広州ウェスティンで点心食べ放題@紅棉

広州二日目、今日が正月休暇の最終日だ。朝方に散歩だけして後はチェックアウトまでホテルでまったりと休むことにした。ランチも引き籠ってホテル内でテキトーに済ます。魔性のヘブンリーベッドの魅力に憑りつかれてしまったので、少しでも長くベッドで安らいでいたいのだ。このベッド、大枚はたいて買ったろか、とすら思ってる。

北島康介似の長身コンシェルジェにホテル内のランチベニューについて伺ったところ、ウェスティン広州でのホテルランチの選択肢はイタリアンと点心の2種類で、嬉しいことにいずれもSPG会員割引で15%の割引きが効く。イタリアンはホテル最上階(40階)にあるPregoというレストランで、前菜、主菜、スープ、デザートのセットメニューランチ+1ドリンクが週末料金でRMB108×15%となっている。40階なんで展望は良いだろう。一方の中華はホテル4階にあるスマートカジュアルな雰囲気の広東料理レストラン・紅棉。こちらはRMB128×15%で点心食べ放題。うーん、イタリアンって気分でもないしなぁ。点心食べ放題に行ったるか!

一人食べ放題なんていつぶりだろう。何だか無性に気合が入る。プールでひと泳ぎして、まだまだ11:00の開戦まで時間があったので、昨日とは違うコースに散歩して少しでもお腹を空かして決戦に備えよう。

ひだり みぎ

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高層ビル高層ビル高層ビル…凄いわ広州のど真ん中。見上げてばかりで首が痛くなる。

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街を歩いていて目につくのは中共宣伝部による「社会主義核心価値観」と銘打った派手目な洗脳ポスター。ものの30分程度の散歩で5枚も目にしたんで、相当大々的に喧伝してるのだろう。


こっちはもっと分かりやすい。「共産党好。社会主義好。改革開放好。」ポスターに視線を送らずに通り過ぎてく人ばかりだったが、中国人的にはこういったポスター見てどう思うんだか。


街角不動産屋も多く見かける。賃貸はまだ値打ち感があるが、おっ、これは!と思った100㎡前後の物件を買おうとすると平気で7-8千万円近くするようだ。バブルが弾けるぞ弾けるぞ!とその手の有識者が警鐘を鳴らして久しいが、未だに致命的な暴落も無く、日米欧のできなかった不動産バブルの鎮静化・不動産市場のソフトランディングに向けて色々と知恵を働かせて頑張ってる。


街中をブラブラしていたら尿意を催したので近場のレストランに緊急避難すると、トイレの扉にはPushとPullの両方の表示が…こういうのって誰か気にして直すってことはしないのだろうかといつも疑問に思い考えさせられるが、中国ではこんなものを気にしてたら生きていけんと毎回同じ結論が出る。

さてさて、ちょうどよく食欲が湧いてきたところで食べ放題の戦場となる紅棉に向かうことにしよう。
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高級感あふれる落ち着いたエントランス。


典型的な高級広東料理屋のイメージそのもの。一部はテーブルとテーブルの距離が非常に近くなっているので、隣に大声で話す大陸客が来たら不快になること必至。

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食べ放題メニューは「蒸し物」「焼き物」「お粥・腸粉」などテーマごとに分けられていて見やすくなっている。食べ放題とは言えど任点任吃(オーダー式)なので、その都度メニューに書き込んでオーダーする必要がある。

食べ放題料金には茶代は含まれていないので茶を頼めと何度も繰り返し言われたので、極品なんちゃら烏龍茶をオーダーする。点心食べ放題が僅かRMB128!!という触れ込みだが、一番安いお茶がRMB28なので、サービスチャージと合わせると結局はRMB180になってしまうというカラクリだ。まぁそれでも安いんですがね。先ずは手始めにお茶以外に5品をオーダー。

