宿泊記 シェラトンカサブランカ ネット上での悪評、実際は如何に

カサブランカでの滞在先はシェラトン(Sheraton Casablanca Hotel & Towers)。
1989年に建てられ、改装も2004年以来していないという古めかしいマリオット系列のホテルっすね。

避難轟轟の宿泊者レビューを見て、戦々恐々としながらもホテルへと向かいます。失礼で無能な従業員、不潔で異臭のする部屋。食べれるレベルにない食事…ほんとどんだけ宿泊客に嫌われてるんだ、とw


ホテルは旧市街近くの大通りに面していて、外観だけは思いのほか立派。もっと廃墟みたいなのを想像してましたけど、そこは流石に腐っても鯛。いや、腐ってもシェラトンか。

ひだり みぎ
利用客が通るのに世間話(?)を止めないおしゃべりなドアマンに衝撃を受けつつも館内に入ると、3階まで吹き抜けになった天井の高い空間が広がっていた。背の高いヤシの木やイスラムチックな巨大シャンデリアがぶら下がっていたりと、なんだか異国情緒たっぷりで良い感じだぞ。

ひだり みぎ
イスラムチックな幾何学模様など、マグリブのホテルらしくアラビアンなテイストたっぷりで実に味わい深いです。

評判と違って中々どうして悪くない…そう思いつつフロントに向かうと、ここからがもうね。まず、チェックインでは部屋やホテル施設の説明などなにもなく、笑顔でクレジットカードとルームキーを投げ渡されましたw 笑顔だから悪気はないというか、むしろそれが普通の対応なんでしょうが。表情とは裏腹の年配従業員の雑な態度に、いきなり度肝抜かれました。エジプト・インドと並んで世界三大ウザい国と称されるだけありますね…

これがレビューにあった“失礼で無能な従業員”か?少々不安に重いながら部屋へと向かうと、廊下にルームサービスが放置されてて不安増大。因みに、この食べ残しは夕方から翌朝10時まで放置されてました。

部屋:クラブキングルーム

ひだり みぎ
部屋はもっと酷いのを想像してたので、一応は許容範囲内。エアコンも効くしテレビも見れる。ただ、ベッドサイドのランプはどうやっても点かん。ランプの形をしたインテリアなのかな。


窓の外は大通りの渋滞ビュー。高層階ということもあってか、騒音は気になりませんでした。

ひだり みぎ

一人掛けソファのファブリックがシミだらけだったり、枕カバーが汚れていたりしてましたが、レビューにあった異臭はしなかっただけラッキーと思うことにします。

ひだり みぎ
セーフティーボックスやアイロンはあるけれど、バスローブやスリッパは無し。セーフティボックスの説明書が使い古されたものだったり、アイロンのコードも無造作に垂れ下がったままだったりと、基本、色々と雑です。これでも1万円強なんですけどね、一泊。シェラトンというブランドで運営している以上、モロッコだから仕方がないという言い訳は聞きたくありません。



蛇口から出る水は茶色いし臭いし…。レビューの異臭というのは、水のことを言ってたのだろうか。正直、シャワーを浴びるのも嫌になるレベルでした。


極めつけはドライヤーね。旧式の壁掛けタイプで、ゴォ~~ってロケットのような音を発する割には全然風が出てこなくて使えないという代物。隙間が多すぎて、送風口に到る前に風が漏れちゃってるんですよね、色んな所から。

良い点もありましてね。


でも、結局ポイントが入って来なかった。ポイントが入ってきてないとクレーム入れても、ポイントは既に加算されてる、と。それはウェルカムギフトで選択した1,000ポイントだって言ってるのに、「いや、それがMake a Green Choice」のポイントだ、と言い張るカスセン。じゃあウェルカムギフトのポイントはどこに行ったの?って追い詰めると音沙汰無くなったし。本当に意味が分からない。

シェラトンという看板付けて営業させてるのに、定期監査とかって無いんでしょうか。シェラトンなんだから流石にそこまで悪くないだろーなんて高を括ってたところもあったのですが、ネット上の噂に違わぬ実力をまざまざと見せつけられてしまいました。

