成田からフィンエアーのA350でヘルシンキへと飛び、フィンランドに入国することなくロシアのサンクトペテルブルへとトランジット。
ヘルシンキ空港のフィンエアーラウンジはシェンゲン協定加盟国エリアとシェンゲン協定非加盟国エリアの2か所にあり、シェンゲン協定加盟国へ向かう者は前者を、非加盟国へと飛ぶ場合は後者のラウンジを利用することになる。今回のワイの目的地であるロシアはシェンゲン協定に加盟しているわけもなく、今回はシェンゲン協定非加盟国エリアのラウンジへと向かう。
改装でクローズする前にギリギリで利用することができた。
そういや改装ももうすぐ終わる頃かな。フィンエアープラチナウイングとして名前も新たに生まれ変わるらしい。
フィンエアーの最新ラウンジサービスについての情報はこちらをご確認ください:
機内ではあれだけ楽しませてくれたフィンエアーだが、ラウンジのエントランスは意外と質素。受付に向かって右側がビジネスクラス、左側がファーストクラス用のプレミアムラウンジと分かれていて、今回はJALのダイヤモンドパワーで左側に通される。
プレミアムラウンジは122席のキャパで、若干手狭な印象。それでもワイが着いたときはガラガラだったが、成田行きフィンエアー(16:55)・関空行きフィンエアー(17:20発)・名古屋行きフィンエアー(17:25発)・成田行き日本航空(17:35発)の出発前は日本人ビジネスマンで一気に溢れ返ってびっくりした。ヨーロッパの各マイナー都市に出張する場合はやっぱりヘルシンキ経由が人気なんだな。ビジネスクラスでも安いし。
ラウンジ内はいかにも北欧といったスタイリッシュなインテリアでまとめられていて、セクシーな雰囲気。
スケスケのカーテンで仕切られたりしてて、なんだかエロい(褒めてる)。
オーロラのように照明の色が変わってストリップみたいな雰囲気だし(褒めてる)。
そして、ここでも大活躍のマリメッコとイッタラ。インテリアは北欧ブランドの物が中心で、ラウンジの設計自体もフィンランドの企業「dSign Vertti Kivi & Co社」が手掛けているそうだ。無機質な待合室みたいなラウンジも多い中、地元の特色を全面に出した設計で好感が持てます。
そして、最大の驚きはこちら。フィンランド式サウナ。いくらフィンランドがサウナ発祥の地だからといって、空港のラウンジにサウナがあるとは思わないじゃないっすかw 香港のキャセイラウンジでお風呂入れるーなんて驚いていてはダメです。世界は広く、サウナに入れるラウンジもあるのです。*画像はフィンエアー公式ホームページから借用。
しかも男女混浴というね。
しかものしかもで、サウナ付きのラウンジがオープンした際のCNNの報道では、「裸で楽しむのが通常の流儀となっている。」と紹介されている。
これはひょっとしたらひょっとするぞ。カモン北欧美女!と邪な気持ちでサウナに乗り込むも、残念ながら美女は現れず。まぁ現実はそんなものでしょう。あと、美女がいないだけでなく、水風呂もありませんでしたね。
バスアメニティも勿論フィンランド製で、汗を出した後はシャワーの冷たい水でさっぱりと。いやー、まさかラウンジでがっつりとしたサウナがあるとは思いもしませんでしたw
改装完了後のフィンエアープラチナウイングでもサウナサービスは継続されるみたいなので、こちらに立ち寄られる方、飯も良いけどフィンランド式のサウナも是非お楽しみください。
サウナとシャワーで成田からのロングフライトの疲れを吹っ飛ばした後は、アルコールを摂取。汗をかいた分、アルコールで水分補給しますw
機内と同様にワインが充実。フィンエアーのビジネスクラスで飲めるワインは大体揃ってました。
なんだったらワインだってサーバーで出しちゃいますなんだったらんで、ビール感覚でぐびぐびいけちゃいます。ビールもタップで3種類揃っている他、地元のクラフトビールも用意されてます。
フィンランド産スピリッツをベースにしたカクテルドリンクも豊富。がっつりとフィンランドの酒を楽しめます。
食事の方は冷菜がメインで大した物は無かったけど、機内であれだけ餌を与えられたので腹は減ってない。リフレッシュできたし、美味い酒も飲めたし、あとはロシアに向けて飛び立つだけだ。
フィンランドの酒あり、バスアメニティあり、サウナあり、ムーミンあり、マリメッコとイッタラあり。あとサンタクロースとトナカイくらいだろ、フィンランド要素で欠けてるのは。フィンランド色全開で、フィンランドに入国せずともフィンランド体験をさせてくれるヘルシンキ空港のフィンエアープレミアムラウンジ、非常に良かったっす。