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竹茶盤に乗せられた極品烏龍茶がやってきた。茶杯が一口サイズなのでがぶ飲みはできないし、一口飲む度にウェイターがわざわざ来てぶっきら棒にお茶を注いでくれる。こっちとしてもウェイターとしても面倒くさいので、もう少し大きめの杯も用意して欲しいところ。


注文して10分後、上海スタイルの小籠包と子エビの擦り身と細かく刻まれたブロッコリーを包んだ餃子が先陣切ってやってきた。小籠包は噛んだ瞬間にアツアツの肉汁ドバー。火傷しそうになるが、美味いっす。創作料理っぽい何かの動物が模られた餃子も皮がモチモチしてて美味。一人で三個も要らねーよーと思いつつも完食。


続々と後続がやってきた!四宝焼売皇、BBQポークの腸粉、スカラップとチキンの粽。粽は一般的で驚くほど美味いって訳じゃなく、胃のスペースが勿体ないが、渋々平らげる。
腸粉は極薄のうるち米の皮のニュルッとした触感と濃すぎず薄すぎずの絶妙の味付けがたまらない逸品。四宝焼売皇もぷりぷりエビが乗って焼売としては上級で、ここまで粽以外は大満足。

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こいつらを一気にやっつけて追加3品とデザート1品をオーダー。「いやぁ食べますね。」なんて言われてしまう。そりゃあ食べますとも!食べ放題なんだから上品な御店だからって遠慮なくガツ食いしますわ。周りを見渡すとどんどんと団体客が入店し、エントランス付近のテーブルは殆どが埋まってしまう。ウェスティンの食べ放題ランチにしてはやっすいもんなー。

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紫芋とチーズのパイ、ブルーベリーのエッグタルト、ロブスタースープ(?)
紫芋とチーズのパイは大ヒット。外はサクッ、中はモチっとした触感とマッチングする上品な紫芋の風味であっという間にぺろりと3個平らげる。
エッグタルトはやっぱり本場マカオの方がレベルが高いと感じたがまぁ及第点レベル。ロブスタースープはどちらかといえばパンプキンの味がして想像とは違ったが、これはこれで深みのある味でまぁ美味い。


〆のデザートはメイフラワーと温かピーチのゼリー。これも想像とは全然違うスープスタイルで出てきてびっくりした。漢方薬の味がして味も想定外。飲めないことは無いが、好き嫌いが分かれるところだろう。ちょい残念だったのでケーキものか饅もののデザートを追加したかったが、ここらで胃がキャパオーバー。いくら食べても同じ値段という安心感からついつい突っ込みすぎたかな。これ以上は美味しく食べれないと判断し、お茶+9品でフィニッシュ。やっぱり点心は大勢で少しずつ食べるものなので単独での戦いは不利であるが、9品なら善戦した方か。

お味としては、やっぱり無難に王道の小籠包が優勝で、サクッサクでモチっモチの紫芋とチーズのパイが準優勝。ピーチゼリー以外は全体的にどの料理も食べやすくアレンジされてるな、との印象を受けました。会計を済ませ、RMB160のもとは十分に取ったかなという満足感と共に26階の部屋へと戻る。シャワーを浴び、ヘブンリーベッドで最後の至福の昼寝を楽しんで16:00にチェックアウト。家へと戻り、明日の仕事始めに備えることに。現実に引き戻される時間が来た。特に何やったって訳ではないが、ここ二日は十分に優雅なホテルライフを満喫することができたかな。明日からまた頑張ろう。
ウェスティン広州の週末ランチ情報。
【Prego(40階のイタリアン)】
ランチ内容:前菜、メイン、スープ、デザートのセットメニューランチ+1ドリンク
料金:RMB108×15%
営業時間:11:30-14:00
電話番号:020-2826-6968