クラブラウンジ

ひだり みぎ
館内マップみたら12階にクラブラウンジがあったので行ってみましたが、中には誰もいませんでした。

ひだり みぎ
完全セルフサービスなのでしょうか。

朝食:
ひだり みぎ
ひだり みぎ
翌朝、朝食の時間帯に再訪したら、ムスッとした豊満なアフリカ系の女性スタッフ様がいらっしゃいました。


疲れた体を引きずるように、のそのそっとラウンジへ。ノスノス(モロッコ式カフェオレ)ありますかとぶくぶくと肥えた不機嫌そうなモロッコ人女性スタッフにおずおずと尋ねてみると、自分で作れと冷たく言い放たれワイたじたじ。しぶしぶ自分で作ってだらだら飲む。

自分で作れw やっぱりセルフサービスだったのでしょうか。うわー、なんだよこれーと驚きましたが、私以外のゲストにも平等に無愛想なサービスを提供していることが分かったので妙に安心しましたw

イブニングカクテル:
ひだり みぎ

イブニングカクテル時にビールを頼んだら10分以上かかるし、蓋が付いたまま出てくるし、もう本当に色々と謎過ぎます、このホテル。

チェックアウト

確かにハードは古いわソフトも冴えないわで悪評に値するボツなホテルで、こりゃダメだわこのホテル…そう思ってタクシーに乗ろうとすると、最後の最後、9回裏二死の土壇場でベテランドアマンが魅せてくれました。

「あいつは信用ならない」とホテル前に泊まってたタクシーをこき下ろしたかと思うと、「タクシィィィー!」と雄叫びをあげながら道路の反対車線に全力ダッシュ。体を張ってタクシーを止めてくれた上に価格交渉までしてくれ満面の笑顔+サムズアップでお見送りという全力投球の仕事っぷりっを見せつけてくれました。これによりホテルに対する印象が一気に逆転。千両役者による起死回生の逆転満塁ホームランですわ。

【シェラトン・カサブランカ・ホテル&タワーズ – マリオット】

所在地:100 Avenue des FAR, Casablanca 20000
電話:+212 5224-39494

Related posts(関連記事):

宿泊記 ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション
この日はマレーシアのクアラルンプールで増えつつある中規模ブティックホテルの一つ、ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション(Hotel Stripes Kuala Lumpur, Autograph Collection)に泊まってみた。マリオットブランドの一つであるオートグラフコレクションということで、前に泊まった『ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール、オートグ...
ヤングでポップでちょっと残念なアロフト広州大学城 宿泊記 Guangzhou Aloft
SPGプラチナ修行で広州のアロフト&フォーポイント巡りの巻。 初日は広州大学城アロフト。その名の通り大学城にある。広州では最安値のSPGで、レッドホットプロモ中だったりするとRMB300代から泊まれる比較的修行僧のお財布に優しいホテルである。そんなアロフトへのチェックイン日、昼過ぎに流暢な英語を話すアロフトスタッフから電話がかかり、「何時に来ますか?」「禁煙席ご希望ですよね?」と質問攻めに遭...
タマディアホテル羽田 宿泊記 羽田空港利用の前泊後泊に
この日は翌日早朝にフライトが控えていたので羽田に前泊。気分転換で、いつものホテルJALシティ羽田ではなく、2016年3月18日に新しくオープンしたばかりというタマディアホテル羽田を利用してみることに。Tama Dear Hotel…住宅メーカーであるタマホームの完全子会社「タマホテルズ」が運営するビジネスホテルの記念すべき第1号店なんだと。 果たして、同社のCMでみのもんたの言う通り「タマホ...
インターコンチネンタル佛山 クラブフロア宿泊記
この日は待望のインターコンチネンタルホテル佛山(佛山保利洲際酒店)に泊まって、「これまでのホテルサービスの常識を超えた、洗練されたラグジュアリーとおもてなし(インタコホームページから引用)」を体験してきた。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); このホテル、何が良いってコスパが高いんですよ。コスパ...