情輸入しちゃうこともありますし、皆が皆悪意を持って接してくるわけじゃありませんが、ことベトナムにおいては危険すぎますので用心を!くれぐれも相手にしないのが一番です。
いや、オシャレでいいんですよ。でもお客さんのローカルスタッフの方に聞いたらやっぱり1万5千~2万ドンが相場だと。笑顔でぶんどってくる魂胆が許せません。
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>masahiro020さん
そうなんですよね…風情もあるし独特の亜洋折衷文化が醸成されてて良い国なんですよね…でも残念ながら観光客相手の露骨なぼったくりはベトナムの主要都市で行われているようです。フエは未だマシなようですが、ハノイは要注意です。タクシーで毎回同じルートをほぼ同じ時間メーターで走らせてるのに平気で値段が2倍になったりとか、法外なチップをしつこく要求してきたりとか。。。それでもやはり歴史好きにとっては一度は訪れるべき国だと思います。