【紅棉(4階の広東料理レストラン、紅綿じゃなく、紅棉ですので、くれぐれもお間違いなく)】
ランチ内容:点心食べ放題
料金:RMB128×15%(お茶代別)
営業時間:11:00-14:00(平日も食べ放題メニューがあるそうで、営業時間は11:30-14:00)
電話番号:020-2826-69666



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ウェスティン広州 ヘブンリーベッドで癒される/Westin Guangzhou

タイからの帰還ついでにウェスティン広州に2泊し、タイ旅行で溜まった体の垢をスッキリ洗い落として2015年の仕事始めに向けて完全リフレッシュを図ることに。広州ではシェラトンをお気に入りの定宿としているが、今回は無性にヘブンリーベッドに包まれたくなったので、初めてのウェスティン広州を選んでみた。シェラトンのスイートスリーパーも捨て難いが、ことベッドの寝心地に関してはヘブンリーベッドの方に軍配が上がるかと。真っ白でふかふかのマットレス&羽毛布団が体を包みこんでくれるような、まさに“ヘブンリー”な夢見心地を味わえ、リフレッシュにはもってこいだ。

立地条件も申し分ない。広東省随一のビジネス街・天河区の中心街に位置し、広州の摩天楼群や広州タワーが見渡せる位置にある。香港と広州を結ぶ鉄道の乗車駅「廣州東駅」へも徒歩5分だし、広州白雲空港からもMTRで乗り継ぎ無しに最寄り駅に移動できるので、タクシー要らずで移動費の節約も可能である。なんたって広州空港からはMTRで7元ですから。中国の地下鉄はお財布に優しいです。

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MTRの最寄り駅「林和西ステーション」を降りると、いきなり高層ビルに囲まれ驚かされる。

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そんな高層ビルが立ち並ぶオフィス街に位置するウェスティン。周囲の高層ビルにも負けない近代的なガラス張り高層ビルとなっている。

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客寄せを過ぎ、懐かしい感じのする回転扉でロビーへ。東京ドームの回転扉の様に強風による一撃を食らうことはない。

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このスタイリッシュなロビー、季節限定なのか、夜は妖しく光ります。
コンシェルジェや受付スタッフの英語は流暢で気さくな感じだが、女性陣は少し冷たく黙々と事務処理に励むタイプ。

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天井が高く設計されているものの比較的狭く、シーティングエリアも不十分。3人~4人がけのソファー1つ、1人用チェアが2つ用意されているのみで、先客大陸人に占拠されていて座ることができなかった。446室ある大型ホテルで僅か5-6人程度のシーティングというのは椅子取り合戦の難易度が高すぎる。


おっ、ヘブンリーベッドが販売されているではないですか。この贅沢でスタイリッシュなベッドのお値段ですが、込々のセットでRMB21,888(≒40万円 or 270,000スターポイント)だと。マットレスやリネンシーツなど、部分部分の単品販売もされている。雲の上で寝ているような極上の寝心地が約束されるなら高くも無いのかな。

チェックインは丁寧にテキパキと。2015年もゴールド会員へのウェルカムギフトは変わらずだったので、堅実に250スターポイントを選択。一つ誤算だったのは、SPGメンバーへの無料ネット接続解放は1月1日からではなく2月2日からになるとのこと。ネット無料解放、やっと来たかーって大喜びだったのに、2月2日からとか、なんでそんなに半端なんだ。

16:00までのレイトチェックアウトの申請も無事通り、今回宿泊する「リニューアルデラックスルーム」に通される。景色を楽しめる大きな窓がある為に開放感があり、ゆったりと寛げるスペースになっている。確かにシェラトンなどと比べると少々古い感は否めないが、落ち着いた色調のモダンインテリアでスタイリッシュにまとめられていて心が癒される。落ち着いた雰囲気のウェスティン広州にモダンでスタイリッシュなシェラトン。どちらもそれぞれの特徴・魅力がある。

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この安らぎの空間の中でひと際存在感を放つのはやはり真っ白でふかふかのヘブンリーベッド。理想の眠り追及してウェスティンホテルがUS$3000万を突っ込んでシモンズ社と共同開発したこだわりの逸品で、“雲の上の寝心地”なんて謳われてたりする。900もの独立したポケットコイルで構成されていて常に無理のない自然な寝心地を実現させてくれるマットレスをはじめ、純白のカバーで覆われたデュペ、5つの羽毛枕三層に織り込まれた滑らかな肌触りの高級リネンシーツ…究極の寝心地を追及して完成されたこのベッドは芸術の域にある。決して柔らか過ぎず、でも程よく体がベッドに沈み、まるで体がベッド全体に柔らかく温かく包まれているかのような不思議な安心感を感じる。思わずoh yeahなんて言ってしまう寝心地、これが雲の上に浮かんでいるという感覚なのか。湯舟に浸り、バスローブに包まれて布団に入ればそのまま速攻で熟睡。眠ったら最後、気が付くのは翌朝だ。昏睡かってくらい寝返りもほとんどせずに気持ち良く朝を迎えられる。


快眠の秘訣はこのマットレスにあり。下の段にスプリングが入っている上に、上の段にさらにコイルマットレスが重ねられた、ダブルクッションスタイルなんだから寝心地が良い訳だ。試しにウェスティンのオンラインストアで値段を調べると、6.5インチのキングで500,000円也。安くはないが、ベッドの上で費やす時間を考えたらベッドの質って大事だなーって思うしな。まぁ日本に本帰国した時に考えよう。

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部屋は落ち着いたカラーの家具をベースに、ポイントとなるクッションや柔らかなクロームライトの照明など、デザインはどこまでもシック。広々とした執務用デスクに備えられたハーマンミラーのアーロンチェアも人口工学に基づいて設計されてるだけあって座り心地良し。有料のはずのwifiも何故だかパスワード入力無く使えて仕事が捗ります。

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水回り。大理石造りで清潔感あふれるバスルームスペースも高感度大。ベッドルームとはスライド開閉式のガラス窓で仕切られているので、仕切りを開けていれば湯舟に浸かりつつ、ベッドルームのテレビはもとより大きな窓の向こうに広がる広州の摩天楼群まで見渡し贅沢なバスタイムを味わうことができる。


もちろん、プライバシーを確保したい場合はスライドドアを閉めればおk。この設計はナイスアイディア。バスタブも深さ長さ共に十分だし、水も変に濁ったりしていない。

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独立したレインフォレストシャワーブースも有り。水圧も抜群です。個人的には水回りの設計がかなり気に入った。

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ヘブンリースパのアメニティがある他、マウスウォッシュ、ソーイングキット、シェービングキット、洗剤、バスソルト、スポンジなどは頼めば持ってきてくれる。

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風呂に入る前にカーテンを開けてみると、広州の摩天楼ビューが一面に!でも靄がなー。シェラトン東莞も酷かったがモヤモヤの度合いでは広州も負けてない。

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夕焼けも台無しだ。

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朝はまだマシなのかな。日曜日にヘブンリーベッドでの快眠から目覚めると、モヤモヤが気持ち程度和らいでいた。

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今回は結局使う機会は無かったが、ドリップコーヒーを楽しめるコーヒーメーカーが備え付けられているのも地味に嬉しい。

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続いてプールに行ってみると、見事に私一人の貸し切りだ。冬の間は屋外プールがクローズとなっているので室内プールのみ。ジャグジーもあり水深も1.5mと十分なのは良いが、縦に15mで幅も狭いため、他の宿泊客と共用になったらキツイかと思う。

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屋外プールは世界で11番目に高い中信広場などの高層ビルを間近に見上げられ、都会のオアシスのような空間になっている。

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ジムは余り力を入れてないようで全くダメ。客室一室分くらい?とにかく狭すぎる。

全体的にはこれで1万円台なら全然あり。今回の滞在では客先との付き合いも無かったので自由にブラブラ、広州を楽しみながら体力の完全リチャージに成功した。
初日はホテル近辺を探索したり、太古会まで歩いてドイツのビールを楽しんでみたり。
二日目はSPGゴールドの威力を発揮し16:00までチェックアウトを遅らせてもらったので、ギリギリまでホテルステイを満喫。ホテルの内の中華料理屋・紅棉で点心の食べ放題ランチを楽しみ、部屋に戻って風呂浴びてからヘブンリーベッドで最後の昼寝…危うく16:00のチェックアウトに遅れるとこだった。やっぱりヘブンリーベッドは良いですわ。ウェスティン株が上がりました。シェラトンもウェスティンもタクシーでワンメーターの距離にあるし、ゴールドの防衛がやばくなりそうだったらシェラトン⇔ウェスティンの往復で効率良くSPG修行するのもアリかもしれんな。

ウェスティン広州 The Westin Guangzhou 广州天誉威斯汀酒店





住所:広州市天河区林和中路6号
電話:020-28866868
SPGカテゴリー:4



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シェラトン東莞ホテル宿泊記/Sheraton Dongguan Hotel

今年も飲み会の季節がやってきた。今週は飲み飲み飲みと酒の席が続いており、今日もアウェーの地・東莞で忘年会に参加するためにシェラトン東莞ホテルに宿泊することに。既に肝臓が悲鳴を上げているが、追い打ちをかけるように来週はベトナムとタイで忘年会ラッシュ。そろそろ肝臓の悲鳴が聞こえてきそうだが、当地での飲みの席では容赦無い。次から次へと一気飲みの「干杯」を求められ、楽しむというよりはどちらが多く飲めるかの競技になってくるので、体がいくつあっても足りなくなる。踏ん張りどころだ。

さて、今回は東莞・厚街での飲み会に参加する為、厚街の中心地にあるシェラトン東莞ホテルに宿泊した。香港とを結ぶ長距離バスの停留所にもなってるし、虎門や長安へのアクセスも良し。何より雑然とした東莞の街の中でほっと一息つける素敵なホテルであり、東莞シェラトンには去年から随分とお世話になっている。

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今年の頭に実施された売春拠点壊滅作戦の影響か、どうも街の最盛時の賑やかさが無くなってしまった印象を受ける。今宵は忘年会→カラオケのコースで2次会までで締められるかな。


混沌とした東莞の街中にあってシェラトンはエントランスも小奇麗で、ここに来るとなんとなく安心感を覚える。香港市内へ一日9便(土日は10便、片道100元、往復160元)、香港国際空港も07:00-19:00の間に一日9便(片道180元、往復340元)のバスがシェラトン東莞ホテルから出ているので便利だし、25km離れた虎門フェリーターミナル経由でも香港へ移動できる。今回はグランドメルキュール厚街と迷ったが、明日は長距離バスで香港国際空港へと移動、CX765にてサイゴンへと向かうので、香港への移動の便利さも考えてシェラトンにした。


むちゃくちゃ高い天井の開放感あふれるロビーは早くもクリスマスモードで、ド派手なクリスマスツリーがロビー中央にデーンと鎮座。

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ピカッピカに磨かれた床に堂々と立つエキゾチックな雰囲気のパームツリーや噴水が、くつぎの空間を演出する。東莞の街自体に見るべきところ・行くべき観光地は少ないのでビジネス目的の宿泊者ばかりで静かだし、厚街では間違いなく最高の空間の一つ。


SPGメンバーにはウェルカムドリンクが付くのもポイント高し。

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ロビーにあるピアノバー「RENZO」のラウンジで古典的な弦楽バンドの音に耳を傾けながら、ご当地ビールを一杯。


そして、エレベーターで11階へ。


今回の部屋はデラックスキング。このフカフカで寝心地の良いベッドとリネンがあれば部屋は何でもいい。中国って岩みたいなやたら固いベッドが多いので、この寝心地最高のベッドが一番のリピート要因。

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窓の外に広がるのは猥雑な東莞市の街並みと光化学スモックでモヤモヤになった空。美しい都会の風景を~~なんて謳っているが、ドンヨリとしていてお世辞にも気持ちの良い見晴らしとは言えないどころか、寧ろ外のドンヨリとした空気を眺めていると陰鬱になってくる。まぁこればっかしは場所柄仕方が無いと諦める。

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水回りも悪くない。十分な大きさの浴槽に独立したシャワーブース有り。

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シェラトン東莞ホテルのオリジナルコルク抜き、持って帰っちゃだめだよなー。右の写真のレトルトカレーの復路みたいなのはコロンビア“風味”のドリップコーヒー。二袋あるが、コーヒーカップは中国のスープを飲むような深いカップかワイングラスのみ。

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ステーショナリー。

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スターポイントを使って色々な特典と交換できるようだ。シェラトンクラブプランへのアップデート(1500ポイント)がお値打ちか。


プールは野外にあるので冬はキツイし、冬の雨の日に泳ぐなどもっての外。プールの隣にあるフィットネスセンターはトレッドミル、ステアマスター、ウェイトトレーニング機器など最低限の機器は完備。

2階には日本食屋・石彩もあるが、えらい不味い似非日本食屋とのことで、今晩は客先とは別の場所で食事。そして、食後は勢いで長安まで繰り出すことに。先に言ってくれれば長安で宿取ったのにさ…

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翌朝。朝から外はスモッグで霞んでいる。


朝食。

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炒麺やお粥、餃子に蒸かし芋、焼売、豆乳などの中華セレクションが目立つ。

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プレッツェルはゴム食ってるみたいで不味かった。

食後はバスの時間まで近所を散歩することに。

ホテル前の大通り。至る所で工事をして車線を減らしているので、渋滞がひどい。

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一本脇道に入ったらこんな感じ。悪臭が立ち込める。

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シェラトンの裏側は瓦礫の山。この寒い中、半裸で鶴橋を振りかざして工事する集団がいたり、人目もはばからず木に向かって立ち小便する大の大人がいたりとカオスな感じ。


そして、やたらに目立つのは性病の広告。「梅毒」とか「小便刺痛」「皮膚痛痒」「尿道○○」みたいな文字が躍る広告が至る所にペタペタと貼られている。以前は売春婦の巣窟とまで呼ばれた街だけあって性病が蔓延しているのか。


更に進むと東莞名物のメタリック色した川に行く手を阻まれたので、引き返して市街地の方へと向かう。

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シェラトンの向かい側に建つのはHJインターナショナルホテル。一応は5つ星だが、ハードもソフトもシェラトンが上。

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Hjインターナショナルホテルの前を左折した先の歩道に広がっているのは占い屋の商売道具。50mくらいズラーッと並んでいて、前を歩くと人相の悪い占い師から声をかけられる。

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こんなん誰が頼むんだよーって思ってたら結構人気のようで、真剣な眼差しで占いを受ける者、多数。占い師はドレスコードでもあるのだろうか、皆さん黒ずくめで帽子を被っているが、無職のおじさんが怪しげな中国語と口から出まかせを武器に小銭を稼いでいるようにしか見えない。

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こちらは最近人気の「ユニクロ+ダイソー÷2」といった感じの10元均一店、その名もメイソウ。そして中国の携帯市場を席巻中の新興携帯電話メーカー小米。2010年の設立から僅か4年足らずで中国市場に於いてApple、Samsungを抜いてトップシェアとなったブランドだ。新製品は年間1機種のみと絞り込み、大量生産することでコストを削減。アップルの半値近い廉価戦略であっという間に市場を席巻した。

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こちらはAppleのAuthorized Retailer。なんとiphone6Sを販売してる!6プ Plusのことかなぁ。でも正規店なら6 Plusって書くよなー。iphone6S販売してるのかと問い合わせたら、「本物の正規品ですよ。まぁ中に入って見てみてください。」と。「iphone6Sってもう販売されてるんでしたっけ?iphone6 Plusのことですか?」と聞くと、「本物の正規品ですよ。まぁ中に入って見てみてください。」と。。。店に入るのは面倒なことになりそうだったので、ホテルに戻り、チェックアウトの準備を整える。

午後はサイゴンへ移動、Park Hyatt Saigonに4泊する予定となっている。

シェラトン東莞ホテル/Sheraton Dongguan





住所:S256 Provincial Highway Houjie Town, Dongguan, Guandong.(広東省東莞市厚街鎮 107国道莞太段 )
電話: (86)(769) 8598 8888
ファックス: (86)(769) 8590 8888
SPGカテゴリー:2



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シェラトン香港ホテル&タワーズ宿泊記/Sheraton Hongkong Hotel and Towers

明日の朝一で尖沙咀で用事がある為、今日はヴィクトリアハーバー沿いに建つ九龍側の定宿・シェラトン香港ホテル&タワーズに泊まることに。定宿といっても最近は専ら香港島側に宿泊していたので、シェラトンはかれこれ1年ぶりになるのだが、どうやらまーた宿泊費が上がっているようだ…新しく改装されたとはいえ、ベストギャランティーレートでハーバービューキングがHK$2,640(≒JP¥40,000)とは強気な価格設定にも思えるが、それでも場所と寝心地を考えるとシェラトンを選択せざるを得ない。とにかく香港は他も軒並み高すぎるのだ。

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香港で最も有名な繁華街ゴールデンマイルと呼ばれる”ネイザンロード”の最南端に位置し、ショッピングにもエンターテイメントにも抜群の立地条件。香港の夜景に輝く光と音のショー・シンフォニーオブライツを楽しめるプロムナードもホテルのすぐ目の前だし、ショッピング、グルメ、スターフェリー乗船など香港らしさを思う存分味わうことができる便利なロケーションで、初香港の方々にもお勧めできる。


エントランス。地層はショッピングアーケードになっていてレセプションは日本でいうところの2階にある為、ロビーにいるのは宿泊客中心となり安心感がある。

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クリスマスソングにクリスマスツリー。ロビーは早くもクリスマスモードじゃないですか。人肌さみしくなる季節ですな。

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優雅な螺旋階段で二階へ。

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こちらが今回泊まる14階のハーバービューキングベッド。今年改装されてカーペットが張り替えられたり水回りも作り直されている。アースカラーの落ち着いた雰囲気は上品で◎だし、ベッドの寝心地も快適そのもの。ネットが有料なのが残念なところか。至る所でwifiビュンビュンな香港なので無料wifiもつながるかと思ったら全然全然。たまーにインターコンチネンタルのfiwiシグナルが入るくらいだったので、部屋でネットつなげるにはお金を払うしか無さそう。

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特筆すべきはウォークインシャワー。設備自体は至極普通だが、バスとシャワールームとが完全に一体化していて扉で仕切ることが可能なので、バス+洗い場があるような広々とした造りになっている。そして、化粧台の前はガラスの壁になっていてシャワーを浴びながらにしてビクトリア湾も眺められる贅沢な設計。シェラトン香港は1974年築と古いホテルではあるが、改装が大変な水回りをここまで徹底して造り直したのは素晴らしい。


そして何といってもシェラトンの売りはハーバービューの眺め。 眺望の良さについては九龍サイドでも屈指かと思う。この展望が癖になり、シェラトンに泊まる際には毎回ハーバービューの部屋を取っている。

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ハーバーのすぐ横に建つインターコンチネンタル香港や香港藝術館、香港文化中心香港などが視界には入るが気にはならない。摩天楼の最も賑やかな部分は陰りなく見えるし、実際見るとそんなことよりも対岸の香港島のビル群に目を見張るので、ちょちょいと邪魔な建物があったりしても気にならないものだ。


昼はビクトリアハーバーの海、夜は100万ドルの夜景思う存分堪能できる。音が聞こえないので臨場感には欠けてしまうが、勿論シンフォニーオブライツだって部屋から鑑賞。可能。パンツ一丁でビール飲みながら眺めていても誰にも文句は言われない(はずです)。

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こちらは屋上にあるプール。狭いながらも日光浴にぴったりのサンデッキとスナックバーも完備。

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ジャグジーもある。

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夜の食事はホテル二階の天宝閣(セレスティアルコート)で済ますことに。コンシェルジェ曰く、天国の庭という名前にふさわしい優雅な雰囲気で長い伝統に磨き抜かれた高級中華が楽しめるとのこと。エントランスから店内へのアプローチはゴージャスで期待が持てる。


が、しかしだ。肝心のダイニングはだだっ広い大箱店となっている。ウッドパネル、シルクの壁、中国画などにより高級感を漂わせようと頑張ってはいるが、大陸からの家族連れのせいで大衆中華食堂のような雰囲気に成り下がってしまった。残念の極みである。


6種類のウーロン茶や2種類の鉄観音茶、3種類の龍井茶など、旬の食材を使った本格的な中国料理に合う種類豊富な中国茶を楽しむことが出来る。こちらは初めて口にする20年物のプーアル茶(HK$128)。嫌味がなく深い味わいで、どんな料理にも合う万能茶。よくぞまあ20年も成熟させましたわ。

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メニューは広東料理や海鮮系が中心。とりあず前菜として蒸し海老水晶餃子(HK$58)に生蟹身とチーズの甲羅詰め(HK$178)をオーダー。何かの受賞料理らしい。


メインは「鶏、食用蛙、トリュフ、各種キノコ、ピーマンの土鍋料理(HK$268)」これは完全に失敗した。好き嫌いあるだろうが、小生にはちょっと味が濃すぎた。中華は大勢で沢山頼んで多くのメニューを少しずつ突っつくのが食べ方の正解であり、一人で来るとメインが一つくらいしか頼めないし、その唯一のメインを外してしまった時のガッカリ感と言ったらもう…

ディナーは外れたが、気を取り直して最上階18階のスカイラウンジへと向かう。

スカイラウンジからはハーバービューの夜景がきれいに見えるので、少し安めのシティービュー側の部屋にして抑えた宿泊費でスカイラウンジから夜景を楽しむのもアリかと。

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普段は最高のビューに最高の雰囲気が楽しめるのだが、今日は日本人のオジサマ軍団が大声で騒いでいて辟易。誰かさんが帰任になるとか何とかで空気を読まずにバカ騒ぎ。楽しむのは大いに結構だが、騒ぐのであれば居酒屋にでも行ったらどうだろう。

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左からDaiquiri(HK$148)、Sparkling Punch(HK$205)、Sky Lounge Mojito(HK$148)。ディナーを外した悔しさをぶつけて3杯も飲んでしまった。

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一部カクテルメニュー。騒いでいた酒呑童子もいなくなってからはいつもの洗練されたラウンジへと復活。香港内のラウンジでも指折りの居心地の良さだと思うし、一日を締めくくるには最適な場所。リフレッシュしたし明日からまた頑張れそうだ。今週は金曜日にシェラトン東莞にも宿泊予定。SPG修行の追い込みって訳ではないけれど、たまたまシェラトンが続きます。

シェラトン香港ホテル&タワーズ/香港喜来登酒店 Sheraton Hong Kong Hotel Towers





住所:香港 九龙彌敦道20号 20 Nathan Road, Kowloon, Hong Kong
TEL: +852 2369 1111
FAX: +852 2739 8707
SPGカテゴリー: 5



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